きのうは、頼まれていた売却物件の調査を行っていました。
売りに出すか賃貸するか迷っている2世帯住宅なのですが、少し問題があって、簡単ではない感じです。
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一通り調べが終わり、資料のまとめ段階に入った所で面倒くさそうな電話がかかって来ました。
なかなか一つの事に専念できないのが管理の仕事の特徴なのでしょうか・・・
1件目の電話は、先月の初旬に騒音の件で相談に来たアパート入居者Aさん(60代女性)からでした。
Aさん 「新年早々悪いけどお話したい事があるので、そちらに行っていいかしら?」
クマ 「急に言われても、予定があるので・・・」
Aさん 「じゃぁ 明日でも明後日でもあなたに合わせるから」
クマ 「・・・ 今日の午後4時でしたら大丈夫です」
なんか嫌な事を先延ばししても気が重くなるので夕方に予定しました。
で、それまでに資料作りを終わらせようと専念していると・・・
裁判中の滞納者(40代男性)から電話がありました。
この案件、滞納金の回収と明け渡しを求めて大家さんからの本人訴訟で借主と連帯保証人を被告にしているのですが、保証人が出廷しなかったので、裁判官と司法委員さんから、もう一度機会を設けるので保証人を必ず呼んでくるようにと借主に約束させた案件でした。
滞納者 「裁判所の許可を取ったので大家さん宅を訪問してきます」
クマ 「は? そんな事したら、大家さん嫌がりますからダメですよ」
滞納者 「でも、裁判所に聞いたらかまわないって言ってくれたんです」
クマ 「それは、大家さんが良いって言ったらの前提でしょ、だいたい何しに会うんですか?」
滞納者 「滞納金をまとめて払う見込みが出来たと言うお話をさせてもらうつもりです」
クマ 「全額払うってこと?」
滞納者 「何とかなりそうな状況になってきたことを伝えようと思いまして」
クマ 「なってきたとか、わざわざ伝えなくても裁判所で話を聞きますから」
滞納者 「直接、大家さんと話がしたいんです」
クマ 「会う訳無いでしょ! 滞納金全額払ったって明け渡し求める段階なのに、何とかなりそうとか具体性が無い話なんて意味ないから」
滞納者 「裁判所は良いって言ったのに直接、訪問しちゃダメって事ですか?」
クマ 「人が嫌がることするもんじゃ無いですよ、ただでさえ迷惑掛けてるんだから」
滞納者 「訴状に原告の住所と電話番号が書いてあるってその為ですよね?」
クマ 「直接大家さんに電話する前に自分に聞いてきたんだから遠慮してるのはわかったけど、会いたくないって言うに決まってますって」
滞納者 「私から会いに行ったり電話するのが迷惑なら伝言して下さいよ」
確かに、自分はただの管理会社だし、訴訟をやっているのは大家さんと滞納者です。
無視して直接訪問されるのも嫌なので、自分から大家さん(70代男性)に話をしました。
クマ 「◯◯さん(滞納者)が、大家さん宅に訪問するとか言ってるので、やめるように伝えたんですけど、嫌ですよね?」
大家 「嫌ですけど、何しに来るんですかね?」
クマ 「滞納金の支払いをするから訴訟を取り下げて欲しいって言うみたいです」
大家 「全額払うって事かな?」
クマ 「どうですかねぇ 聞いても意味ないから詳しく聞いてないですけど、口だけで言われて取り下げるくらいなら裁判やらないですよね」
大家 「全額払うって事なら考えるけど、ハンパな話だったら裁判続行しますよ」
クマ 「では、わざわざ会わないでそう伝えますね」
大家 「いや、家に来られても困るから、クマさん同席だったら一度だけ会うよ」
クマ 「わかりました、では会社で会うことにしましょう」
と、言うことでホントは会わせたく無かったのですが、当事者の判断で決めたのですから何も言えません。
滞納者も大家さんも働いているので、次の日曜日に会社に来ることになりました。
大家さんとしては、強制執行までやる覚悟が出来ている反面、滞納金が全額回収できるならリセットしても良いかと考えているようでもあります。
自分的には「裁判所でしか会わない」と宣言しても良かったと思いましたが、直接自宅に電話や訪問があるのは大家さんなので辛いのでしょう。
何とも、気分が悪い対応となりましたが、訴訟の段階になってしまうと口出しできなくなる辛さでも有る訳です。
そうこうしているうちに、夕方になってしまい、騒音トラブルを言いに来たAさんの登場です。
Aさんは、下の階の入居者が出した音の回数と時間帯を1ヶ月間メモに記録して、「こう言うのは生活音と言えない」と自分に主張してきました。
数年前から対応している状態なので自分にしては珍しく最後に使う言葉を伝えました。
「もう、ここに住まない方がいいですよ」
途端に火がついちゃいました
ココらへん、書くと長くなるので別の機会にしておきますが、自分に怒りをぶつけても何も進展しないし改善もしないと悟って頂けたようで、しばらく対応は無いかと思います。
さて、仕事始めから2日間、事務処理ばかりやっていたので本日は大家さんの新年の挨拶訪問をしてこようかと思ってます。
ではまた明日
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なかなか一つの事に専念できないのが管理の仕事の特徴なのでしょうか・・・
1件目の電話は、先月の初旬に騒音の件で相談に来たアパート入居者Aさん(60代女性)からでした。
Aさん 「新年早々悪いけどお話したい事があるので、そちらに行っていいかしら?」
クマ 「急に言われても、予定があるので・・・」
Aさん 「じゃぁ 明日でも明後日でもあなたに合わせるから」
クマ 「・・・ 今日の午後4時でしたら大丈夫です」
なんか嫌な事を先延ばししても気が重くなるので夕方に予定しました。
で、それまでに資料作りを終わらせようと専念していると・・・
裁判中の滞納者(40代男性)から電話がありました。
この案件、滞納金の回収と明け渡しを求めて大家さんからの本人訴訟で借主と連帯保証人を被告にしているのですが、保証人が出廷しなかったので、裁判官と司法委員さんから、もう一度機会を設けるので保証人を必ず呼んでくるようにと借主に約束させた案件でした。
滞納者 「裁判所の許可を取ったので大家さん宅を訪問してきます」
クマ 「は? そんな事したら、大家さん嫌がりますからダメですよ」
滞納者 「でも、裁判所に聞いたらかまわないって言ってくれたんです」
クマ 「それは、大家さんが良いって言ったらの前提でしょ、だいたい何しに会うんですか?」
滞納者 「滞納金をまとめて払う見込みが出来たと言うお話をさせてもらうつもりです」
クマ 「全額払うってこと?」
滞納者 「何とかなりそうな状況になってきたことを伝えようと思いまして」
クマ 「なってきたとか、わざわざ伝えなくても裁判所で話を聞きますから」
滞納者 「直接、大家さんと話がしたいんです」
クマ 「会う訳無いでしょ! 滞納金全額払ったって明け渡し求める段階なのに、何とかなりそうとか具体性が無い話なんて意味ないから」
滞納者 「裁判所は良いって言ったのに直接、訪問しちゃダメって事ですか?」
クマ 「人が嫌がることするもんじゃ無いですよ、ただでさえ迷惑掛けてるんだから」
滞納者 「訴状に原告の住所と電話番号が書いてあるってその為ですよね?」
クマ 「直接大家さんに電話する前に自分に聞いてきたんだから遠慮してるのはわかったけど、会いたくないって言うに決まってますって」
滞納者 「私から会いに行ったり電話するのが迷惑なら伝言して下さいよ」
確かに、自分はただの管理会社だし、訴訟をやっているのは大家さんと滞納者です。
無視して直接訪問されるのも嫌なので、自分から大家さん(70代男性)に話をしました。
クマ 「◯◯さん(滞納者)が、大家さん宅に訪問するとか言ってるので、やめるように伝えたんですけど、嫌ですよね?」
大家 「嫌ですけど、何しに来るんですかね?」
クマ 「滞納金の支払いをするから訴訟を取り下げて欲しいって言うみたいです」
大家 「全額払うって事かな?」
クマ 「どうですかねぇ 聞いても意味ないから詳しく聞いてないですけど、口だけで言われて取り下げるくらいなら裁判やらないですよね」
大家 「全額払うって事なら考えるけど、ハンパな話だったら裁判続行しますよ」
クマ 「では、わざわざ会わないでそう伝えますね」
大家 「いや、家に来られても困るから、クマさん同席だったら一度だけ会うよ」
クマ 「わかりました、では会社で会うことにしましょう」
と、言うことでホントは会わせたく無かったのですが、当事者の判断で決めたのですから何も言えません。
滞納者も大家さんも働いているので、次の日曜日に会社に来ることになりました。
大家さんとしては、強制執行までやる覚悟が出来ている反面、滞納金が全額回収できるならリセットしても良いかと考えているようでもあります。
自分的には「裁判所でしか会わない」と宣言しても良かったと思いましたが、直接自宅に電話や訪問があるのは大家さんなので辛いのでしょう。
何とも、気分が悪い対応となりましたが、訴訟の段階になってしまうと口出しできなくなる辛さでも有る訳です。
そうこうしているうちに、夕方になってしまい、騒音トラブルを言いに来たAさんの登場です。

数年前から対応している状態なので自分にしては珍しく最後に使う言葉を伝えました。
「もう、ここに住まない方がいいですよ」
途端に火がついちゃいました

ココらへん、書くと長くなるので別の機会にしておきますが、自分に怒りをぶつけても何も進展しないし改善もしないと悟って頂けたようで、しばらく対応は無いかと思います。
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今日のブログを読んで一番に思った事が、人と人との間に入る事の大変さと難しさです。気の知れた友人同士でさえ間に入るのは難しいのに、クマさんのこの2つのケースはもっと大変だと思います。
滞納者が大家さんに会いに行きたいというのは、滞納者本人の自己満足でしか思えないし、それが事件に発展する可能性もないとは言えない世の中なので怖いと思いました。クマさんの同席の元となりましたが、気をつけて下さいね。騒音の方は…状況が目に浮かびます。時間を取りたくないところに取られてしまって大変だと思いますが、頑張って下さい。
明日もお仕事頑張って下さい!!。