賃貸管理の仕事から派生する業務がいろいろあります。

身近な業務は売買系の案件が出てくることで、地主さんから土地売却を受託したり入居者さんがマイホームを買ったりしています。

今の職場は、地主系の大家さんが9割くらいいるので、次世代への物件引き継ぎや相続、老朽化した物件の建て替え等の発生が、良い感じの流れとなります。

おそらく近いうちに、相続を含めた賃貸事業の承継業務が増えてくると思うので、自分の方も鍛えておかないといけません。

この基本コースの他に自分が興味持っているのが、年配の方向けのデジタル化支援です。

詳しくは「新しい仕事カテゴリ」の過去記事を遡って頂ければと思いますが、最近はスマホやSNSの登場で、様々な出来事が記録&共有化されています。

ところが、年配の方々の記録は消えていく一方ですので、最低限アナログな写真や記録をデジタル化するだけでも有意義な事だと思うのです。

それと、「懐かしい」と言う気持ちは、人間が感じる喜びの一つなのかと思いますので、上手に骨組みと肉付けができれば、それなりのビジネスになるはずです。

写真 (2)きのうも大家さんの家を訪問して、そちら系の出来事がありました。

この大家さん(Aさん・78歳男性)とは10年以上前からのお付き合いなのですが、一番最初は古貸家の斡旋話をしに行った時に買ったばかりのパソコンのセッティングを自分がしてあげた事が切っ掛けでした。







当時すでに70歳越えていたのですが、パソコンがやりたくて買ったけど、箱から出して組み立てる自信が無かったとの事で半年くらい放置している状況でした。

2006年の記事にも書いてありましたが、何かにつけてパソコンを教えに訪問して、アパート1棟購入、他県にある土地の売却他いろいろ不動産絡みで仕事させて頂いてます。

で、昨日はそのAさんから、自宅に光ファイバーを入れたと言われました。

クマ  「パソコン復活したんですか?」

Aさん  「いや、しばらくやらなかったら出来なくなって止めちゃったんだよ」

クマ  「でも、配線引いたって事はインターネットやるって事でしょ?」

Aさん  「うん、やりたいんだけどパソコンも捨てちゃったんだよね」


Aさん、ご自宅に某電話会社のセールスさんが来たので、とりあえず引いてみたとの事でした・・・


クマ  「もったいないからネットやった方が良いんじゃないですかね」

Aさん  「もう、80歳も近いし頭が付いていかないと思うんだよ」

クマ  「今は昔よりすごく簡単になってるしタブレットなんか直感でできますよ」

Aさん  「タブレットってクマさんがいつも見せてくれるのでしょ」

Aさんには普段から自分のiPadで写真や地図を見せています。

クマ  「最近、地図が進化して町並みも見られるんですよ」

写真と、言ってGoogleマップのストリートビューを見せてあげました。

この機能は、不動産関係者なら皆さん活用されている機能かと思いますが、初めて見た人は感動してくれます。





Aさん  「あれ、これ航空写真じゃなくて横から写ってるんだ」

クマ  「そうなんです、しかも矢印押すと進むんですよ」

Aさん 「しかも、これうちの家だ

クマ  「ちょっと矢印タッチしてみて」


しばらくAさんにいじってもらいましたが、多少慣れが必要ですが、問題なく使えると思います。

写真Aさん  「1年前に切っちゃった木があるよ!」

クマ  「グーグルのカメラが来たのがその前なんですね」

しばらく、この木の思い出を話してくれました。

道路に越境してしばらく放置していたのですが、苦情が来て伐採したそうです。





この木の話しから、Aさんの子供の頃の話が30分くらい続きました。

結局、自分が次の予定の時間になったので切り上げさせてもらいましたが、おそらく次に行った時にはタブレットを購入する話になる事でしょう。


c4845ae4電気屋さんで売っている物は10インチ程度が主流なので、年配の方には小さいです。
去年、21.5インチの大型タブレットを購入した事がありましたが、その位の大きさが良いのですが、何かメーカーのホームページから無くなってるみたいです・・・




まぁ 年配の方には地図の使い方、デジカメ写真の取り込み、YouTubeの検索方法なんてのを教える事ができれば、それだけでも強力な暇つぶしツールになることでしょう。

最近はキーボード使わないで声で入力することもできるし、いろんなアプリも開発されていますので、高齢化社会の到来で需要が見込める分野なのかと思ってます。

不動産の仕事のオマケ的に考えていますが、オマケじゃもったいない気がしてます


さて、本日は水曜日で定休日です。

いろいろ宿題があるので家にいる予定です。

ではまた