しばらく前に追い出しの完了した滞納者がいました。

ブログ記事にリンクを付ければ「あの滞納者か」と思い出して頂けると思いますが、正直かわいそうなのでリンクは付けずに多少ボカして書かせて頂きます。


自分、今までしてきた督促の中で、今回ほど後味が悪かった成功事例はありません。

が、根本を考えれば嘘ばかりつく滞納者が悪いんです・・・


・・・


自主管理していた大家さんからの依頼で物件を管理させて頂き、1年数ヶ月滞納期間のある滞納者と交渉を始めました。

滞納者が無職&高齢&犬飼育中で引越しが難しい状態だったので大家さんからの提案で「滞納金を免除する代わりに1ヶ月以内に引越して欲しい」との交渉をしたのです。

かなり苦労しましたが、根性で引越して頂きました。

お金の回収と退去。

両方できるのが一番ですが、退去を優先する為に「引っ越ししたら滞納金免除する」と、言った盗人に追い銭みたいな選択を大家さんがされる事もあるのです。

自分としてはオススメしませんが訴訟の話をしたり、滞納者からの嘘だと思うような言い訳を報告されると精神的にスッキリしたいと思って近道をするのかも知れません。


ココらへんまでは珍しい話でも無いのですが、続きがあったのです。


追い出しが完了してから滞納金を請求してくれと大家さんに言われました。


「手のひら返しですか?」

自分としては、「引越しさえできれば終わりだから」と交渉していた手前、すごく抵抗しました。

一番難しい退去が終了したので今度は滞納金の回収。

滞納金を免除するなんて言っていなければ当然の話なのですが、道義的に嘘付きになるのは許せません。

でも、よく考えたら滞納者の方こそ今までたくさんの嘘を付いて来た訳です。

大家さんが嘘を付いたのはこの1回だけ・・・


自分は交渉役としてハシゴを外された訳ですが、何事も経験です。


当然ながら滞納者には「話が違う」とかいろいろ言われましたが、最後は保証人さんだけを交渉相手にして本日全額回収しました。


テクニック的にこう言うのは有りなのでしょうか?

もし、事前に手のひら返しがわかっていれば、「嘘ばっかりついてると、そのうち大家さんに嘘つかれますよ」と、予告の一つでもしていた事でしょう。


手のひら返しテクニック。

今度から嘘つき滞納者に使ってみるかも知れません・・・


さて、本日は営業最終日です。

明日27日から1月4日まで冬季休暇となります。

当然ながら当ブログは年中無休ですので継続しますが、仕事ネタが少なくなると思いますのでご了承下さい。

今日の夜は会社主催の納会ですので飲み過ぎないように注意です

ではまた