IMG_02062日前の金曜日、埼玉は結構な雨が降りました。
朝、社用車を4階に停めている6階建ての立体駐車場に入ったところ、屋上から雨漏りした水が6・5・4・3・2・1階まで全部の階に浸透しちゃっている状態でした。

管理物件で無くて良かったですが、老朽化が進んでいる様子を見ると心配になります・・・


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34d5fe75思考は現実化する・・・

雨漏りの事を考えると、すぐに頭に浮かぶ物件があります。

何年も前から、手がけている古い戸建貸家なのですが、何度も修理しているのに直って無いのです。




2012年頃に、「直せないなら損害賠償として家賃下げろ!」と、大激怒な状態の時期があり、自分が担当する事になったのですが、努力して入居者さんと仲良くなりその後も物件の古さから設備系の故障に悩まされながらいろいろ対処してきました。


ですが、今年8月の台風9号で雨漏りが再発・・・

雨漏りの修理は、問題と思われる個所を潰して行く作業の繰り返しなので、台風やゲリラ豪雨で大雨が降っても吹き付ける風向きや角度によっては全然漏らない事もあるのです。

ですので、「今回で南南西の風が漏る風向きだとわかりました」と、説明したくなる訳ですが、生活している入居者さんには関係ありません。

かなり愚痴を言われましたが、漏る位置がほぼ確定したので、次の工事で直ると思うとの大工さんの説明に期待してくれた感じです。

そして、台風シーズンが終わったのを待って今月に入って工事着工。

IMG_0127今回は、過去に行った工事の中で、一番手厚く、サイディング上張りを含む大がかりな工事です。

大工さんは、「今度は大丈夫だと思うよ」と言ってますが、入居者さんからは「もう我慢するのは限界だから、今度漏ってきたらお金で解決して欲しい」と淡々と言われてしまいました。


そんな感じなので激しい雨が降った日は、ドキドキするものです。

で、昨日お昼を食べている時間に自分の携帯に、この貸家の入居者さんから着信がありました。

クマ 「◯◯さん・・・ 電話が来たと言うことは漏っちゃいましたか

入居者 「昨日の雨は凄かったからねぇ・・・ でも大丈夫だったよ」

クマ 「良かった〜 わざわざ報告してくれたんですね

入居者 「いや、今度はリビングの照明が取れて落ちてきたって連絡なんだけど」

クマ 「・・・ そうでしたか、器具が外れたって事ですか?」


入居者 「引っ掛けるプラスチックの部品が取れて配線でぶら下がってる状態」

クマ 「引掛けシーリングがあるタイプですね?」

入居者 「そうそう、感電したら困るんで直しに来てもらえます?」


IMG_0217すぐに、管理課S君と出動して、訪問したところ、2本あるビスのうち、1本の穴が欠けていて、もう1本が下地にしっかりビス止めされていない状態でした。

「もしかしてぶら下がりました?」

とは、聞けず、世間話しながら直しておきました。


ほんと、ドキドキさせてくれましたが、雨漏りじゃなくて良かったです

この仕事、心配事がなくなりませんね・・・


そして、夕方には「相談したい事がある」と2日前の金曜日に電話のあった地主さん宅を訪問してきました。

電話の内容は・・・


地主 「東京で弁護士やってる友達が亡くなっちゃって、奴が工作してたところの情報が全くわからないから相談に乗って欲しいんだ」

クマ 「弁護士先生の案件だったら職員さんとか知らないんですか?」

地主 「奴が個人的に工作してたから職員なんて知ったこっちゃないって」

クマ 「そんな案件なんですか・・・何か簡単じゃなさそうですね」

地主 「電話じゃ何だから明日でもこっち来てよ」


IMG_0222この地主さん(70代男性)、元は会社経営者で、不動産投資から株式投資まで、いろんな事に手を出して、結構な資産を築いた方です。

今は、趣味の畑を農業専業者規模で耕していますが、多分儲け話を扱っていた弁護士さんの案件なのでしょう。




ここ最近、変な案件が寄ってくるので、できれば首を突っ込みたくない気分なのですが・・・

クマ 「こんにちは、何か大変な感じですね」

地主 「うん、ホント仲いい友達だったんだけど人の寿命は読めないもんだよ」

クマ 「ですねぇ・・・ で、何か仕掛けてた案件があるんですか?」

地主 「仕掛けてた?」

クマ 「弁護士先生が職員にも言わず工作してたって言ってましたよね」

地主 「そうなんだよ、亡くなった事を地主に伝えたいんで、誰が所有者なのか探って欲しいんだよ」

クマ 「 地上げ案件ですか?」

地主 「地上げ? 奴が趣味で耕作してた畑の地主に伝えたいだけだよ」

クマ 「えっ 畑? そんな困るような話じゃないじゃないですか・・・」

地主 「亡くなった後に畑を見に行ったら雑草だらけだったから地主が困ってると思ってさぁ 地代だって精算しなきゃダメだろうし」


何か「工作」じゃなくて「耕作」だったようです。

勝手に想像した自分の早とちりですが亡くなった弁護士さん、都会では畑が出来ないので、わざわざ埼玉で畑を借りていたようです。

畑の場所から所有者を特定して欲しいとのご依頼でしたよ

と、言うことで本日も頑張りましょう・・・

ではまた明日 

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