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しばらく前からグーグルが始めた写真を保存するサービス「グーグル フォト」を使っていますが、実に面白いです。
iPhoneで撮影した写真やデジカメの写真をグーグルのクラウドサービースに無料で保存してくれるのですが、単純に保存するだけでなく、同じ場所で5枚以上撮影している写真があると自動でアニメーション的なストーリーを作ってくれたり横に広がるパノラマ写真にしてくれたり勝手に作ってくれるので驚きます。
精度が完璧ではありませんが、写真に言葉を付けて保存していなくても単語を入れて検索すると関連する写真を引っ張り出してくれるのです。
←「飛行機」の検索でヘリコプターが出ました。
撮影場所の情報を入れると検索する仕組みは以前からありましたが、映っている写真の内容を判断して引っ張り出すなんてのは実に便利です。
自分、ブログに載せる写真が無くて困った時には、無料の写真素材集からダウンロードして使ったりすることがありますが、今後は自分が過去に撮影したデータから写真を取り出せると思います。
昨日は、しばらく前から手伝っていた「畑」の取引に関して進展がありました。
←グーグルフォトで「畑」を引っ張り出したらサファリパークへ行った時の写真が候補に出てきました・・・
この案件、簡単に書くと
登場人物
(畑所有者)
・息子さん 50代 会社員 畑には全く興味が無い
・お母様 80代 ご主人を2年前に亡くしてから畑仕事をやめた
(畑の周り所有者)
・Aさん 60代男性 今回の畑の周りのほとんどを所有している大地主で開業医。
(経緯)
・当社が管理しているアパートの脇にある土地の雑草の件で隣地畑の所有者に怒られる。
・雑草の件で、お詫びに訪問した際に、畑の為の通路を確保するか、畑を買って欲しいと頼まれる。
・通路の件も買い取りの件もお断り。
・完全に袋地(接道が無く周りを他人に囲まれた土地)になっている事がわかり、別の隣接地主Aさんに話を持ちかけるしか無くなる。
ここから先、隣接地主Aさん宛ての手紙まで自分がセッティングしてあげて、「後は自分でやって下さい」と関わるのを止めていました。
と、言うのも売買の場合には相当な安さで無いと売れないし、単純に贈与の話だと直接司法書士さんに間に入ってもらった方が良いと説明したのですが、正直言って仲介手数料が取れない取引なので・・・
詳しくはこちらの記事で
関わるだけ時間の無駄になりそうで手を引いたつもりだったのですが、夏季休暇中に5回ほど連絡がありました。
息子さん 「作って頂いた手紙でAさんが検討してOKもらえたんですけど司法書士さんに話が上手く伝わらないんです」
クマ 「農地法の手続きやってくれないとかですか?」
息子さん 「いえ、何か説明が上手く出来なくて頼むの嫌になっちゃいました」
クマ 「農地法の手続き別の専門家紹介しましようか?」
息子さん 「それだけじゃ無くてAさんから次はどうすれば良いかって言われてしまいまして・・・」
クマ 「手紙に手順書いてあるからAさんもわかったと思うんですけど」
息子さん 「いや、何か私がやってるのが不安みたいでクマさんに関わって欲しいんですよ」
クマ 「前にも言った通り手数料が頂けないので、農業委員会で当事者同士申請して司法書士さんに登記を任せれば大丈夫ですよ」
息子さん 「手間賃は払いますよ、お願いだから間に入って下さい」
何か、お母様からも凄い感じでお願いされたので、引き受ける事にしました。
ここら辺、以前ブログを書いた時に読者さんから、「仲介手数料じゃなくてコンサル料で頂けば良い」とアドバイスを頂きました。
その方向で進めてみようかと思いますが、多分、宅建業務とは別枠でやらないといけないのだと思います。
何かグレーな感じになると嫌なのでじっくり調べてみます。
で、Aさんからも催促されているとの話なので、さっそくAさんのところへ訪問してきました。
Aさんは開業医の先生なので、訪問前に診療所に電話してみました。
「午前中の診療は終了しました。 午後は3時より診療を開始します」
と、メッセージが流れています。
ちょうど休憩時間みたいだったので、2時半くらいに訪問してみようと思い診療所へ・・・
コンパクトな感じの診療所でしたが、2時半過ぎても受付の方が出てきてくれません。
2時50分になって患者さんも増えてきてやっと受付の女性が対応してくれました。
クマ 「すみません、A先生と畑の取引の件でお話がありまして、診察始まる前にでもお会いできませんか?」
受付 「業者さんとの打ち合わせは、患者さんの途切れた合間に予定するよう言われていますので、待ってて下さい」
クマ 「でしたら、夜にでも出直しますよ」
受付 「夜まで待たなくても30分もすれば順番が回ってきますので」
待つこと30分。
受付 「熊切さ〜ん 熊切伸英さ〜ん 診察室へお入り下さい」
何か、患者さんと同じように扱うみたいで、返事して診察室に入りました。
Aさん 「〇〇さんの畑の件ですね?」
クマ 「はい、接道が無くて、先生の所有地と地続きですのでお願いに来た次第です」
Aさん 「うちも農家って訳じゃ無いから引き取っても市民農園に貸しちゃうつもりだけど〇〇さんも市民農園にしてれば良いんじゃないの?」
クマ 「市役所で聞いたら1000平米無いとダメなのと接道が無いのは論外だと言われちゃいまして・・・」
Aさん 「そうなんだ・・・ 以前亡くなったご主人さんが売りたいって来た時には断ったんですよ」
クマ 「聞いております、今回は無償譲渡でも結構だと言われてますので、ぜひお願いします」
Aさん 「税理士にも確認取ったけど土地の価値が安ければ贈与税の心配ないって言ってた」
クマ 「固定資産税評価額が3万5千円で、倍率地域の評価が12倍ですので、40万円くらいですし、固定資産税は年額500円もしてないです」
Aさん 「実際に取引する価格でも、この土地に関しては接道が無いんだから無価値だよね」
クマ 「もう先生しか頼れる人がいないんです、無償で構いませんのでもらって下さい」
Aさん 「う〜ん ・・・ もらうって訳にもいかないよ」
クマ 「ダメですか・・・」
Aさん 「いや、もらうのは嫌だけど、○○さんに悪いからお金払うよ」
クマ 「えっ? それは嬉しい話です」
Aさん 「坪1000円、150坪で15万円て感じですかね?」
クマ 「はい、○○さんは無償譲渡のつもりでしたので喜んでくれます」
と、言う事で自分の土地売買取引額過去最安値230万円を大幅に下回る15万円(1000円/坪)の取引ができる見込みとなりました。
15万円の仲介手数料の上限は・・・
勉強だと思うしかありませんね。
さて、本日は急遽月内に契約が決まった案件で午前中バタバタする予定ですが、夕方から都内へ行って打ち合わせの予定です。
ではまた明日
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しばらく前からグーグルが始めた写真を保存するサービス「グーグル フォト」を使っていますが、実に面白いです。
iPhoneで撮影した写真やデジカメの写真をグーグルのクラウドサービースに無料で保存してくれるのですが、単純に保存するだけでなく、同じ場所で5枚以上撮影している写真があると自動でアニメーション的なストーリーを作ってくれたり横に広がるパノラマ写真にしてくれたり勝手に作ってくれるので驚きます。

←「飛行機」の検索でヘリコプターが出ました。
撮影場所の情報を入れると検索する仕組みは以前からありましたが、映っている写真の内容を判断して引っ張り出すなんてのは実に便利です。
自分、ブログに載せる写真が無くて困った時には、無料の写真素材集からダウンロードして使ったりすることがありますが、今後は自分が過去に撮影したデータから写真を取り出せると思います。

←グーグルフォトで「畑」を引っ張り出したらサファリパークへ行った時の写真が候補に出てきました・・・
この案件、簡単に書くと
登場人物
(畑所有者)
・息子さん 50代 会社員 畑には全く興味が無い
・お母様 80代 ご主人を2年前に亡くしてから畑仕事をやめた
(畑の周り所有者)
・Aさん 60代男性 今回の畑の周りのほとんどを所有している大地主で開業医。
(経緯)
・当社が管理しているアパートの脇にある土地の雑草の件で隣地畑の所有者に怒られる。
・雑草の件で、お詫びに訪問した際に、畑の為の通路を確保するか、畑を買って欲しいと頼まれる。
・通路の件も買い取りの件もお断り。
・完全に袋地(接道が無く周りを他人に囲まれた土地)になっている事がわかり、別の隣接地主Aさんに話を持ちかけるしか無くなる。
ここから先、隣接地主Aさん宛ての手紙まで自分がセッティングしてあげて、「後は自分でやって下さい」と関わるのを止めていました。
と、言うのも売買の場合には相当な安さで無いと売れないし、単純に贈与の話だと直接司法書士さんに間に入ってもらった方が良いと説明したのですが、正直言って仲介手数料が取れない取引なので・・・
詳しくはこちらの記事で
関わるだけ時間の無駄になりそうで手を引いたつもりだったのですが、夏季休暇中に5回ほど連絡がありました。
息子さん 「作って頂いた手紙でAさんが検討してOKもらえたんですけど司法書士さんに話が上手く伝わらないんです」
クマ 「農地法の手続きやってくれないとかですか?」
息子さん 「いえ、何か説明が上手く出来なくて頼むの嫌になっちゃいました」
クマ 「農地法の手続き別の専門家紹介しましようか?」
息子さん 「それだけじゃ無くてAさんから次はどうすれば良いかって言われてしまいまして・・・」
クマ 「手紙に手順書いてあるからAさんもわかったと思うんですけど」
息子さん 「いや、何か私がやってるのが不安みたいでクマさんに関わって欲しいんですよ」
クマ 「前にも言った通り手数料が頂けないので、農業委員会で当事者同士申請して司法書士さんに登記を任せれば大丈夫ですよ」
息子さん 「手間賃は払いますよ、お願いだから間に入って下さい」
何か、お母様からも凄い感じでお願いされたので、引き受ける事にしました。
ここら辺、以前ブログを書いた時に読者さんから、「仲介手数料じゃなくてコンサル料で頂けば良い」とアドバイスを頂きました。
その方向で進めてみようかと思いますが、多分、宅建業務とは別枠でやらないといけないのだと思います。
何かグレーな感じになると嫌なのでじっくり調べてみます。
で、Aさんからも催促されているとの話なので、さっそくAさんのところへ訪問してきました。
Aさんは開業医の先生なので、訪問前に診療所に電話してみました。
「午前中の診療は終了しました。 午後は3時より診療を開始します」
と、メッセージが流れています。
ちょうど休憩時間みたいだったので、2時半くらいに訪問してみようと思い診療所へ・・・

2時50分になって患者さんも増えてきてやっと受付の女性が対応してくれました。
クマ 「すみません、A先生と畑の取引の件でお話がありまして、診察始まる前にでもお会いできませんか?」
受付 「業者さんとの打ち合わせは、患者さんの途切れた合間に予定するよう言われていますので、待ってて下さい」
クマ 「でしたら、夜にでも出直しますよ」
受付 「夜まで待たなくても30分もすれば順番が回ってきますので」
待つこと30分。
受付 「熊切さ〜ん 熊切伸英さ〜ん 診察室へお入り下さい」
何か、患者さんと同じように扱うみたいで、返事して診察室に入りました。
Aさん 「〇〇さんの畑の件ですね?」
クマ 「はい、接道が無くて、先生の所有地と地続きですのでお願いに来た次第です」
Aさん 「うちも農家って訳じゃ無いから引き取っても市民農園に貸しちゃうつもりだけど〇〇さんも市民農園にしてれば良いんじゃないの?」
クマ 「市役所で聞いたら1000平米無いとダメなのと接道が無いのは論外だと言われちゃいまして・・・」
Aさん 「そうなんだ・・・ 以前亡くなったご主人さんが売りたいって来た時には断ったんですよ」
クマ 「聞いております、今回は無償譲渡でも結構だと言われてますので、ぜひお願いします」
Aさん 「税理士にも確認取ったけど土地の価値が安ければ贈与税の心配ないって言ってた」
クマ 「固定資産税評価額が3万5千円で、倍率地域の評価が12倍ですので、40万円くらいですし、固定資産税は年額500円もしてないです」
Aさん 「実際に取引する価格でも、この土地に関しては接道が無いんだから無価値だよね」
クマ 「もう先生しか頼れる人がいないんです、無償で構いませんのでもらって下さい」
Aさん 「う〜ん ・・・ もらうって訳にもいかないよ」
クマ 「ダメですか・・・」
Aさん 「いや、もらうのは嫌だけど、○○さんに悪いからお金払うよ」
クマ 「えっ? それは嬉しい話です」
Aさん 「坪1000円、150坪で15万円て感じですかね?」
クマ 「はい、○○さんは無償譲渡のつもりでしたので喜んでくれます」
と、言う事で自分の土地売買取引額過去最安値230万円を大幅に下回る15万円(1000円/坪)の取引ができる見込みとなりました。
15万円の仲介手数料の上限は・・・
勉強だと思うしかありませんね。
さて、本日は急遽月内に契約が決まった案件で午前中バタバタする予定ですが、夕方から都内へ行って打ち合わせの予定です。
ではまた明日


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一度は手を引いた件でも、夏休み中に何度も連絡があり頼まれると…引き受けてしまいますよね。さすがクマさん、お話がまとまりそうですね。
やっと夏休みも後半になりました。空いてる時間に何とか娘たちも宿題を終わらせ、この週末にも海に行きたいとお願いされました。でもニュースで台風がきてる事を観て断念してくれました。その代わり、市で解放してる他校のプールに行く事になりました。
まだ暑い日が続くと思いますが、体調に気をつけて明日もお仕事頑張って下さい(#^.^#)