去年の2月に決済した一戸建ての売主Aさんから数日前に電話が掛かってきました。


A
さんは自分より40歳年上の84歳の女性です。


Aさん  「今、確定申告で税務署にいるんだけど良くわからないから聞きたいんだけど」


クマ  「今、出先なんですけど何がわからないんですか?」


A
さん  「あんたに、あの家を売ってもらった書類はあるんだけど、買った時の金額とか書類に書かないとダメなのよ」


クマ  「売った時の資料は自分持ち歩いてますけど買った時の資料って会社帰らないとわからないです」




BlogPaint持ち歩いてると言ってもカバンに大量の書類を入れている訳ではありません。


ここ最近の取引した契約書類に関してクラウドサービスのDropboxに入れてるので会社のパソコンと同じ内容がiPad miniですぐに見られるんです。

ほんと便利なのでプライベートではEvernoteですが、会社のデータはDropboxの有料版を課員共有で使ってます。





ちなみに自分も管理課S君もこういう系が大好きなので下記のクラウドものを使ってます。

Evernote

One Drive

iCloud

Dropbox

Googleドライブ


いろいろ試しましたが、最近はEvernoteとドロップボックスに絞れてきました。


Aさんが求めている資料は去年の売却時の資料ではなく約5年前に家を購入した時の契約書類です。


自分はその頃会社にいなかったので関わっていませんでしたが、当社で仲介したので契約書類が残っているはずです。


ただ、当然の事ながらデジタル化していないアナログものは、スキャナでデータ化してDropboxの中にいれてなければ見ることはできません


A
さん  「今、税務署にいるからすぐ知りたいんだよね」


クマ  「今出先なのですぐにはわからないですよ」


A
さん  「会社に電話すればいいのね?」


クマ  「電話しても自分じゃないとどこにあるかわからないんです」


A
さん  「じゃぁ待ってるから連絡ちょうだい」


Aさん、すごく元気でとても84歳には見えません。

でも、やっぱり年配の方なので若い人と同じように対応すると失敗の元です。

予定を早めに終わらせて会社に戻りAさんに電話しました。


クマ  「書類見つけましたよ」


A
さん  「もう待ってられなかったから税務署出ちゃったよ」


クマ  「えっ 気が短いですねぇ」


A
さん  「金曜日にあんたの会社行って準備してから税務署行くよ」


と、言うことで朝からAさんご来店。


5年前に購入した価格から減価償却引いてもマイナス600万円・・・


税金取られなくて良かったとしか言い様がありません


が、Aさん損したとか全然気にしてません。


売ったお金で老人ホームに入られたのですが、足腰も丈夫だし口もお達者なので、税務署に一人で行って刺激が欲しかったのかも知れません。

仕事柄、いろんなお年寄りの相手をしますが、元気なお年寄りもいるものですね。



さて、本日は午前中に売買の打ち合わせ訪問。

午後は去年からやってるテレビの取材でディレクターさんが訪問されます。

大部分の撮影は終わっているのですが、もう1つくらい凄いネタが欲しいとの事です。

でも、そういう時には何も起きないし、凄すぎることが起きると放送出来ないネタだったりするのが難しいところです。


ではまた