きのうは、市街化調整区域にある一戸建の売却依頼を受けて来ました。

写真 (22)土地が85坪、建物もノンスモーカーだったので築25年とは思えないキレイさでした。

売主さんが老人ホームに入るので家が不要になりました。








そう言えば去年の今頃も老人ホームに入る方の家を売却させてもらいました。


老人ホームにもいろいろありますが、ご自分のお金で余生を過ごす事ができるのは立派だと思います。


家の方は、独立されているお子様達が使う予定も無いので貸すことも選択できるのですが、面倒なので売ることに決められました。


駅徒歩60分。

車が4台とめられるのでOKですよね


980万円で媒介を頂いたのですが、一番の問題が「買主さんが建替できるのか?」です。


市街化調整区域でも建替できる物件が多くありますが、農家の方限定で建築を許可された物件だと属人性の制限があります。


建築確認見せてもらったら見事に「農業従事者」の属人性付きの許可でした。

売主さんに聞いたら許可を受けた人の名前は全く知らない第三者との事です。

で、農家でない今の売主さんがどうやって家を建てたのか不思議だったのですが、変な手順で当時新築物件を購入されたことがわかりました。


紙1枚の売買契約書には5000万円の売買代金が記載されていましたが、重要事項説明書はありません。


不動産会社から購入したとの事でしたが、不動産会社の社長から個人売買で買った形になっていて、宅建業者の仲介が無く重要事項説明書を出さない形にしていた様子です。


まぁ今更当時の事を騒いでも売主さんが辛くなるだけですので、明日市役所の建築課に行って「相談票」を提出してきます。


この結果しだいでは売値も考えなおさないといけませんが、何とかなるような感じがしてます。


しばらく市役所の返答待ちになりますので、正式に販売活動するのは半月くらい後になることでしょう。




さて、本日は夕方から都内に行ってきます。


d79b98cf去年、寒い中スッポカシされたり福祉事務所の担当さんが同席しないと話を聞かないなんて言われたので様子見していた土地の売主さんの所へ行くのですが、「あんた誰?」とか言われたら手を引こうと思っていたのですが、昨日電話したら「変なこと言わないからまじめに売って」と言われました。








こちらの売主さんも「老人ホーム入ろうかな」とか言ってますので家を売って老人ホーム費用に充てる人が結構いるのだと思います。


人生の終わりの頃ってのは何となく寂しいものですね・・・


ではまた