「そうは言うけど、先祖代々の土地を手放すのは恐ろしく重たい事なんだ」

マンション入居者を９割方立ち退き完了させた後に建替え計画が進められなくなった事の後処理案について提案したところ、地主さんに言われてしまいました。

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きのうは、大手建築会社の責任者の方が当社に来て、今後の幕引きに付いて自分と打ち合わせをしました。

詳細は控えますが、以前の責任者と担当さんとは話が出来ない状態になっていて新しく窓口となった責任者の方が、地主さんに担当交代の挨拶をしたところ、引き継ぎが全くできていない事に怒られて混乱中です。

元々自分は関わっていない案件で、地主さんと建築会社で一緒になって進めていた形ですが、いろいろあって地主さん側の怒りが収まらない状態ですので、当事者同士話すのが困難になってるので地主さんからも自分が間に入るようお願いされました。

「裁判するつもりも無いし、穏便に終わらせるのが希望なのですが・・・」

と、建築会社の責任者は言っているので、今度は地主さん宅へ自分だけで訪問して家族会議の場で状況を伝えた感じです。

結局は、所有物件を売却するしかないと言うのが、自分の出した結論で、地主さんは理屈的には了解なのですが、感情的には納得できない状態です。

何度も経験した事ですが、土地を売りさえすれば、助かるのが地主さんのパターンなのですが、他人から「売ればいいでしょ」と、言われると神経を逆撫でする事になるのです。

クマ　「重たい話でしょうけど、冷静に考えてみて下さいよ」

ご主人　「こちらにも非があるとは思うけど悔しいんだよ」

奥様　「借金返す為にマンションを手放したって親戚に言う事になるのね」

クマ　「別に、借金とかいくらで売ったとか親戚に説明する必要ないですよ」

奥様　「先祖代々の土地だから、みんな気にするのよ」

クマ　「資産の組み換えをしたって言っておけばいいんですよ」

ご主人　「もう、受け入れるしか無いからクマさん頼むよ」

ここら辺、他に手がない事を説明するのは全て終わってからにさせて頂きますが、ホントに手が無い状態なのです。

いろいろと、クリアしないといけない事がありますが、正直言って時間も無いし、地主さんの希望する目立たない売り方をするには、準備が必要です。

ただ、ここの土地に関しては以前より欲しがっている方がいるので、家族会議の後に訪問してきました。

DSC_0291雨の中、自宅横の納屋で忙しくネギの出荷準備をしていましたが、二つ返事で購入したいとのこと。






問題は、「高く売りたい」と「安く買いたい」の調整と、１人だけ引っ越しに応じない入居者の立ち退き交渉と物件の解体費用です。

何でも無ければ、今頃建築会社によって新築物件に生まれ変わっていたはずなのですが、こんな形で関わる事になるとは思ってもいませんでした。

近いうちに建築会社さんと地主さんと自分で打ち合わせして、後処理を終了させる結論を出してから、話を進めさせて頂く予定です。

ほんと次から次へといろんな物語と出会う仕事ですね。


さて、本日はお休みを頂いています。

６月下旬に申込んだ、マラソン大会に参加してきます。

と、言っても５ｋｍのコースを申込んだので実質３０分くらい走って終わりだと思います。

申込みをした６月の下旬は３ｋｍ走るのがやっとだったので５ｋｍでも不安だったのですが、ここ最近は１０ｋｍ走っている感じですので物足りない感じになると思います。

初めての経験ですので、ちょっとドキドキです。

せっかく休みを頂いたので、走り終わったら会場から自宅まで２０ｋｍ歩いて帰るか、１４ｋｍ歩いてアウトレットをブラツイてくるか考えています。

雨が降っていたら電車で帰ってきますが・・・

ではまた明日

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