写真-4-(2)昨日は「滞納金払わなくていいから退去して」との交渉に行ってきました。

なんとなく簡単そうに見えますが、入居者Bさん(70歳・女性)は、独り暮らしで無職なので引越し先を探すのが大変です。






が・・・


玄関に入った途端、犬の鳴き声が聞こえました。

この貸家、雨漏りしようと給湯器が壊れようと借主が負担すると言う、珍しい特約が契約書に書いてあり、借主側もその通りにしている代わりにペットの飼育も構わないそうです。

退去の交渉は1時間に渡りました。

書くと長くなるので結論だけ書きますと、「来月中に身内からまとまったお金を借りて滞納金を半分近く返済し、その後は極力毎月の賃料に上乗せします」だから「退去は勘弁して下さい」との事です。


クマ  「Bさんの状況はわかったけど、契約解除だって言うんだから申し訳ないけど終わりです」

Bさん  「大家さんには悪いと思ってます、でも犬がいると引っ越せる場所なんて無いんです」

クマ  「一時的に息子さんの家に身を寄せてゆっくり部屋探しして下さい」

Bさん  「嫁が犬嫌いなので絶対に無理なんですよ!」

クマ  「大家さんが滞納金譲歩してくれてる今がチャンスなんです」

Bさん  「滞納金は必ず払います、犬が生きているうちは引越しは勘弁して下さい」

クマ  「犬がいなければすぐ引越すの?」

Bさん  「引越します。でも犬は家族なので殺せと言われてもできません」

クマ  「いや、殺せなんて言いませんよ・・・」

Bさん  「老犬なので寿命まで待ってくださいよ」


ワンちゃんは14歳(♂)9歳(♀)の2匹です。

自分は詳しく無いのですが、Bさんの話だと寿命が近いとのこと。

一通り平行線テクニックで話を平行線に持って行きました
(そのまま・・・)が、ペットは家族と同じだとの考えは理解できます。

あとは、貸主のAさんと90歳のお母様に報告して何と返されるかです。

90歳のお母様、どうしても「倍返し」との言葉が使いたいみたいなのですが、何かと忙しいので早く終わらせたいところですよ・・・



写真 5この案件が終わってからは高崎へ行ってきました。

開発行為の事前協議手続きをしているのですが、何かと勉強になります。






ほとんどが高速道路なので運転的には楽ですが、やはり長距離は腰が痛くなりますね・・・


で、昨日はもう一つの長距離物件で動きがありました。

那須の太陽光用地2件目ですが、明日(29日)買主の社長さんと朝からジャングル探検してきます・・・

詳しくは明日の朝書きますが、社長さんいろいろリスクを説明してもノリノリなのです。

写真 2今回は隣地境界の問題と、川(河川法適用ではない個人所有地)が敷地内に流れているので確認してきます。

ヘビとかスズメバチだけでなくクマがでたら怖いですね・・・





2200坪の原野ですので半日で終わるのか心配です。

ではまた