この仕事をしていて理不尽だと思うことの一つに滞納督促業務があります。
最近は、保証会社の利用が増えて昔に比べると楽になりましたが、それでも保証会社を使っていない昔からの入居者さんが滞納を始めると手間が掛かるものです。
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自分の場合、5年くらい前から一掃作戦を行い大物滞納者を法的手続きや交渉で追出してきた(詳しくは滞納関係カテゴリを遡って確認できます)のですが、最後の大物滞納者の抵抗がピークを迎えています。
3月初旬に簡易裁判所で「建物を明け渡せ」と「滞納金を支払え」との判決が出たので、「新学期が始まる前に引越しを終わらせてもらう」と、迫っていたのですが、元々が言い訳ばかりする滞納者だったので難航しています。
その後、「控訴します」と、言われたところまでブログに書いたのですが、滞納者と保証人の連名で控訴状が出されました。
滞納者の方は手続き的な理由で受け付けられなかったのですが、保証人の方は受け付けた状態となっています。
簡易裁判所の書記官によると、弁護士や司法書士さんのサポートが無い状態で滞納者本人が控訴状を作った感じで、印紙も貼って無くて具体的な控訴理由が書いて無いとのこと。
滞納者本人の一審判決が確定しているのに保証人だけ控訴って、明け渡しが確定して保証人の滞納金支払いの点で不服があるって意味なのかと思いますが、この保証人(滞納者の義兄)一審の答弁書で「訴状に誤りはない」と滞納の事実を認めたきりで、以降2回も都合を合わせたのに出廷しなかった保証人です。
多分、滞納者本人が全部段取りして進めている事なのでしょう。
で、控訴の内容がハッキリするまでは余計な動きをしないほうが良いと思って、状況によって顧問弁護士に対応を委任しようと大家さんと話していたのですが、自分的には滞納者側の時間稼ぎが許せません。
簡易裁判所の書記官さんからは、「今後は地方裁判所の管轄となるので、通知が届くまで待ってて」と言われているのですが、これがまた全く状況が見えないので、10日に1度程度電話で確認しています。
昨日は、地方裁判所に電話したのですが・・・
職員 「その事件番号の控訴は見当たりませんね」
クマ 「えっ? それって控訴受け付けなかったって事ですか?」
職員 「いいえ、地裁の方に書類が届いた記録が無いので簡裁の方で確認してみて下さい」
クマ 「簡裁の書記官さんは手続きするので地裁の管轄になるって言ってたんですよ」
職員 「だとしたら、まだ手続きしてないと思いますよ」
前回、3月末に簡易裁判所に確認したところ、「裁判官の異動でバタバタしているが、地裁に書類を送る予定」と担当の書記官さんに言われていました。
さすがに、4月に入って10日も経っているので、手続きしたのだと思っていたのですが。
簡易裁判所に電話で確認してみたところ・・・
クマ 「書記官の◯◯さんお願いします」
職員 「◯◯は、異動しちゃったんですよ、後任の書記官に代わります」
何か、担当した裁判官だけでなく書記官も異動しちゃったとの事です。
すごく親切にアドバイスしてくれる方だったので残念・・・
書記官 「この件、いろいろあって、まだ地裁に送ってないんですよ」
クマ 「印紙が貼ってないとか不備があるとの事だったので、控訴受付けられなかったとかあり得ますかね?」
書記官 「いえ、印紙は大きな問題じゃ無いので形的には地方裁判所に送る感じです」
クマ 「受付けられたとか棄却するって、いつ頃わかりますかね?」
書記官 「書類を整えてからだから、月末くらいに地裁に送ってそれからなので6月くらいだと思って下さい」
何とも滞納3ヶ月で訴訟を起こし5ヶ月で1回目の口頭弁論、その後保証人を出廷させて話が聞きたいとの事で期日を延期されて3月初めに判決が出た段階では9ヶ月の滞納となっています。
過去に、この保証人より10ヶ月分くらいの滞納金を回収した事があるので、今回も最終的には回収できると思っていますが、保証人は自分からの電話に一切出てくれないし、郵便物にも無反応です。
仮に控訴審が行われても負ける事は無いと思いますが、大家さんは「もう本人訴訟は嫌だ」と言っているので弁護士さんの費用が掛かります。
多分、滞納者自身も最後まで抵抗するような感じなので強制執行の寸止めでは無く断行まで行くような気もしています。
自分的には、今までの経験から滞納に関しては訴訟によって終わらせるのが一番だと思っていますが、弁護士先生に頼むとお金が掛かるし頼まないで大家さん本人でやると精神的に疲れちゃう感じなのが痛いところです。
今回みたく控訴までされると時間が掛かり過ぎると言うのもプラスされて、ホント迷惑すぎます。
いい加減個人保証を止めて全て保証会社にして欲しいと営業スタッフには言っていますが、いろいろ課題があるようです。
さて、本日は午前中に元診療所の売却相談を受けたので調査してみます。
午後は特殊な解約の立会をしてきます。
18時からは大家さんと飲み会なので時間通りに終われるよう頑張ります。
ではまた明日
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3月初旬に簡易裁判所で「建物を明け渡せ」と「滞納金を支払え」との判決が出たので、「新学期が始まる前に引越しを終わらせてもらう」と、迫っていたのですが、元々が言い訳ばかりする滞納者だったので難航しています。
その後、「控訴します」と、言われたところまでブログに書いたのですが、滞納者と保証人の連名で控訴状が出されました。
滞納者の方は手続き的な理由で受け付けられなかったのですが、保証人の方は受け付けた状態となっています。
簡易裁判所の書記官によると、弁護士や司法書士さんのサポートが無い状態で滞納者本人が控訴状を作った感じで、印紙も貼って無くて具体的な控訴理由が書いて無いとのこと。
滞納者本人の一審判決が確定しているのに保証人だけ控訴って、明け渡しが確定して保証人の滞納金支払いの点で不服があるって意味なのかと思いますが、この保証人(滞納者の義兄)一審の答弁書で「訴状に誤りはない」と滞納の事実を認めたきりで、以降2回も都合を合わせたのに出廷しなかった保証人です。
多分、滞納者本人が全部段取りして進めている事なのでしょう。
で、控訴の内容がハッキリするまでは余計な動きをしないほうが良いと思って、状況によって顧問弁護士に対応を委任しようと大家さんと話していたのですが、自分的には滞納者側の時間稼ぎが許せません。
簡易裁判所の書記官さんからは、「今後は地方裁判所の管轄となるので、通知が届くまで待ってて」と言われているのですが、これがまた全く状況が見えないので、10日に1度程度電話で確認しています。
昨日は、地方裁判所に電話したのですが・・・
職員 「その事件番号の控訴は見当たりませんね」
クマ 「えっ? それって控訴受け付けなかったって事ですか?」
職員 「いいえ、地裁の方に書類が届いた記録が無いので簡裁の方で確認してみて下さい」
クマ 「簡裁の書記官さんは手続きするので地裁の管轄になるって言ってたんですよ」
職員 「だとしたら、まだ手続きしてないと思いますよ」
前回、3月末に簡易裁判所に確認したところ、「裁判官の異動でバタバタしているが、地裁に書類を送る予定」と担当の書記官さんに言われていました。
さすがに、4月に入って10日も経っているので、手続きしたのだと思っていたのですが。
簡易裁判所に電話で確認してみたところ・・・
クマ 「書記官の◯◯さんお願いします」
職員 「◯◯は、異動しちゃったんですよ、後任の書記官に代わります」
何か、担当した裁判官だけでなく書記官も異動しちゃったとの事です。
すごく親切にアドバイスしてくれる方だったので残念・・・
書記官 「この件、いろいろあって、まだ地裁に送ってないんですよ」
クマ 「印紙が貼ってないとか不備があるとの事だったので、控訴受付けられなかったとかあり得ますかね?」
書記官 「いえ、印紙は大きな問題じゃ無いので形的には地方裁判所に送る感じです」
クマ 「受付けられたとか棄却するって、いつ頃わかりますかね?」
書記官 「書類を整えてからだから、月末くらいに地裁に送ってそれからなので6月くらいだと思って下さい」
何とも滞納3ヶ月で訴訟を起こし5ヶ月で1回目の口頭弁論、その後保証人を出廷させて話が聞きたいとの事で期日を延期されて3月初めに判決が出た段階では9ヶ月の滞納となっています。
過去に、この保証人より10ヶ月分くらいの滞納金を回収した事があるので、今回も最終的には回収できると思っていますが、保証人は自分からの電話に一切出てくれないし、郵便物にも無反応です。
仮に控訴審が行われても負ける事は無いと思いますが、大家さんは「もう本人訴訟は嫌だ」と言っているので弁護士さんの費用が掛かります。
多分、滞納者自身も最後まで抵抗するような感じなので強制執行の寸止めでは無く断行まで行くような気もしています。
自分的には、今までの経験から滞納に関しては訴訟によって終わらせるのが一番だと思っていますが、弁護士先生に頼むとお金が掛かるし頼まないで大家さん本人でやると精神的に疲れちゃう感じなのが痛いところです。
今回みたく控訴までされると時間が掛かり過ぎると言うのもプラスされて、ホント迷惑すぎます。
いい加減個人保証を止めて全て保証会社にして欲しいと営業スタッフには言っていますが、いろいろ課題があるようです。
さて、本日は午前中に元診療所の売却相談を受けたので調査してみます。
午後は特殊な解約の立会をしてきます。
18時からは大家さんと飲み会なので時間通りに終われるよう頑張ります。
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春は移動の季節ですね。私は今まで移動とは無縁の仕事をしてきましたが、今の仕事ではお客様の店舗では店長の移動が多くありました。せっかく名前を覚えてもらえたくらいだったので、寂しいです。
それにしてもこの滞納者には納得出来ないです。裁判などの難しい話はわかりきれないところがありますが、滞納者が電話やメールを無視して、大家さんが心を痛めているのは、どう考えてもおかしいと思います。早く決着すると良いですね。
今夜は飲み会なのですね。まだ雨も降っていて寒いので風邪をひかないように気をつけて下さい。そして二日酔い(先日、自分も二日酔いになったので辛さがわかります)にならないことを祈っています。明日の定休日はゆっくりして下さい(⑉︎• •⑉︎)。