
昨日は、丁寧に使われた年代物古貸家の解約立ち会いがありました。
シャワー付ってことが救いですね・・・

この水色に石目の入った模様が今となってはとても新鮮に感じます。
退去者は60代の男性の一人暮らし。
定年になって実家に戻られるそうです。

懐かしい木目調のエアコンです。

と、聞いたら使えるとのことで驚いたのですが、さすがに次の代に引き継ぐ事はできないです。
リモコン(有線式)に時計表示が無いのに時刻セットボタンがあったので不思議に思い電源を入れてみました。

コンピューターコントロール と書いてありますので当時の最新型なのだと思いますが、暖房機能が無かったです

丁寧に使われていたので、入居者さんには契約書の条項以外の請求はありませんが、床が沈んだり壁紙系も古さがにじみ出てきているので、大家さんの家に今後の事を打ち合わせをしに行きました。
大家さんは年配の女性です。
クマ 「ご無沙汰してます、10年以上お会いしてなかったですね」
大家 「あぁ 言われてみれば10年位前に会った気がするよ」
クマ 「貸家の解約立ち会いしてきたんですけど、今後のリフォームをどうしようかと思いまして」
大家 「そうねぇ 壊して新しいの造ろうかしら」
何か、昨日のブログに書いた通りの展開になってきました

クマ 「もう古いですからね、今まで良く稼いでくれたと思いますよ」
大家 「あっ でもその前に話があるのよ、そっちの相談に乗ってくれるかしら?」
何かと思って聞いてみると、この貸家があるのは、長めの私道の突き当りです。
大家さん他数件で道路を共有しているのですが、元々この大家さんの所有地を売却したそうです。
そのうちの一人で、貸家の隣接地を所有する戸建の所有者から、「土地を買わないか?」と持ちかけられているそうなのです。
話を詳しく聞いてみると、戸建の所有者は60年以上前にこの大家さんから土地を買って家を建てたのですが、道路の持分が無いんだそうです

今では考えられませんが、道路とか関係なく家を建てられた時代だったそうで、今となっては再建築ができませんし道路の利用だって問題にならないとも限りません。
当然ながら地続きで道路に対する持分も持っている大家さんに買い取ってもらうのが無難です。
実は自分、先月にこの逆で道路付けのない土地に関して買取をお願いする側で売買を成立させたばかりです。
今度は買取を持ちかけられる側での対応がして欲しいとの事になり、相談を受ける事になりました。
当然ながら「高く売りたい」と「安く買いたい」との間に挟まれて調整をつける仕事になります。
大家 「と、なるとこの貸家は新築とかしないで駐車場にしちゃった方がいいかも知れないわね」
クマ 「そう言う考えもできますねぇ しばらく話がまとまるまで手を付けるの止めておきますか?」
大家 「う〜ん でも焦って買う程の事じゃないから貸家の方は普通のリフォームで見積もっちゃって下さいよ」
クマ 「わかりました、床を直してクロス張り替える程度にして貸し出しますかね」
大家 「そうしてちょうだい、敷地が増えたってお金が増える訳じゃないんだから」
クマ 「お客さん付けてから取り壊すって事で明け渡し交渉なんかすると大変なので定期借家契約にしておきますかね?」
大家 「住んでるうちは壊すつもりないから、どうせなら風呂とかトイレも今時のリフォームで見積もってちょうだい」
結局、建替えしても小さな敷地なので賃料がそれほど増える事はないので今の古貸家を修理して次の入居者が退去した当たりに取り壊す方向になりました。
とりあえずリフォームをして、隣地からの買取交渉に関しては持ちかけが再度あったら対応する事になりました。
次は、リフォームの見積りを持って訪問する予定ですが、どう進んで行くか楽しみです。
古い物件は建替えに関しても話が出てくるので接点を持っておきたいところです。
ではまた

なんか、懐かしい感じですね
子供のころのおうちみたい(笑
今日からGW,楽しんでください。
☆P