本日もツバメ君をクリック!
昨日は営業課N氏依頼の物件調査で栃木県の那須塩原市まで行ってきました。
調査対象はN氏が担当しているアパートの大家さんが40年前に購入してそのまま放置してある別荘地だそうです・・・
わかっている情報は地番と売買時の測量図、東京電力の電柱使用料の確認書です。
「だいたい場所は検討ついたし、公図と謄本はネットで出したから現地確認と法令制限調べるの手伝って」
そんな感じでお願いしてきたので軽く引き受けたのですが・・・
まず初めに、地番と住居表示が同じ地域だとわかったので、カーナビの案内で現地へ行くことにしました。
まぁ想像していましたが、建物が無い原野だとカーナビで正確な位置は表示されません。
「該当する住所がありませんので周辺の地図を表示します」
と、ナビに言われて到着した場所は見渡す限りの水田・・・
絶対にこの場所じゃ無いと思い、次に頼ったのがiPhoneの地図。
グーグルマップにGPSが付いているので結構頼りになります。
ソフトバンクの電波環境も改善されていてバッチリ案内してくれました。
が、意外と良い場所だし、40年放置にしては手入れがされている感じがします。
iPhoneの地図も住所がピンポイントでわかる訳ではなく、カーナビで言う周辺の場所かと思われます。
いまいち、怪しかったので周辺に立っている電柱の番号を確認しました。
地主さんが持っていた東京電力からの電柱使用料通知書によると電柱番号が 「高阿津 460番」 となっています。
が、周辺にある電柱は「千本松 ○○○番」
・・・
やっぱり違ってます
周辺の地図が欲しかったのですが、目印が無い場所なのでグーグルの地図では限界です。
で、思いついたのがセブンイレブンのネットプリント住宅地図サービス。
さっそく、iPhoneでネットプリントのサイトにアクセスして該当の住所を入力。
最寄りのセブンでプリントアウトしようと思ったのですが、iPhoneでは、最終確認である「地図を表示して確認する」の画面が仕様上表示できません
諦める訳には行きません。
WIMAX内臓のノートPCでアクセスしようと思いましたが圏外で繋がりません。
繋がる通信機器はiPhoneだけ・・・
で、iPhoneから会社のパソコンをリモートでコントロールできることを思い出しました。
TeamViewerと言うリモートアプリが会社のパソコンに入れてあります。
これがあれば、iPhoneから会社のパソコンでも家のパソコンでも操作できるんです。
iPhoneから会社のPC経由でネットプリントにアクセスして近所のセブンで住宅地図をプリントアウトしました。
300円掛かりますが、便利になったものです。
そして、住宅地図とN氏が用意していた公図から物件の位置を割り出そうと思ったのですが・・・
クマ 「この公図さ、対象の地番の部分が表示されてないんだけど?」
N氏 「これしか出なかったんだよね」
←中心部に「イ」と表示されている部分があって、欄外に該当する地番9筆を含む想定2000平米以上の筆が文字だけで省略表示されていました。
クマ 「こんな大きな土地で省略されるかなぁ」
N氏 「ネットで取ったからかなぁ・・・」
で、いくら見比べても住宅地図と合致しないので車で40分離れた法務局へ行ってきました。
法務局で、住宅地図に地番がふられているブルーマップを見せて欲しいとお願いしましたが、この地域のブルーマップは無いとのこと・・・
法務局の方に、ネットで取った地図を見せて省略してある部分の公図をお願いしてみました。
結果は「これ以上細かいのは無い」との事でした。
クマ 「そんな事言われたの初めてなんですけど、本当に無いんですか?」
担当 「ここら辺は山の中ですから、そういうのもあるんですよ」
なんかビックリしましたが、ここまで来て諦める訳には行きません。
更に車で50分離れた市役所の税務課に行ってみました。
町村合併とかあって公共施設がすごい距離の位置に点在してます
税務課で、同じ質問をしてみました。
担当 「法務局が持ってる地図と全く同じだからお持ちの地図以上のは無いです」
クマ 「えっ〜 現地の確認とかしないで課税するんですか?」
担当 「そうですよ、建物なら確認するけど土地なんて登記簿の通りの面積で課税するだけですよ」
まぁ言われてみればその通りだし、原野とか山とか広すぎて確認なんてできません。
今まで、自分が売買した物件では、場所がわからないなんて無かったのでショックです。
ここで、諦めて帰ってしまっては地主さんにも会社の同僚にもブログの読者の皆さんにも恥ずかしいです・・・
この段階で午後3時を回っていましたが、午前中に電話して折り返し待ちになっていた東京電力さんの電柱担当から電話が掛かってきました。
東電 「高阿津 460番の電柱をお探しとのことで」
クマ 「はい、その電柱番号のある物件を探してるんです」
東電 「現地はどこら辺まで場所がわかりました?」
クマ 「iPhone の地図で表示された場所に立ってた電柱が千本松○○○の番号だったんです」
東電 「う〜ん そこは近いけどもっと森の中だなぁ」
クマ 「何か、確実にわかる目印までナビで行きますので教えて下さい」
と、言って物件の近所にある民家の住所を教えてもらいました。
民家についてから再度東電さんに電話。
クマ 「○○さん宅の前につきましたのでサポートお願いします」
東電 「では、電線に沿って電柱の本数で15本先まで進んで下さい」
電柱15本目とかで道案内されるなんて初体験ですが、ちょっと感動です
東電 「15本目まではたどり着けると思いますので15本目に着いたら電話して下さい」
で、15本目の電柱は、水田と畑の向こう側にありました。
当然車では行けない場所です。
長靴持ってきて良かったです。
自分は、上着も持ってきたので、かなり暑い格好になりました。
N氏は長靴は持ってきたのですが、上が半袖。
護身用のスズメバチジェットだけは手放せません。
奥に見える電柱目指して進みます。
そう言えば、すごい昔にコンパスと地図を使ってオリエンテーリングやった事を思い出しました。
今回の物件調査も似たような感じです。
15本目の電柱に到着。
東電さんに電話しました。
クマ 「やっと15本目の電柱に着きました」
東電 「そこから先って山の中ですよね?」
クマ 「はい、電線の向かう方向に全く道がないです」
東電 「ですよね、そこから電線たどるか、グル〜っと回って道があるとこまで行くかですね」
炎天下で、虫だらけの原野を歩いてきて、更に森の中を探検するってのは・・・
「位置だけ覚えて車で行こう」
と、言うことで車輪の跡が何となくある林道を車でゆっくり走ってみましたが、どうしても先ほど見た電線にたどり着けません。
日が暮れてしまったら絶対に現地確認などできなくなります。
1時間近く迷ってようやく先ほど見た電柱の先にある線が発見できました。
日が暮れる前に発見できて良かった・・・
目的地である16本目の電柱です。
電柱番号も有っていますので、この電柱が立っている敷地が売却希望地に間違い無いです。
が・・・
この写真が一番映りが良かったのですが、こんな感じで500坪。
買ってくれる理由が思い浮かばないのですが、今回依頼された大家さんに現状の報告して考えてもらいます。
ちなみに、この物件40年前にデパートの即売会で購入されたそうですので、原野商法だったような気がします。
同じ林道の続きのところに別荘らしき家が3軒ほど建っていたので、建物が建てられるような気がしますが、市役所の都市計画課に行く前に日が暮れちゃいました。
この物件、販売するか更に放置するのかはオーナーさん次第ですが、もう一度現地に行く自信はありません
物件調査としては最低でしたが、素晴らしい思い出になりました
さて、本日は午前中が解約立会2件。
午後が、古家売買の件で都内の大家さんを訪問してきます。
こちらの件も物語が始まりそうな予感がしてます。
ではまた
←今日も忙しい1日になりそうです。
昨日は営業課N氏依頼の物件調査で栃木県の那須塩原市まで行ってきました。
調査対象はN氏が担当しているアパートの大家さんが40年前に購入してそのまま放置してある別荘地だそうです・・・
わかっている情報は地番と売買時の測量図、東京電力の電柱使用料の確認書です。
「だいたい場所は検討ついたし、公図と謄本はネットで出したから現地確認と法令制限調べるの手伝って」
そんな感じでお願いしてきたので軽く引き受けたのですが・・・
まず初めに、地番と住居表示が同じ地域だとわかったので、カーナビの案内で現地へ行くことにしました。
まぁ想像していましたが、建物が無い原野だとカーナビで正確な位置は表示されません。
「該当する住所がありませんので周辺の地図を表示します」
と、ナビに言われて到着した場所は見渡す限りの水田・・・
絶対にこの場所じゃ無いと思い、次に頼ったのがiPhoneの地図。
グーグルマップにGPSが付いているので結構頼りになります。
ソフトバンクの電波環境も改善されていてバッチリ案内してくれました。
が、意外と良い場所だし、40年放置にしては手入れがされている感じがします。
iPhoneの地図も住所がピンポイントでわかる訳ではなく、カーナビで言う周辺の場所かと思われます。
いまいち、怪しかったので周辺に立っている電柱の番号を確認しました。
地主さんが持っていた東京電力からの電柱使用料通知書によると電柱番号が 「高阿津 460番」 となっています。
が、周辺にある電柱は「千本松 ○○○番」
・・・
やっぱり違ってます
周辺の地図が欲しかったのですが、目印が無い場所なのでグーグルの地図では限界です。
で、思いついたのがセブンイレブンのネットプリント住宅地図サービス。
さっそく、iPhoneでネットプリントのサイトにアクセスして該当の住所を入力。
最寄りのセブンでプリントアウトしようと思ったのですが、iPhoneでは、最終確認である「地図を表示して確認する」の画面が仕様上表示できません
諦める訳には行きません。
WIMAX内臓のノートPCでアクセスしようと思いましたが圏外で繋がりません。
繋がる通信機器はiPhoneだけ・・・
で、iPhoneから会社のパソコンをリモートでコントロールできることを思い出しました。
TeamViewerと言うリモートアプリが会社のパソコンに入れてあります。
これがあれば、iPhoneから会社のパソコンでも家のパソコンでも操作できるんです。
iPhoneから会社のPC経由でネットプリントにアクセスして近所のセブンで住宅地図をプリントアウトしました。
300円掛かりますが、便利になったものです。
そして、住宅地図とN氏が用意していた公図から物件の位置を割り出そうと思ったのですが・・・
クマ 「この公図さ、対象の地番の部分が表示されてないんだけど?」
N氏 「これしか出なかったんだよね」
←中心部に「イ」と表示されている部分があって、欄外に該当する地番9筆を含む想定2000平米以上の筆が文字だけで省略表示されていました。
クマ 「こんな大きな土地で省略されるかなぁ」
N氏 「ネットで取ったからかなぁ・・・」
で、いくら見比べても住宅地図と合致しないので車で40分離れた法務局へ行ってきました。
法務局で、住宅地図に地番がふられているブルーマップを見せて欲しいとお願いしましたが、この地域のブルーマップは無いとのこと・・・
法務局の方に、ネットで取った地図を見せて省略してある部分の公図をお願いしてみました。
結果は「これ以上細かいのは無い」との事でした。
クマ 「そんな事言われたの初めてなんですけど、本当に無いんですか?」
担当 「ここら辺は山の中ですから、そういうのもあるんですよ」
なんかビックリしましたが、ここまで来て諦める訳には行きません。
更に車で50分離れた市役所の税務課に行ってみました。
町村合併とかあって公共施設がすごい距離の位置に点在してます
税務課で、同じ質問をしてみました。
担当 「法務局が持ってる地図と全く同じだからお持ちの地図以上のは無いです」
クマ 「えっ〜 現地の確認とかしないで課税するんですか?」
担当 「そうですよ、建物なら確認するけど土地なんて登記簿の通りの面積で課税するだけですよ」
まぁ言われてみればその通りだし、原野とか山とか広すぎて確認なんてできません。
今まで、自分が売買した物件では、場所がわからないなんて無かったのでショックです。
ここで、諦めて帰ってしまっては地主さんにも会社の同僚にもブログの読者の皆さんにも恥ずかしいです・・・
この段階で午後3時を回っていましたが、午前中に電話して折り返し待ちになっていた東京電力さんの電柱担当から電話が掛かってきました。
東電 「高阿津 460番の電柱をお探しとのことで」
クマ 「はい、その電柱番号のある物件を探してるんです」
東電 「現地はどこら辺まで場所がわかりました?」
クマ 「iPhone の地図で表示された場所に立ってた電柱が千本松○○○の番号だったんです」
東電 「う〜ん そこは近いけどもっと森の中だなぁ」
クマ 「何か、確実にわかる目印までナビで行きますので教えて下さい」
と、言って物件の近所にある民家の住所を教えてもらいました。
民家についてから再度東電さんに電話。
クマ 「○○さん宅の前につきましたのでサポートお願いします」
東電 「では、電線に沿って電柱の本数で15本先まで進んで下さい」
電柱15本目とかで道案内されるなんて初体験ですが、ちょっと感動です
東電 「15本目まではたどり着けると思いますので15本目に着いたら電話して下さい」
で、15本目の電柱は、水田と畑の向こう側にありました。
当然車では行けない場所です。
長靴持ってきて良かったです。
自分は、上着も持ってきたので、かなり暑い格好になりました。
N氏は長靴は持ってきたのですが、上が半袖。
護身用のスズメバチジェットだけは手放せません。
奥に見える電柱目指して進みます。
そう言えば、すごい昔にコンパスと地図を使ってオリエンテーリングやった事を思い出しました。
今回の物件調査も似たような感じです。
15本目の電柱に到着。
東電さんに電話しました。
クマ 「やっと15本目の電柱に着きました」
東電 「そこから先って山の中ですよね?」
クマ 「はい、電線の向かう方向に全く道がないです」
東電 「ですよね、そこから電線たどるか、グル〜っと回って道があるとこまで行くかですね」
炎天下で、虫だらけの原野を歩いてきて、更に森の中を探検するってのは・・・
「位置だけ覚えて車で行こう」
と、言うことで車輪の跡が何となくある林道を車でゆっくり走ってみましたが、どうしても先ほど見た電線にたどり着けません。
日が暮れてしまったら絶対に現地確認などできなくなります。
1時間近く迷ってようやく先ほど見た電柱の先にある線が発見できました。
日が暮れる前に発見できて良かった・・・
目的地である16本目の電柱です。
電柱番号も有っていますので、この電柱が立っている敷地が売却希望地に間違い無いです。
が・・・
この写真が一番映りが良かったのですが、こんな感じで500坪。
買ってくれる理由が思い浮かばないのですが、今回依頼された大家さんに現状の報告して考えてもらいます。
ちなみに、この物件40年前にデパートの即売会で購入されたそうですので、原野商法だったような気がします。
同じ林道の続きのところに別荘らしき家が3軒ほど建っていたので、建物が建てられるような気がしますが、市役所の都市計画課に行く前に日が暮れちゃいました。
この物件、販売するか更に放置するのかはオーナーさん次第ですが、もう一度現地に行く自信はありません
物件調査としては最低でしたが、素晴らしい思い出になりました
さて、本日は午前中が解約立会2件。
午後が、古家売買の件で都内の大家さんを訪問してきます。
こちらの件も物語が始まりそうな予感がしてます。
ではまた
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