ブログに何度か書きましたが、自分は幽霊話が好きなのですが、一度も幽霊を見たことがありません。


見たくて見たくてしょうがないのですが、見えません。


霊感が強いと言われるお客さんがいると、興味本位でいろいろ聞き出します。


が、その人には見えても自分には見えないものです。


そんな感じなので高校生の頃には信じていた幽霊も最近は信じなくなっちゃいました。


若い頃から頻繁に金縛りにあい、リアルな夢を見続けて悟った事は、幽霊なんてのは脳の中で作り出す幻覚。


その証拠に目が覚めている真昼間からは見えない訳です。




ただ、昨日解約立ち会いをした部屋の件は・・・


本物でした。


DSC07346お寺の敷地脇にある寂しい雰囲気の貸家なのですが、実は10年以上前にご夫婦で霊感が強いと言うAさんを客付けしました。

当時、賃貸営業をしていて電話に出た自分にAさんは、なぜか生年月日を聞いてきました。






Aさんに自分の生年月日を伝えると、◯月◯日の正午ピッタリに来店するので、必ず自分が応対して欲しいと頼まれました。

そして、◯◯町のお寺の側に貸家があるので借りたいと言われたのでした。



その物件は、大家さん直で貸しに出している物件で、しばらく空き家でした。


大家さん(80代・女性)からは、「賃料や諸条件はお任せするけど、仏壇置き場の扉だけは開けないで欲しい」と変なお願いをされてました。


実は当時、一度だけその物件に客付けをしたことがあったのですが、入居して1週間もしないで「幽霊が出るから解約する」と言われて解約されてしまったことがありました。


しかも大家さんにその事を報告したら「仏壇置き場を開け無かったか?」とやたらと気にしていたので、以降案内するのは止めていたのです。


当時は、雑誌での広告が中心でしたが、Aさんは広告もしていないこの物件の事をなぜ知ったのか?


来店された時に真っ先に聞いたところ、「自分は霊感が強く、家に呼ばれている」と言われたのです。


何だか前の入居者の退去理由と言い大家さんの仏壇置き場にこだわる態度と言い、すごく気味が悪かったのですが、当時賃貸営業のノルマもあった自分は、流れに任せてAさんを客付けしたのでした。


16帖今では珍しいオール和室の物件で、昭和初期に建てられたしっかりした建物です。

お墓が近いので、いつも線香の臭いがしてお彼岸の頃には読経が聞こえてきます。






古いので、入居中何度か修理でAさんに呼ばれましたが、解約当日の昨日に強烈な事を言われました。


名称未設定-1Aさん  「仏壇置き場は開けないようにって言われてたけど、入居当日に御札がはがれてお墓からたくさんの霊が出てきたよ」


クマ  「・・・ 怖いこと言わないでくださいよ〜」


Aさん  「別に怖くは無いんだけどね・・・」






クマ  「何で仏壇置き場から出てくるんですかね?」


Aさん  「大家さん知ってると思うけど扉開けると階段があってお墓に続いてるんだよ」


クマ  「また〜 いくらなんでもそれは無いでしょ・・・」


Aさん  「ほんとだよ、霊達の出入り口だ」


DSC08123何と仏壇置き場の床の板を外すと階段が出て来ました

Aさん  「霊の世界に興味あるって昔言ってたよな」


クマ  「・・・言ってました」




Aさん  「今でもあるんだろ?」


クマ  「いや、ちょっとこれは勘弁です」


Aさん  「入るんだ!」


クマ  「どうしたんですか・・・やめて下さい」


突然、Aさんご夫婦の顔つきが変わり自分に詰め寄って来ました。


階段なぜか上半身が金縛り状態になり動けなくなったのですが、足が勝手に階段を下りて行きます。

しかも仏壇置き場下の階段奥には畳の部屋が・・・







Aさん  「契約時には承諾したことだが今となっては納得出来ないことがある」


クマ  「・・・」


Aさん  「畳の表替えは借主が負担する事って書いてあるけど40枚も負担させるなんて許せん」







・・・




・・・





バレました?



今年初めての方もいると思いますが、毎年4月1日は嘘つきブログの日なんですねぇ


(過去の嘘ブログ)
2012年→大雪降ってます。
2011年→和式が見直されています
2010年→気分的に通常の記事
2009年→開き直ったクレーム担当者
2008年→忙しい時期にノンビリと
2007年→ストレス溜まったから
2006年→こんな物件


ブロガーの皆さん、昔は4月1日に嘘つきブログ書くのが普通だったのですが、最近は少なくなってますね・・・


今年はどんな嘘をつくのか楽しみです!
(また俺だけかな・・・)




ではまた