
たまに、解約立会で小さなお子さんが壁に落書きしたお部屋を見ることがありますが、初めてペンを手にした喜びでいろいろ書いてみたくなっちゃったのでしょうね。
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まぁ 子供には落書きするなと言っても理解できない時期がありますし、弁償さえして頂ければ笑い話になったりもします。
弁償さえして頂ければ・・・
今回の落書き写真は、逃げ回っている滞納者の部屋のものです。
昨日、大手の保証会社さんの依頼で安否確認に立ち会って来たのですが、自分的には明け渡し訴訟をしない夜逃げの解決法として、勉強させてもらおうと思っていました。
(状況)
借主は20代の女性(子供1人)、1年前に入居して、今年の6月頃から滞納開始。
保証会社が督促していたが、9月に訴訟準備の為に保証会社からの送金がストップ(3ヶ月のストップで滞納状態を作り訴訟しますが、ストップした分は後日支払われます)。
住民票の移動があった事を保証会社が確認した為、この部屋に関しては夜逃げしたものと断定。
昨日、安否確認として室内を確認。
と、言ったところです。
合鍵を持って現地へ到着したところ、保証会社の担当2名と、強制執行の際に荷物を運び出す執行屋さんが来ていました。
担当 「お世話になっております、本日の安否確認ですが、もし残置物がゴミであった場合は、訴訟手続きをしないで1ヶ月後に解約する形を取らせて頂きたいんです」
クマ 「法的手続きしないと、借主が勝手に動産を捨てられたとか苦情言って来る可能性があると思いますけど、そう言うのはどうやって処理するんですか?」
担当 「そこら辺は、当社で一切責任を持ちますのでご安心下さい」
クマ 「自力救済した事に関して、どうやって責任とるんです?」
担当 「荷物は全てビデオ撮影して倉庫で保管しますし、客観的に見て夜逃げである事を当社の弁護士が滞納者に主張して滞納金の返済を迫りますから、心配はいりませんよ」
クマ 「では、何があっても全て御社が責任取ると言うことで」
担当 「はい、借主さん住民票移しているので、中は空だと思いますよ」
クマ 「お子さんがいると、逃げられませんよね」
実は自分、6年前に意地を張って任意の解約を認めず粘ってしまった事があったのですが、いろいろ経験して丸くなったと言うか、物分りが良くなったものです。

室内は予想どおり、ゴミしか置いてありませんでしたが、担当さんはホント詳細に写真とビデオ撮影をしていました。
執行屋さんは残置物撤去を担当するようですが、最低料金となる事でしょう。

担当 「はい、特約とガイドラインに基づく適正な請求には応じます」
クマ 「落書きの部分もお願いできますよね?」
担当 「そうですね、過失があると思いますが、詳しくは原状回復担当部署にご請求頂いて判断させて頂きます」
クマ 「しっかりしてますねぇ では解約後に見積もり取って請求させて頂きますので」
何か、原状回復に関しても専門部署があるそうで、責任があると判断すれば応じると言っています。
逆に言えば、責任が無い部分に関しては支払わないと言うことなので、どんな判断をしてくるのか1ヶ月後が楽しみです。
さて、本日は午前中、地主さんと税理士事務所へ行って打ち合わせ、午後一番で先日滞納者を追出した戸建ての大家さんと現地打ち合わせ、その後は、1月に解約予定の店舗の借主さんと原状回復範囲の打ち合わせ、ラストは都内に行って打ち合わせです。
何とも忙しい感じですが、最後の打ち合わせは飲みながらですので、ちょっと楽しみです。
ではまた明日


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この逃げ回っている入居者さん、若い女性でお子様もいらっしゃったのですね。
同じ女性として、この状況になるまで何とかできなかったのが辛いです。
また勝手なイメージで男性かと思っていました。このイメージ、男性の方にとっては失礼ですね。
今日のブログは「実録! 保証会社の仕事」というドキュメンタリーを見ているようです。
なにも知らない近所の方が見たら、何事かと驚いてしまいそうですね
今日も夜までご予定が詰まっていてお忙しいと思いますが、お仕事頑張ってください
夜は冷えると思いますので、風邪をひかないように気をつけてください。