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ここ最近、ピンホール漏水の事を何度か書いてきましたが、漏水の中にはピンホールと並んで迷惑な「雨漏り」があります。

ピンホールの場合は、漏れている配管を探し当てて、管を修復する形ですが、それに伴って、調査の為に開けた壁穴や、天井、床の修復工事が発生する訳で、住んでいる入居者さんに多大な迷惑をかける訳です。

「給水・給湯管漏水」=「漏れっぱなし」

「排水漏水」=「断続的に漏れる」

「雨漏り」=「条件に合うと漏れる」


大体そんな感じですので、どちらかと言う「漏れっぱなし漏水」の対応が緊急対応となる訳です。

だからと言って、雨漏り系を後回しにしているつもりは無いのですが、先月の豪雨の際に漏った雨漏り被害の修復が難航しています。

image42階建テナントビルの1階天井から漏水した案件なのですが、外壁塗装業者さんといろいろ確認した結果、「2階テナントの屋根の無い共用廊下側にあるドアの下が怪しい」との事で緊急工事を行いました。






雨漏りの場合、ちょっとしたコーキング処理で直る事もあるので、最初から大掛かりな工事をするのでは無く、簡単で安い方法から試して工事をします。


今月の初めに行った工事は、一番怪しいドア枠周辺の防水強化とドア枠のレール部分の内部への防水剤コーキングでした。

これで、しばらく乾燥させて、雨が降っても問題が無ければ最終的に大掛かりな水かけ試験をして一階のテナントの天井クロスを張り替える予定となっていました。


DSC_0576で、今回2階と1階のテナントの休みが重なった日に合鍵にて入室させてもらい、思いっきり水をかけて試験してみました。









DSC_0587結果としては残念ながらアウト・・・

先月のような北風が強い大雨が来たら漏れるので、大掛かりな工事が必要との判断です。






DSC_0586ただ、今回の実験で漏水している個所が、ドア枠と室内側の床との隙間と確認できたので、ドア枠を外し、防水性を高める工事をする事で解決すると思われます。





と、結果としては簡単そうな感じですが、入居しているテナントさんとの調整や、試しながらやらないとわからないので、時間が掛かってしまうのが大変なところなのです。


とりあえず、2階のテナントさんには、「大雨が降ったらシャッター閉めて下さい」とお願いして工事の日程調整となりました。

シャッター閉めれば大丈夫なのですが、業種によっては「真っ暗になっちゃうだろ!」と拒否されてしまう事がありますが、ご理解頂けて助かりました。

早いところ終わらせたいものです。


さて、本日は、面倒な事をしてくれた滞納者へ面倒な事をしてあげようと思います。

お陰様で、数年前に大規模な浄化作戦を行ってから大物滞納者がいなくなり、遅延を繰り返す常習者が面倒な感じになっています。

滞納督促は、手間がかかるだけでストレスも溜まり良い事が何もない業務なのですが、いろいろテクニックを覚える機会ではあるのでしょう。

しっかり記録を付けて後々の糧にしたいと思います。

ではまた明日



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