きのうは着手から1年かかった75歳Bさん(女性)のご自宅売却の決済がありました。

土地の面積が実測と登記簿で倍違うことから始まり、ご高齢のBさんの引越先探し、55年間の生活で溜まった残置物の処分と、通常の売買よりたくさんの物語を作ってくれました。


写真 (68)決済が始まる前にBさん宅を最終確認。

118坪の敷地は数週間前よりも緑豊かになってましたよ・・・










BlogPaint決済の方は、事前に権利証と印鑑証明まで司法書士に渡していたので、問題なく終了。

1時間くらい待たされている間も、Bさんの自虐ネタトーク全開で爆笑の連続でした








買主さんは、この土地に延床50坪超のデザイナー系の立派なご自宅を建設されるそうです。


設計図やパースを見せて頂きましたが、ビックリするくらいの素晴らしさでした。


Bさん  「こんな立派なのがあの土地にできるなんて素敵よねぇ」

買主さん  「完成したらぜひ遊びに来て下さい」

Bさん  「この家私が建てた事にして人に貸してるって嘘ついていいかしら」

買主さん  「・・・ どうぞ



冗談なのか本気なのかわかりませんが、Bさんのお陰で楽しい決済でしたよ。


写真 4その後は、市役所に行って住民票の転出・転入手続きをしてきました。

Bさんの他に老人ホームへ入居中のお母様(99歳)の分も手続きしたのですが、年金や健康保険だけでなく、介護保険関係とか補助金を受ける手続きなどがあり、すごく手間がかかります。










写真 3ちょっとした言い間違いに拘って、変な方向に話を進めちゃう面倒な担当さんがいました。

「わかりやすく説明して頂きたいです」と何度か言わせてもらいましたが、お年寄りは理解しているのでしょうかね・・・





Bさんくらいの年になると、「面倒な事は考えない」感じになります。

「良くわからないけどよろしく」と、なっちゃう感じなので、役所の担当さんだけでなく、自分も対応的に思い込みで判断していた事があったのかも知れません。

今回のBさんの案件は、不動産的にも年配の方の扱いの点でもすごく勉強になりました。


Bさん、細かい事を覚えるのは苦手ですが、トークがすごく上手です。

車で移動している時も無音の時間が無いくらいしゃべり続けています。

ちょっと驚いたのが、一時期「占い師」をしていて当たると評判だったらしいです。

そんな能力があるのか疑問ですが、間違いなく話が上手なので人生相談とか恋愛相談として評判だったのだと思います。

引越が落ち着いたら小遣い稼ぎで占い師を再開しようかと言ってますので、ちょっと楽しみです


Bさんとは、所有されている栃木県内のアパートの件で関わりを持ちますのでまだまだ物語ができることでしょう。



さて、本日水曜日は土地の売買契約で休日出勤することになっていました。

が、突然の契約中止です。

自分は、買主側の業者として売主側業者と交渉し、「どうしても月内に契約して欲しい」との売主側からの申し出を了承して準備していたのですが・・・

「売るの止めて貸すことにしました」との電話がありました


ほんと迷惑な話です。

先方の担当者さん「お詫びに訪問したい」と言ってましたが、買主さんは「お詫びなんて意味ない」との事で終了です。

書きたいことはいろいろありますが、売主さんが売らないと決めた話しですので、業者さんは悪気が無かったと思います。

仲介の仕事してるとそんなことが自分の側にもあるかも知れませんので・・・

と、言うことで今日は休みます