「空室対策」と「テナントリテンション」(入居者保持)
賃貸管理の仕事では、二大項目です。
自分の勤務先は、1階がお店になっていて賃貸営業を行っています。
自分の仕事は管理業務と売買ですので、入居してからの対応が多く、テナントリテンションの方かと思います。
そんな中で、空室対策とは真逆の退去交渉をすることが良くあります。
ここ最近の案件だと
騒音トラブル→退去完了
滞納者1→11月初旬退去予定
滞納者2→10月末退去の確約をもらった
貸主都合の退去依頼→借主法人と退去交渉中
と、4件ほど抱えています。
一番重たかった騒音トラブルが終了して良かったのですが、やりかけている案件は、宿題を出されたのに終わらない気分になります。
関わっている案件には物語ができるものです。
進行中の案件では昨日も動きがありました。
(滞納者1)
高齢で年金暮らし、犬を2匹も飼っているおばあちゃん滞納者ですが、犬を飼っても良い貸家を滞納者Bさん自ら探しだしてくれました。
自分が探しても高齢・無職・犬2匹は難易度が高いのに、よく見つけられたなぁと感心すると同時に、本当に入居できるのか心配していました。
滞納者Bさんより電話がありました。
クマ 「どうしました?」
Bさん 「今回の引越しの件、親戚がいろいろ反対しだしちゃったのよ」
クマ 「はぁ 引越先の大家さんが親戚に反対されたって事ですか?」
Bさん 「違うのよ、私の親戚が反対しだしたのよ」
クマ 「どういうこと? 引越しに反対されちゃ話にならないですよ」
Bさん 「良く聞いてよ、そうじゃないのよ!」
クマ 「良く聞くけど、振り出しに戻るなんてダメですから」
Bさん 「私の兄弟が事情を知って、息子の家に入れないのか息子に連絡したのよ」
クマ 「ケンカ状態だし犬がいるから嫌だって言ってるって訳ね」
Bさん 「ちゃんと聞いてよ、お嫁さんがお母さんの体が心配だってOKしてくれたのよ」
クマ 「えっ そうなんですか? 良かったじゃないですか〜」
Bさん 「でね、なんとか月内に引越すんだけど、やっぱりタンスとか持っていけないのがあるのよね」
クマ 「そうですか、じゃぁ最後の段階で置いていく物確認するので、引越しだけは抜かり無くやって下さいね」
と、言うことで申込をしていた貸家をキャンセルして息子さん夫婦の家に引越す事になりました。
無事に引っ越しが終われば良いのですが、何となくドキドキするものです。
(滞納者2)
こちらは、夏に安否確認して以来、一度も支払いができなかったので、今月末に退去することで滞納金3ヶ月でストップさせる予定のAさん(60代男性)です。
家の電話も携帯電話も止められていて、アルバイト先近くのサウナに泊まっている事が多いので5日に1回定期報告をするように伝えてあります。
昨日はその報告日でした。
Aさん 「すみません、部屋の片付けの方は徐々にやっているのですが、仕事が忙しくて引越し先が見つかってないんです」
クマ 「仕事が忙しいって事はお金が出来たって事ですかね?」
Aさん 「いや、これも引越費用にしないといけないし、大してもらえないんですよ」
クマ 「10月末までに絶対に出て下さいよ」
Aさん 「クマさんゴルフやる?」
クマ 「やりません」
Aさん 「そうか〜 新品のボールがたくさんあるからあげようと思ったんですよ」
クマ 「リサイクルショップに売ればいいじゃないですか」
Aさん 「こんなのは売れないよ、ゴルフやってる友達とかいないかな?」
クマ 「自分の回りにはいません」
Aさん 「他にもあげたい物があるんですよ」
クマ 「物はリサイクルショップに持ち込んで下さいよ」
親切で言っているのかも知れませんが、下手に物をもらったりすると、やりにくくなってきますので、滞納者からの貰い物はいけません。
自分の回りにゴルフ好きな人は何人もいますが、Aさんもゴルフ好きみたいです。
正直、今回引越し先が見つからなければ、サウナでの生活になるかも知れませんが、サウナの雑魚寝部屋も月額で考えたら高くつきますし、ネットカフェは安いけど寝心地が悪いので辛いと思います。
滞納さえしなければこんな事にならなかったのですが・・・
(貸主都合の退去依頼)
こちらは、滞納している訳でも無く、借主に問題が全く無いのですが、貸主さんの都合で一戸建てを売却することになり、オーナーチェンジとかの需要もないので退去をお願いしている案件です。
詳細は書けませんが、法人契約である借主さんの法務部さんとやりとりしていまして、入居者の奥様とは次の引越先について候補の下話をしている最中です。
「出て行けと言うなら誠意をみせろ」とは言われていませんが、「それなりの条件をご提示頂けないでしょうか」とは言われています・・・
言い方の問題で、イメージが変わるものなのですね
以上、引越して下さいシリーズの途中経過でした
さて、本日は賃貸営業の窓口で重要事項の説明を5件ほど頼まれています。
いつも説明している上司Sがお休みなので、自分が当番みたいなものなのですが、ぜひ営業さんには明日の宅建試験をクリアして頂きたいものです。
ではまた
賃貸管理の仕事では、二大項目です。
自分の勤務先は、1階がお店になっていて賃貸営業を行っています。
自分の仕事は管理業務と売買ですので、入居してからの対応が多く、テナントリテンションの方かと思います。
そんな中で、空室対策とは真逆の退去交渉をすることが良くあります。
ここ最近の案件だと
騒音トラブル→退去完了
滞納者1→11月初旬退去予定
滞納者2→10月末退去の確約をもらった
貸主都合の退去依頼→借主法人と退去交渉中
と、4件ほど抱えています。
一番重たかった騒音トラブルが終了して良かったのですが、やりかけている案件は、宿題を出されたのに終わらない気分になります。
関わっている案件には物語ができるものです。
進行中の案件では昨日も動きがありました。
(滞納者1)
高齢で年金暮らし、犬を2匹も飼っているおばあちゃん滞納者ですが、犬を飼っても良い貸家を滞納者Bさん自ら探しだしてくれました。
自分が探しても高齢・無職・犬2匹は難易度が高いのに、よく見つけられたなぁと感心すると同時に、本当に入居できるのか心配していました。
滞納者Bさんより電話がありました。
クマ 「どうしました?」
Bさん 「今回の引越しの件、親戚がいろいろ反対しだしちゃったのよ」
クマ 「はぁ 引越先の大家さんが親戚に反対されたって事ですか?」
Bさん 「違うのよ、私の親戚が反対しだしたのよ」
クマ 「どういうこと? 引越しに反対されちゃ話にならないですよ」
Bさん 「良く聞いてよ、そうじゃないのよ!」
クマ 「良く聞くけど、振り出しに戻るなんてダメですから」
Bさん 「私の兄弟が事情を知って、息子の家に入れないのか息子に連絡したのよ」
クマ 「ケンカ状態だし犬がいるから嫌だって言ってるって訳ね」
Bさん 「ちゃんと聞いてよ、お嫁さんがお母さんの体が心配だってOKしてくれたのよ」
クマ 「えっ そうなんですか? 良かったじゃないですか〜」
Bさん 「でね、なんとか月内に引越すんだけど、やっぱりタンスとか持っていけないのがあるのよね」
クマ 「そうですか、じゃぁ最後の段階で置いていく物確認するので、引越しだけは抜かり無くやって下さいね」
と、言うことで申込をしていた貸家をキャンセルして息子さん夫婦の家に引越す事になりました。
無事に引っ越しが終われば良いのですが、何となくドキドキするものです。
(滞納者2)

家の電話も携帯電話も止められていて、アルバイト先近くのサウナに泊まっている事が多いので5日に1回定期報告をするように伝えてあります。
昨日はその報告日でした。
Aさん 「すみません、部屋の片付けの方は徐々にやっているのですが、仕事が忙しくて引越し先が見つかってないんです」
クマ 「仕事が忙しいって事はお金が出来たって事ですかね?」
Aさん 「いや、これも引越費用にしないといけないし、大してもらえないんですよ」
クマ 「10月末までに絶対に出て下さいよ」
Aさん 「クマさんゴルフやる?」
クマ 「やりません」
Aさん 「そうか〜 新品のボールがたくさんあるからあげようと思ったんですよ」
クマ 「リサイクルショップに売ればいいじゃないですか」
Aさん 「こんなのは売れないよ、ゴルフやってる友達とかいないかな?」
クマ 「自分の回りにはいません」
Aさん 「他にもあげたい物があるんですよ」
クマ 「物はリサイクルショップに持ち込んで下さいよ」
親切で言っているのかも知れませんが、下手に物をもらったりすると、やりにくくなってきますので、滞納者からの貰い物はいけません。
自分の回りにゴルフ好きな人は何人もいますが、Aさんもゴルフ好きみたいです。
正直、今回引越し先が見つからなければ、サウナでの生活になるかも知れませんが、サウナの雑魚寝部屋も月額で考えたら高くつきますし、ネットカフェは安いけど寝心地が悪いので辛いと思います。
滞納さえしなければこんな事にならなかったのですが・・・
(貸主都合の退去依頼)
こちらは、滞納している訳でも無く、借主に問題が全く無いのですが、貸主さんの都合で一戸建てを売却することになり、オーナーチェンジとかの需要もないので退去をお願いしている案件です。
詳細は書けませんが、法人契約である借主さんの法務部さんとやりとりしていまして、入居者の奥様とは次の引越先について候補の下話をしている最中です。
「出て行けと言うなら誠意をみせろ」とは言われていませんが、「それなりの条件をご提示頂けないでしょうか」とは言われています・・・
言い方の問題で、イメージが変わるものなのですね

以上、引越して下さいシリーズの途中経過でした

さて、本日は賃貸営業の窓口で重要事項の説明を5件ほど頼まれています。
いつも説明している上司Sがお休みなので、自分が当番みたいなものなのですが、ぜひ営業さんには明日の宅建試験をクリアして頂きたいものです。
ではまた

確かに貸しをつくるとロクな話になりませんもんね〜
線引きが大事ですね。
バブル時代のコワイ人からのお誘いを思い出します!