DSC_3555昨日は「相談したい事がある」との事で3年前に倉庫の更新契約をした自主管理の地主さん(70代男性)宅を訪問してきました。

「詳しい事は会った時に話す」と、言われていたので嫌な予感がしていましたが・・・


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正直言って3年前は、プロパンガス屋の担当さんから「地主さんが話したがってます」と突然言われて話を聞きに行って、テナントさんと調整をして今まで一度もやっていなかった倉庫の更新契約を締結しただけでした。

地主さんとは打ち合わせをした際に顔を合わせていましたが、テナントさん対策の方が大変だった記憶ばかりで地主さんとの話はスムーズだったので記憶が薄れています。

管理を受けた訳でも無いし、3年間呼ばれもしなかったので自分の方はすっかり忘れていて、更新の事務担当が出した通知書に反応して連絡が来た感じです。

クマ 「どうもご無沙汰してます、3年経つのは早いものですね」

地主 「わざわざ来てもらって悪いですねぇ」

クマ 「いえ、何か相談したい事があるって事はトラブルでもあったんですか?」

地主 「トラブルと言えば2年前の大雪の時に雨漏りしちゃって知り合いの業者に対応してもらったんですよ」

クマ 「あの大雪の時はうちでも折板屋根の物件が雨漏りしちゃって大変でしたよ」
 
地主 「倉庫の中の商品が濡れちゃって迷惑掛けちゃったんですよ」

クマ 「そうでしたか・・・ 損害賠償請求されたって感じですね」

地主 「いや、特にされなかったよ」

クマ 「良かったですねぇ・・・ 」

地主 「まぁ いろいろあるよね」

クマ 「もしかして賃料が滞っているんですか?」

地主 「いや、特に大丈夫だよ」


何か、うちの更新担当からの報告では、「更新したく無い」的な話だったと言っていたのに問題が無さそうな感じです。

問題が無いのに家に来て欲しいなんて言うなんてのは、自分のお付き合いしている親しい地主さんくらいなので、何かあるはずです・・・

地主 「今日は、うちの息子に会って欲しいんですよ」

クマ 「そうでしたか」

そして息子さん登場。

たぶん30代かと思いますが、お父様としては今後不動産絡みの事に関して引継ぎをしていきたいとの事でした。

地主 「あなたに相談すると、話がわかりやすいんだけど、アパートを任せてる会社は説明下手と言うか、説明しないんだよ」

クマ 「もともと倉庫の方も〇〇社でやってたの管理解約したんですものね」

地主 「私だって、他に土地もあるし長くやってるから仕組みはわかってるつもりだけど、お客を馬鹿にしてるって言うか、理由を説明できない感じが嫌なんですよ」

クマ 「古くなったらリニューアルが必要とか外壁塗り替えて欲しいって言ってくる事ですか?」

地主 「そう言うならわかるけど、取り壊して新築するプランとか無神経に持って来るんだよ」

クマ 「建築営業の会社ですからね」

地主 「営業なのはわかるけど、何もかも説明不足で丸め込もうとするのが我慢できなくなったんですよ」


自分自身、いろんな地主さんから情報を聞くのですが、建築営業系の借上げ会社に対しては大体同じような感じの事を言われます。

古くなればメンテナンスやリニューアルにお金が掛かるのは当然の話ですが、腰の低い地主さんなので営業マンが丸め込む姿勢を見せちゃっているのでしょう。


地主 「でね、あと3年でアパートのローンと借上期間が終わるからその時に、あなたに管理を任せたいんですよ」

クマ 「ありがとうございます」

地主 「もちろん倉庫も任せるし、他に持ってる土地の話も含めて面倒見て下さいよ」


その後、所有されている土地の話が続き、長話しに耐えられなくなった息子さんが中座。

地主さんと奥さんと自分で更に1時間ほど話をしてました。

恐らく長い間、建築営業系の担当さんとしか付き合いが無かったので自分のように押し込まないタイプが珍しかったのかも知れません。

「今の管理会社に不満がある」 

何て話をされる場合、本当に管理会社に問題がある場合と、オーナーさん自身が建物の改善を拒んだり賃料が下がった事を管理会社の責任にする場合がありますので、こちらも身構えてしまいます。

扱っている物件が多くなってくると、上手く運用できている物件と、そうでない物件が出てきますので、自分としては他社の事など言える立場では無いと思っています。

そこら辺、購入や建築段階から立地を選べるような状態であれば理想なのですが、そんな贅沢な思いが出来るなんて会社は少ない事でしょう。


ホントありがたい話でしたよ。


ではまた明日

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