昨日は朝からブログで「忙しいと更に忙しくなる」と書いていました。

自分の場合、抱えている売買系の案件が仕事の柱となっているのですが、もう一つが「管理課」に所属しているので賃貸トラブルでの対応が予告なく追加される状態なのです。

まぁ そんな事は世の中の仕事をしている皆さん同じで、何とか乗り越えるべき内容なんだと思いますが、正直言って昨日は酷かった・・・


朝一番は、某管理物件マンションの近隣住民の方に怒られました。

今まで2回ほどこのマンションの受水槽のポンプが警報音を出していて、気が付いた入居者の通報で確認に行き、何も異常が無い事で様子見していました。

地震の後等に水位を計る電極棒が異常を感知してポンプが止まったり、警報音が鳴ったりすることがあるので、その手のトラブルかな?くらい思っていたのですが、「思ってるだけ」で終わってました

会社が始まってまもなく激怒した近隣の方の電話を管理課Kさんが受けていました。

対応の様子を聞いているとかなりの勢いでお詫びをしているのですが、なかなか電話が終わらない様子です。

「なんとか修理してみますけど、絶対と言われると」・・・

「機械の事なので専門業者さんに見てもらいますので」・・・

しばらくそんな話が聞こえていましたが、限界に来たみたいで「責任者に代われ!」となって自分に出番がまわってきました。

住民様  「あのなぁ 夜中にピーピーピーピーうるさかったんだよ!」

クマ  「申し訳ございません、至急修理の手配を致します」

住民様  「当然だろ! 絶対に直るんだろうな?」

クマ  「はい、修理には時間が掛かるかも知れませんが少なくともアラームが鳴らないように調整してみます」

住民様 「まったくさぁ ホント迷惑なんだよ!」

クマ  「申し訳ございません、お客様はポンプの裏のお宅でしょうか?」

住民様  「そんな事はいいだろ、絶対に直せよ!」

クマ  「ちなみに今も警報は鳴っている状態ですか?」


この質問に「俺に見て来いって言うのか!」と住民様が大激怒・・・

余計な事は言うものじゃありません


写真 4 (4)波乱の一日の幕開けでしたが、こちらはポンプメーカー到着前に管理課S君が現地に到着して取り急ぎアラームが鳴らないように基板に付いている警報音スイッチをOFFにしてくれました。







ポンプは20年近く前のものなので、ポンプ業者に応急処置をしてもらいまして、後日全交換になる予定です。

「絶対にアラーム音のスイッチを復活させないように」と、ポンプ業者さんに3回も念押ししましたので警報音はなりませんが新品に交換が完了するまでは定期巡回しないといけませんね・・・


そんな事で昼くらいまでバタバタ状態で、売買系の業務に専念し始めたのが午後になってからでした。

調子よく仕事に没頭していたところで今度は管理課K2さんが電話口で謝っています。

「申し訳ございません、ゴミに関しては仕分け専門の業者さんを入れているのですが・・・」

「なんとか今日中に撤去できるようにお願いしてみます」

「町内会には入居者さん個人は入っていません」

「賃貸借契約の解除とかはできないんですよ」

そんな事を長々と繰り返しているので、ゴミのトラブルだとわかりました。


P1030386 (400x300)現地からの報告だと乗用車で積みきれない位の未分別ゴミが溜まっていました。

いつもなら自分も現地に行って撤収してくるのですが、30分後に接客の予定があったのでK2さんに任せちゃいました。





この物件、入居者を指導しても未分別のゴミが残されるので、オーナーさんのお知り合いの業者さんが未分別ゴミを仕分けしています。

しばらくの間、問題なかったのですが、入居者と業者さんへ指導を強めないといけませんね。

と、この時間自分は那須の土地の件で買主さんと「本当に購入して良いのか」打ち合わせをしていました。

やっぱりやめようかね・・・

そんな事を話している途中に騒音トラブルを起こしているA氏から自分の携帯に着信がありました。

クマ  「いま接客中なので後でかけ直しますよ」

A氏  「こんな手紙ポストに入れて脅迫してるのか!」

クマ  「何を言ってるんですか、あなたのしている事を良く考えて下さいよ」

A氏  「裁判やるとか絶対に認めない!」

クマ  「今接客中だから後で掛けますから待っててね」

電話を切ると途端にA氏から折り返し電話が掛かってきます。

クマ  「接客中だって言ってるでしょ いい加減にしてください終わったら家に行くから待っててよ」

A氏  「そちらに行くから待ってろ」

結局、買主さんとの話は「一晩考えてみる」との事で終了となりましたが、電話口の自分の様子が気になったようでいろいろ心配してくれました。

さすがにお客さんの前で怒鳴りつけるとかしませんが、すごい雰囲気であることは伝わったみたいです。

お客様が帰って10分程度でA氏が到着。

席に着くなり興奮しています。

A氏  「この手紙は何ですか! 脅迫ですか! 犯罪です!」

クマ  「あなたの迷惑な音の方が犯罪なんですよ!」

A氏  「空き部屋に入り込んでるなんて不法侵入じゃないですか!」

クマ  「まだ言ってんの? 許可をもらって音がどれだけのものか確認してるんだよ!」

A氏  「じゃあ契約書見せろ!強制的に引越せとか脅しだろ!」

クマ  「そこまでの状態にあなたがしてるんだよ」

A氏  「いや、あなたがしたんだ!」

クマ  「いい加減にしろお前、どれだけ迷惑が掛かってるのかわからないのか!」

A氏  「お客に向かってお前とは何だ、警察よぶぞ!」

クマ  「お前みたいなのはお客さんじゃないんだよ、この不良入居者が!」

A氏  「もしもし、今脅しを受けているんです、すぐに来てください」


A氏は110番通報をしましたが、A氏の一件は警察では既に知れ渡っています。

しばらく電話口で脅されているとか空き部屋に不法侵入しているとか言ってましたが、お巡りさんの到着を待ちました。

クマ  「アパートの入居者だけじゃなくお巡りさんにも迷惑かけてるなんて最低だよね」

A氏  「いま、警察がきてはっきりします! 警察の前で話しましょう」

交番が近いので10分もしないでお巡りさん到着。

A氏  「聞いて下さい、僕は生活音しか出していないのに退去を迫られているんです」

クマ  「あんたが出しているのは生活音じゃなくて故意に叩いている音でしょうが、自分が一番知ってるくせに嘘ばかり言わないでよ」

A氏  「デタラメだ、お巡りさんこの人空き部屋に不法侵入して私を脅すんです」



写真 2 (3)しばらくお巡りさんが静かにやりとりを聞いていたのですが、実は今回きてくれたお巡りさん、A氏の件で過去に3回程出動しているそうです。







警官  「あのさ、さっきから音出してないっていってるけどね、私の顔覚えてない?」

A氏  「・・・ 覚えてます」

警官  「こないだの水曜日の夜中に通報があってあなたの部屋の前に言ったらガッシャンガッシャンやってたから注意したでしょ」

A氏  「はい・・・」

警官  「それの前にも通報があって出動する度に二度と出しませんて謝ってたのに良く音出してないとか言えるねぇ」

A氏  「いや、うるさい音は出していないんです」

警官  「出してたよ、中立の立場だけど、自分も同僚もみんな聞いてる」

その後、A氏が逆ギレして自分もお巡りさんも「いい加減にしろ!」と説教しました。

ここら辺のやりとり実に面白いのですが、2時間も口論していたので、長くなりすぎます。

結局、最後は退去の念書にサインするか裁判になるかの2択を迫ったのですが、「今後大きな音は出しません、申し訳ございませんでした」といいながら帰ってしまいました。

まだまだ続きがあると思いますが、退去の方向に少し検討しだした様子なので退去までの間どれだけ静かにさせられるかがポイントとなりそうです。

写真 1 (3)以前、iPhoneの録音機能が優れていると書きましたが、今回みたく2時間とかの録音は昔ながらのICレコーダの方が安心できます。







A氏  「だったら隣じゃなくてうちに泊まれ!」

クマ  「お菓子とジュースぐらい買っていってやるよ」



とか、エキサイトしている時の会話って他人ごとだと楽しいですよね

何かこの案件、ブログをA氏に見られるのを警戒していましたが、見られたって構わないと思ってきました。

お客さんじゃなくて入居者に迷惑かけている不良入居者に配慮なんかいりませんね。

ではまた