昨日は時間切れで、つづき物を書いてしまいました。
現在対応している騒音トラブルの話なのですが、今回の対応はけっこう大変です。
しかしながら「大変だった」と思える案件ほど素晴らしい経験が詰めるものだと過去を振り返ると気が付くものです・・・
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もちろん、対応している最中は精神的にも肉体的にも辛くて、「こんなのやっていられない」と思ってしまいますが、必ず終わりが来て振り返れる日がくるものです。
そこら辺が、ブログを書いていると実にわかるものなので、自分の活力となっているのでしょう。
で、騒音トラブル話の続きですが、今回はペット飼育マンションでのワンちゃんの鳴き声トラブルです。
「騒音元」→上階に住んでいる単身者で小型犬を1匹飼育。
「苦情元」→下階に住んでいるご夫婦。
去年の9月頃に「常識的な時間帯は我慢するが、深夜と明け方に鳴くのは迷惑です」との苦情があり、騒音元へ当社のスタッフより改善をお願いしたところ、断続的に良くなったり復活したりを繰り返しました。
うちの管理課は、各種の案件をメールで流して情報共有する仕組みなのですが、「なかなか大変そうだけど頑張って解決すれば良い経験が積める」と、暖かく見守っていました。
まぁ スタッフには、いろいろな経験を積んで成長してもらう事が大切ですので、自分としては正直言って関わらないようにしていました。
そんな状態を繰り返していたところ、先月になって「苦情元」の我慢が限界となり、「騒音元」のインターホンを早朝に鳴らしにいったり、玄関ドアに張り紙をするようになりました。
この段階で、当社の休日夜間コールセンターへ苦情の電話が入ったり、警察官が出動するようになったのです。
さすがに刑事事件化する危険性があると判断して自分が当事者間に入る事になりました。
苦情元 「せめて明け方の無駄吠えはやめろ!」
騒音元 「そんな大きな鳴き声は出していないと思ってる」
苦情元 「吠えだしたらすぐに対応すれば鳴きっぱなしになるはずが無い!」
騒音元 「吠えたらすぐに鳴きやませているつもり」
簡単に言うとそんな感じで平行線だったのです。
騒音トラブルの手順を簡潔に書くと
「状況確認」→「判断」→「改善対応」→「納得」又は「我慢」又は「決裂」となります。
「決裂」の場合はどちらかが退去となる訳ですが、相手や管理会社又は貸主に恨みを持っての退去です・・・
プロパティーマネジメント業務は「現状分析をして改善提案する」のが基本ですが、騒音トラブル対応の基本も同じです。
「共同住宅なので、お互い様ですから」で、済ませていた昔がうらやましいですが、そう言う言葉だけで済む場合は簡単なのですが、大部分の苦情元は「そのレベルを超えているのが問題なんです!」と、常識がわかって言っていると主張してきます。
そこら辺を間違えると、問題がある騒音元が改善されないまま住み続けたり、過敏に反応する苦情元が度重なり苦情を言ったりして「入れ替わりの多い物件」となるのです。
「苦情元」=正しい 「騒音元」=悪い とはならないのもこの対応の特徴ですので、まず双方の話を聞いた上で、実際に自分で体感することが必要となります。
今回の対応の流れは
1.電話で双方の主張を聞き取る
2.当事者を呼んで自分の前で主張してもらう
3.改善するように提案する
4.提案を守っていない事を体感する
5.厳重警告と改善指導
6.正常に戻る←(今ここ)
7.気が緩まない様に騒音元をフォロー
と、なっています。
まだ、完全に終わった訳では無いので一部ボカして書いていますが、今のところ大攻勢を掛けた水曜日から5日間ほど問題の無い日が続いています。
今回は、管理会社として早期解決する援助のため騒音元に小道具を貸与しました。
いろいろ、ネットでの評価やペット屋さんで聞き込んだ結果、低周波治療器的な刺激を与えて無駄ぼえを防止するバークコントロール首輪を購入。
自己責任で使用すると誓約書を書いてもらい貸出しました。
数件のペット屋さんと詳しい人に確認してこのタイプが効果あるとの事だったのですが改善されず・・・
恐らく、首にピッタリとセンサー部分を当てないと反応しないため、騒音元の首輪の付け方が悪かったのかと思います。
1月下旬に貸与して、「しばらく、しつけ期間だから大目に見て下さい」と苦情元に伝えてあったのですが、「全く変わらない!」と連絡がありました。
騒音元に確認すると、「効果は出てきている気がしてます」との事だったのですが、何だか曖昧な返答です。
この段階で、苦情元のストレスがピークとなり、かなり強い対応を上階へすると宣言されてしまいました。
ちょっとボカさせて頂きますが、「それはダメ」と止めました。
で、自分として考えたのが、次の小道具です。
今度は、リモコンで電気刺激を与えるタイプの首輪です。
上記のバークコントロールより強い対応となりますが、「騒音元」と話し合ったところ試してみますとの結論になりました。
こちらは、営業課N君で実験。
刺激の強さを調整できるのですが、N君は怖がりなので、かなり弱いレベルでも大騒ぎ・・・
管理課K1さんに同じレベルで試してもらうと「全然平気」だと言ってます。
さんざん、他人で人体実験していましたが、「自分で試せ!」と言われてしまい、しかたなくしびれてみました
レベル1から100まであるのですが、体感的にはレベル50で極楽湯の電気風呂程度なのかと思います。(個人の意見ですが)
今度は大丈夫だろうと思い、しつけ君を手に入れた当日に騒音元へ貸与。
貸与した翌日も苦情元から連絡がありました。
苦情元 「上の階は、絶対に犬を放置して自分は爆睡しているはずです」
クマ 「新しい首輪を貸したばかりだし本人さんは、吠えたら対処していると言ってますけど」
苦情元 「そんなのウソですって! だいたい先日言ってた口輪するって話もやってないですよね?」
クマ 「口輪は、外れちゃうって言ってましたよ」
苦情元 「悪いけど、今度早朝でも電話させてもらうので来て頂けますか?」
との連絡があったのが先週の火曜日。
で、水曜日の朝4時に苦情元より電話が入り、出動したのでした。
車で現地に到着して、エントランスの段階でも鳴き声が聞こえます・・・
苦情元の部屋に入れてもらい、状況を確認。
これは明らかに上階が悪いレベルです。
すぐに騒音元に電話を入れましたが、留守番電話になって繋がらず・・・
苦情元には「インターホンを鳴らさないように」とお願いしていたのですが、吠えだして1時間経過した午前5時、自分がインターホンを鳴らしました。
インターホンを押してから10分くらいして、鳴き声が止まりました。
恐らく騒音元が起きたのでしょう。
騒音元が、嘘をついていた事が判明し、苦情元の言っている事が正しかったと証明されました。
と、ここでまた時間切れです・・・
つづき物が続いてスミマセン
これから営業の新人君と一緒に、車で1時間半かかる茨城県の某市まで土地の売買の件で出かけてきます。
隣地の方とアポ取ったのですが、早めに来て欲しいとの事なので遅刻しないように出発します。
ではまた明日
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しかしながら「大変だった」と思える案件ほど素晴らしい経験が詰めるものだと過去を振り返ると気が付くものです・・・
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もちろん、対応している最中は精神的にも肉体的にも辛くて、「こんなのやっていられない」と思ってしまいますが、必ず終わりが来て振り返れる日がくるものです。
そこら辺が、ブログを書いていると実にわかるものなので、自分の活力となっているのでしょう。
で、騒音トラブル話の続きですが、今回はペット飼育マンションでのワンちゃんの鳴き声トラブルです。
「騒音元」→上階に住んでいる単身者で小型犬を1匹飼育。
「苦情元」→下階に住んでいるご夫婦。
去年の9月頃に「常識的な時間帯は我慢するが、深夜と明け方に鳴くのは迷惑です」との苦情があり、騒音元へ当社のスタッフより改善をお願いしたところ、断続的に良くなったり復活したりを繰り返しました。
うちの管理課は、各種の案件をメールで流して情報共有する仕組みなのですが、「なかなか大変そうだけど頑張って解決すれば良い経験が積める」と、暖かく見守っていました。
まぁ スタッフには、いろいろな経験を積んで成長してもらう事が大切ですので、自分としては正直言って関わらないようにしていました。
そんな状態を繰り返していたところ、先月になって「苦情元」の我慢が限界となり、「騒音元」のインターホンを早朝に鳴らしにいったり、玄関ドアに張り紙をするようになりました。
この段階で、当社の休日夜間コールセンターへ苦情の電話が入ったり、警察官が出動するようになったのです。
さすがに刑事事件化する危険性があると判断して自分が当事者間に入る事になりました。
苦情元 「せめて明け方の無駄吠えはやめろ!」
騒音元 「そんな大きな鳴き声は出していないと思ってる」
苦情元 「吠えだしたらすぐに対応すれば鳴きっぱなしになるはずが無い!」
騒音元 「吠えたらすぐに鳴きやませているつもり」
簡単に言うとそんな感じで平行線だったのです。
騒音トラブルの手順を簡潔に書くと
「状況確認」→「判断」→「改善対応」→「納得」又は「我慢」又は「決裂」となります。
「決裂」の場合はどちらかが退去となる訳ですが、相手や管理会社又は貸主に恨みを持っての退去です・・・
プロパティーマネジメント業務は「現状分析をして改善提案する」のが基本ですが、騒音トラブル対応の基本も同じです。
「共同住宅なので、お互い様ですから」で、済ませていた昔がうらやましいですが、そう言う言葉だけで済む場合は簡単なのですが、大部分の苦情元は「そのレベルを超えているのが問題なんです!」と、常識がわかって言っていると主張してきます。
そこら辺を間違えると、問題がある騒音元が改善されないまま住み続けたり、過敏に反応する苦情元が度重なり苦情を言ったりして「入れ替わりの多い物件」となるのです。
「苦情元」=正しい 「騒音元」=悪い とはならないのもこの対応の特徴ですので、まず双方の話を聞いた上で、実際に自分で体感することが必要となります。
今回の対応の流れは
1.電話で双方の主張を聞き取る
2.当事者を呼んで自分の前で主張してもらう
3.改善するように提案する
4.提案を守っていない事を体感する
5.厳重警告と改善指導
6.正常に戻る←(今ここ)
7.気が緩まない様に騒音元をフォロー
と、なっています。
まだ、完全に終わった訳では無いので一部ボカして書いていますが、今のところ大攻勢を掛けた水曜日から5日間ほど問題の無い日が続いています。
今回は、管理会社として早期解決する援助のため騒音元に小道具を貸与しました。
いろいろ、ネットでの評価やペット屋さんで聞き込んだ結果、低周波治療器的な刺激を与えて無駄ぼえを防止するバークコントロール首輪を購入。
自己責任で使用すると誓約書を書いてもらい貸出しました。
数件のペット屋さんと詳しい人に確認してこのタイプが効果あるとの事だったのですが改善されず・・・
恐らく、首にピッタリとセンサー部分を当てないと反応しないため、騒音元の首輪の付け方が悪かったのかと思います。
1月下旬に貸与して、「しばらく、しつけ期間だから大目に見て下さい」と苦情元に伝えてあったのですが、「全く変わらない!」と連絡がありました。
騒音元に確認すると、「効果は出てきている気がしてます」との事だったのですが、何だか曖昧な返答です。
この段階で、苦情元のストレスがピークとなり、かなり強い対応を上階へすると宣言されてしまいました。
ちょっとボカさせて頂きますが、「それはダメ」と止めました。
で、自分として考えたのが、次の小道具です。
今度は、リモコンで電気刺激を与えるタイプの首輪です。
上記のバークコントロールより強い対応となりますが、「騒音元」と話し合ったところ試してみますとの結論になりました。
こちらは、営業課N君で実験。
刺激の強さを調整できるのですが、N君は怖がりなので、かなり弱いレベルでも大騒ぎ・・・
管理課K1さんに同じレベルで試してもらうと「全然平気」だと言ってます。
さんざん、他人で人体実験していましたが、「自分で試せ!」と言われてしまい、しかたなくしびれてみました
レベル1から100まであるのですが、体感的にはレベル50で極楽湯の電気風呂程度なのかと思います。(個人の意見ですが)
今度は大丈夫だろうと思い、しつけ君を手に入れた当日に騒音元へ貸与。
貸与した翌日も苦情元から連絡がありました。
苦情元 「上の階は、絶対に犬を放置して自分は爆睡しているはずです」
クマ 「新しい首輪を貸したばかりだし本人さんは、吠えたら対処していると言ってますけど」
苦情元 「そんなのウソですって! だいたい先日言ってた口輪するって話もやってないですよね?」
クマ 「口輪は、外れちゃうって言ってましたよ」
苦情元 「悪いけど、今度早朝でも電話させてもらうので来て頂けますか?」
との連絡があったのが先週の火曜日。
で、水曜日の朝4時に苦情元より電話が入り、出動したのでした。
車で現地に到着して、エントランスの段階でも鳴き声が聞こえます・・・
苦情元の部屋に入れてもらい、状況を確認。
これは明らかに上階が悪いレベルです。
すぐに騒音元に電話を入れましたが、留守番電話になって繋がらず・・・
苦情元には「インターホンを鳴らさないように」とお願いしていたのですが、吠えだして1時間経過した午前5時、自分がインターホンを鳴らしました。
インターホンを押してから10分くらいして、鳴き声が止まりました。
恐らく騒音元が起きたのでしょう。
騒音元が、嘘をついていた事が判明し、苦情元の言っている事が正しかったと証明されました。
と、ここでまた時間切れです・・・
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これから営業の新人君と一緒に、車で1時間半かかる茨城県の某市まで土地の売買の件で出かけてきます。
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うちにも犬がいて、普段は全く吠えないのですが、来客があると吠えだして止まりません。自分のテリトリに敵が侵入してきたかのように。そんな時は、かわいそうですが浴室に閉じ込めます。部屋の中で一番浴室が遮音性があり、外に音が漏れないので。
ユニットバスによってはあまり遮音性のないものもあるようですが、夜中のシャワーが大丈夫であれば問題ないんじゃないでしょうか。夜中じゅうずっとだと、犬がかわいそうな気もしますが、電気刺激の首輪を付けるよりはましだと思います。
他には、夜は犬をクレートに入れて、防音マットで包んでしまうっていう手もあるんじゃないかと思います。酸欠にならないように少しは開けとかなくてはいけないでしょうけど。夜中だけの対処でよければ他にも方法はあると思いますよ。