明日の朝には会社に鍵を届けますから

BlogPaint今まで何度も嘘をつかれて振り回されて来た滞納者A氏の言葉。

簡単には信じられません。

ですがリビングに貼られて毎日ながめさせられた執行官からの言葉に降参したのでしょうね・・・



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1IMG_0240ホント今回は強制執行断行日の前日での執行取り下げです。

いろいろドラマがありましたが、強制執行断行の見積もりが53万円でしたので、寸止めでストップできてホントよかったです。



5日前の木曜日にやっと引越しの見込みが付き、実際に引越しを始めたのが金曜日でしたので、正味3日で家を引き払った感じです。

鍵を受け取った後、営業課N君と物件に向かいました。

N君 「やっと今日から寝られるよ

クマ 「もしかして昨日も寝られなかったの?」

N君 「そうなんだよ、すぐに目が覚めてAの事で頭が一杯になるんだ」

クマ 「体に悪いねぇ でもまだお金回収してないから終わって無いよ」

N君 「・・・ とりあえず明け渡し完了で一区切りでしょ」

クマ 「滞納金を回収して原状回復も終わらせないと終わりじゃ無い」


せっかくN君が笑顔になったのに、瞬殺的に水をさします・・・

車の中からA氏の連帯保証人である義理の母親に電話しました。

クマ 「やっと、Aから鍵を受け取りましたので強制執行は取り下げました」

義母 「そう、余計な費用が掛からなくて良かったです」

クマ 「今日で、滞納金のカウントが終了ですので、あとは室内の破損個所を大家さんと確認して請求書を送るので振込して下さい」

義母 「わかりました、ほんとお手数掛けましたけど、ほっとしましたよ」


今回は、訴訟費用と、執行申し立て費用、鍵の交換費用まで、お義母さんに払ってもらっています。

自分は、今回の件で70代のお義母さんに対して辛い思いをさせてしまった事を嫌な思い出として心に刻みました。

開き直る滞納者の保証人になってしまうと、どんな保証人でも耐えられなくなると思いますので、保証する事をビジネスにしている保証会社の利用を徹底するべきです。

・・・

滞納金と、原状回復の費用は近日中にお義母さんから回収できると思いますが、問題は室内の荒れ具合です。

IMG_0236N君と現地へ到着して鍵を開けて入室。

不動産を取り戻した事は実に大きな事だと思います。

しかしながら、大家さんから見ると普通に戻るだけの話なので当然の事に見えてしまう事でしょう。





IMG_0257長かった城攻めの結果、取り返した城は荒れ果てていました・・・

ゴミも結構な量で残置されています。

まぁ 滞納が原因で明け渡しとなった入居者が部屋をきれいにしていく事など滅多にありませんので、こんなものでしょう。



とりあえず、この案件はお金だけの問題となりましたので、最終回が見えてきましたよ。


さて、本日15日は賃貸管理業界最大の団体である日本賃貸住宅管理協会さん主催の日管協フォーラム2016にて講演させて頂きます。

自分の出番は、午前11時から80分物なのですが、遅刻が怖いので数時間前には会場まで歩いて行ける場所のマックかネットカフェに到着するように早めに家を出ます。

と、言うことで出陣です。

また明日


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