駐車場を親族より相続されたAさんより売却査定相談を受けました。

「正直言って他の不動産会社にも依頼していますが、この辺りは安いんですね」

と、の事をおっしゃっていましたが、都内の方から見ると驚くほどの安さなのでしょう・・・

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さっそく、登記情報をネットで引っ張り出して机上査定開始。

現況、敷地延長の旗竿地ですが、隣接している土地もご親戚が相続された土地なので、まとめて売却するように出来るかも知れないとのこと。

Aさんの土地は130坪、お隣のご親戚Bさんの土地は70坪で、Bさんの土地も月極駐車場になっています。

一緒に売り出せば、長方形の200坪となり、かなり良い感じです。

老眼まずは登記情報と公図(地図)を確認したのですが、どうも最近スマホ老眼なので、住宅密集地の細かい字は苦手です。
←拡大すると老眼気分が味わえます。






60151まぁ 老眼じゃなくても読めないようにボカしたのですが、拡大するとこんな感じです。

現地はAさんもBさんも月極駐車場としているのですが、北側の市道側にはフェンスがあって直接出入りできないそうです。


自分、現地へ行った事が無かったのでグーグルストリートビューで確認したのですが、フェンスなんて取ってしまえば旗竿状に敷地を使う必要が無いのに変だと思いました。


60153で、よ〜く公図を見てみると、すごく小さな字で北側の市道と敷地の間に「イテ」と書いた部分がありました。
公図は、あまりにも小さな土地に関して「イ・ロ・ハ・ニ・・・」と記号が振られて地番が別表示されているのです。


絶対に老眼じゃ見落とす・・・

そんな感じでしたが、隣接している土地を調べるのは調査の基本ですので気が付いて良かったです。

BlogPaint現地へ確認しに行ったところ、フェンスはAさんの所有地内にあったのですが、市道とAさんの土地の間に「12センチ幅で長さ50m」のブロックが存在していました。






DSC_0109登記情報を見ると、所有しているのは某建設会社で、昭和の時代に登記されて、銀行の根抵当に入っていますが、全く動きがありません。





更に、商業登記情報を確認すると、この敷地を所有している会社は既に解散していました・・・


この事をAさんに報告ました。


クマ 「他の会社が査定してフェンスの土地に関して指摘されてますよね?」

Aさん 「え? 全く何も言われなかったですけど何かありました?」

クマ 「北側の市道から車を入れれば楽に入るのに変だと思って良くみたら、6平米ほど他人の土地が横切っているんですよ」

Aさん 「え〜 それってフェンス取っても車が入れないって事ですか?」

クマ 「今のままだと北側には接道してないので、価値が落ちてますね」

Aさん 「その6平米の所有者は誰なんですか?」

クマ 「〇〇建設って会社ですけど、既に解散の登記がされてます」

Aさん 「・・・6平米を売ってもらうと土地の価値が上がるって事ですね?」

クマ 「ですねぇ わざと買い取らせる目的で嫌がらせ登記したとかじゃないと良いのですが」


この会社、Aさんの土地の北側と南側にある分譲地を開発した会社のような感じがします。

土地を買って、分譲地を開発して市に道路部分を寄付したのに、Aさんの前所有者が土地を売らなかったとか、協力しなかった腹いせに市道の脇にコンクリートブロックが入る土地を残して「接道するなら買い取れ」とか言っていたのかも知れません。

クマ 「亡くなった〇〇さんから何か聞いていませんかね?」

Aさん 「ほとんど接点が無い親戚だったので全く知らないんです」

クマ 「根抵当権を付けた〇〇銀行に聞くと何かわかるかも知れませんね」

Aさん 「あっ そう言えば相続した時に〇〇銀行さんが資産の運用で挨拶の連絡が来てたから聞いてみますよ」



と、言う事で、ちょっと中断する事になりました。

土地の所有者は解散した法人ですが、6平米では固定資産税も課税されていない可能性があるので市役所も動いてくれないでしょう。

銀行さんが何とかしてくれると良いのですがね・・・


さて、本日は定休日です。

このあと近日中に決済予定の案件絡みで出社しますが、終わったらショッピングセンターに行ってメガネを遠近両用で作り直そうかと考えています。

でも自分の場合はメガネを外すと老眼じゃ無くなるのが迷うところなのです


ではまた明日



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