「だからぁ　追い出してくれたら死ぬまで分割で払うわよ！」

昨日は、某滞納者の連帯保証人と電話でやりあいました。

４月に行った裁判所での調停で、大家さんが分割払いでの滞納金支払で妥協してくれたにも関わらず再度滞納を始めたので、保証人である義理の母親（７０代）に請求したのですが、「半端に助けると終わりが無くなる」と、いう事で「訴訟して強制執行して下さい」との一点張りです。


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クマ　「せっかく、大家さんが過去の部分について分割でいいって譲歩したんだから」

義母　「年金暮らしで貯金も無いのよ、１ヶ月分だけで今後払わなくて良いなら払うけど、滞納する度に払えって言うなら嫌ですよ」

クマ　「しょうがないでしょ、それが保証人なんだから」

義母　「理屈は何度も聞いてわかったけど、ホント無理なのよ！」

クマ　「払わないで逃げてる〇〇（借主）が一番悪いですけど、お金の点ではお義母さんも同じ立場なんですよね」

義母　「調停で約束破ったら強制執行できるってなってるんだからやればいいでしょ！」

クマ　「その費用を大家さんが出すのバカらしいから分割払いで妥協したんでしょ、明渡訴訟に掛かる費用をお義母さんが持つか、〇〇を説得して引越しさせて下さいよ」

義母　「あなたの電話受けるたびに寿命が縮まるのよ・・・　何十万円も請求するなら死ぬまで分割で払うつもりだけど、すぐに死んじゃうかもね」

このお義母さん、以前は「俺は素人じゃ無いからなめるな」と強気に言ってくるご主人が対応していましたが、数年前に亡くなられてからは、自分からの電話を直接受けるようになりました。

お義母さんは、完全に開き直っている訳では無く、ズルズルと立て替え払いして延命すると、いくら支払えばいいのかキリが無いので明渡訴訟と強制執行で追い出してから、分割払いにして欲しいと言ってます。

滞納者本人の方は、逃げ回っている４０代の父親と、お子さん２人の３人暮らし&室内犬２匹です。

最終的には明け渡し訴訟と強制執行で対応することになるのでしょうけど、大家さん的には、余計な費用をかけずに回収して欲しいとのご希望です。

調停調書では２回分の金額に相当する支払い不履行で期限の利益を失う事になっていますが、今のところ１ヶ月の滞納なので、月内に１ヶ月入金して翌月も滞納して、ズルズルと１ヶ月滞納を続けるような気がしてます。

ホント悪いのは滞納して逃げ回っている借主本人ですが、個人で連帯保証するって仕組みにも問題があるのでしょう。

うちの勤務先では最近は保証会社の利用を徹底するようにしていますが、一昔前は個人保証が中心でした。

そんな負の遺産を追い出しで解消してきたので、一時期のブログは滞納ネタばかりになっていましたが、何度かの戦いが終わり滞納率に関してはかなり優秀な状態になっています。

保証会社を最初から使っていれば・・・

と、悔いても解決しませんので次の手を打たせてもらおうかと思っています。

まぁ　保証会社が倒産して苦労した事もあるので、全面的に信用するのも怖いのですがね・・・


きのうはもう一件、面倒な感じの案件を処理してきました。

管理している月極駐車場を、地主さんの相続人さんが売却したとの事で、自分の仕事としては、利用者さんへの解約を通知する事です

何とも、売買に関わる事も無く、駐車場閉鎖のお知らせだけをすると言うのは良い事ではありません。

しかも管理解約ですし・・・

まぁ　アパートの更新拒絶と違って借家法の関係しない月極駐車場ですので、「契約書に則って２カ月後に閉鎖します」で済んでしまうのですが、そこら辺は確実に対応しないといけません。

１０台の駐車場でしたが、住宅街にある駐車場だったので、利用者全員が駐車場の隣接地にお住まいでした。

郵送で閉鎖のお知らせを送るのでは無く訪問して来ました。

BlogPaintこれがまた、物わかりの良い利用者さんばかりで「残念だけど仕方ないですよ」とか「今までお世話になりました」なんて逆に言われる感じでした。
高齢の方が多いエリアなのですが、心優しい住民が集まっているのかも知れません。


誰に対しても礼儀正しく接する。

そこら辺、若いと出来ないとか年配だから出来ると言うものでも無いと思います。

「感じの良い人」に触れると癒されるのですが、そう言う気分になる仕組みを研究してみたいものですよ。


さて、本日は午前中バタバタして午後から都内へ行って研修に参加してきます。

と、言う事でまた明日



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