きのう(20日)は定休日でした。

定休日で予定の無い日には今年98歳になるAさんの歴史まとめをすることにしているので、朝からご自宅を訪問してきました。


去年の年末の段階で、昭和20年までの記録まとめが終わったので、暖かくなったら戦後の記録まとめをやりましょうと話していたのですが、奥様(97歳)の体調不良の期間があったりして延び延びになっていました。


写真 2 (2)一通り、スキャナでの写真取り込みを終わらせたので今度は年代分けと、何をしている写真か確認して名前を付けて行きます。

膨大な枚数ですが、Aさんの記憶力がすごくて1枚づつ正確に解説してくれます。







どうしてもスライドに加工するので、年代毎に並べる作業が必要なのですが、さすがに何年何月のレベルまでは記憶されていないので話を聞きながら調べたり、写真に印字された日付を手がかりに裏付けしていきます。


正味2時間半くらいヒアリングして、全ての写真に撮影年と撮った場所を入れることが出来ました。


あとは、時間見つけてソフト上で編集すれば完了です。


一段落したので、「蕎麦でも食べに行こう」との話となり近所のお蕎麦屋さんへ行きました。


写真 4美味しいお蕎麦を頂きながら、昔話の続きと、最近の世間話を聞かせてもらいましたが、Aさんは歴史が曲がって解釈されているのが問題だと憤っています。








正直、本当の話と言われるものがいくつもあるので、何が正しいとか立証できませんが、少なくともAさんが経験して来たことは本当の話です。

生死の境での過酷な経験、理不尽な事が正しいと思っていた時代もあったのが事実です。

良いとか悪いの判断以上にその人の生きてきた経験を記録することが有意義なことなのです。

歴史の話は時が経つと真実がわからなくなったり曲げられたりするかもしれませんが、その人が経験した事実に関しては正確に記録を残すことが大切で、できるだけ多くの人の記録を残すことに社会的な意義を感じます。

ビックデータの活用が注目されていますが、スマホの普及で日常のあらゆる出来事が記録され世の中に出回ったり、いつの間にか保存されている時代です。

と、考えるとこれからの事は放っておいても記録される訳で、それ以前のアナログな情報に価値がでてくるはずです。


蕎麦を食べながらやり甲斐を深く感じました


サラッと書いても伝わりにくいと思うので、そのうちまとめて書かせて頂きます。



さて、本日は朝からオーナーさんの訪問予定が5件あり忙しい1日になりそうです。

ではまた