以前より、親族間の長年の恨みを晴らしたいと悩んでいる地主系大家のAさん(80代男性)の話を書いてきました。
多少、ボカシながら書いているので、わかりにくい事もあるかと思いますが、かなり深刻な状態です。
初めのうちは、Aさんの話を愚痴程度に聞いていたので「嫌な思い出なんて忘れればいいんです」的に軽く対応していましたが、一人暮らしで他に考える事が無い事も影響して「生きているうちに恨みを晴らす」のが人生の目標みたくなってしまいました。
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Aさんとは、15年くらい前に貸家を賃貸受託してからのお付き合いで、その後アパートを買ってもらったり、若い頃に購入された投資用不動産の売却をしたり、息子さんの嫁探しを頼まれたりと、不動産関連だけでない、お付き合いをしてきました。
確かにその都度、昔の恨み話を聞いた記憶はあるのですが、ここ最近は一人の時間が増えたので、本気モードに入っています・・・
で、先日家庭裁判所に恨みを持っている親族を呼び出して調停を行ったのです。
自分自身、相手方が調停に応じてくれれば、金銭問題は無理だとしてもAさんの思っている感情をブツける事が出来て、一区切り付くだろうと思っていて、「これで終わりですよ」と後ろ向きな考えが終わる切っ掛けになるのではないかと思っていました。
調停が終わってから1週間以上経過しましたが、Aさんからの連絡が無く、どうしているかと思い昨日訪問してみました。
クマ 「こんにちは、暑いですねぇ 元気にされてまし・・・」
Aさん 「クマさんか・・・ まぁ上がって下さい」
クマ 「なんか、痩せました?」
Aさん 「うん、 調停のあと食欲無くなって寝られないんだ」
クマ 「調停に◯◯さん(相手)来たんですか?」
Aさん 「来たけど、私とは会いたくないって別の部屋だった」
クマ 「そうですか、◯◯さんは何て言ってきました?」
Aさん 「私が言っている事は全てデタラメで、お金の件も事実じゃないって」
クマ 「そんな事無いって言い返したんでしょ?」
Aさん 「裁判所の人に、平行線の話だからって言われて終わっちゃった」
どうも、Aさんが調停申立書に添付した手紙について相手方が「Aさんは精神状態がおかしい」的な言い返しをして調停委員さんも、そう思ってしまったらしいです。
クマ 「そうでしたか、まぁ お金の事は元々書面に残って無い話だったし、◯◯さんも手紙を読んだって事だから目的達成ですよ」
Aさん 「え〜 俺がボケてるって言われて手紙の内容もデタラメだって言われたんだから、こんな悔しいこと無いよ!」
クマ 「デタラメだって言われたって、◯◯さんは真実だって知ってるんだから、気持ちが伝わって良かったんですよ」
Aさん 「確かに、◯◯は、あの手紙が嘘じゃ無いって知ってるけど、謝りもしないでボケの進行が心配だとか・・・ 許せない」
クマ 「誰がどう思おうと◯◯さんに気持ちが伝えられたって事だし、この話を終わらせて何か楽しいことに目を向けましょうよ」
Aさん 「正直言って、悔しくて首吊って死んじゃおうと思ったんだよ」
クマ 「え? それはダメですよ、お金あるんだから、美味しいもの食べるとか旅行いくとか楽しいこと見つけましょうよ」
Aさん 「もう、食欲も体力も気力も無い・・・」
クマ 「そう言えばAさんが大好きな大相撲やってるじゃないですか」
Aさん 「テレビも見る気力無いんだけど、このハゲーの議員はビックリしたよ」
クマ 「ですよね〜 あれは衝撃的でしたよ、あの議員さんみたく大変な人もいるんだから、前向きに考えましょうよ」
Aさん 「・・・ そうかねぇ 確かに大変だろうね」
クマ 「テレビのニュースはAさんより大変な人ばっかり出てきますよ」
Aさん 「・・・ 心の病気になっちゃったのかも知れないね」
クマ 「そこら辺は、お医者さんに相談して下さい、きっと自分よりも良いアドバイスしてくれますよ」
Aさん 「そうかもね・・・ 今までうちに来る度に暗い話ばかりして悪かったね」
クマ 「いえいえ、話する程度は何でも無いですよ」
Aさん 「深刻に考えすぎたんだと思う。 ちょっと楽になりたかったんだけど、首吊るなんて考えが出るようじゃ医者に行かないとね」
クマ 「誰だって、寿命がきたら死んじゃうんだから、前向きに楽しいこと探しましょうよ」
Aさん 「楽しいことなんて思いつかないんだよ・・・」
クマ 「昔の事ばかり考えないで、これからの事を考えましょうよ」
Aさん 「80半ばになったら、これからとか無いよ」
クマ 「・・・ でしたら、今を楽しむしか残ってませんね」
Aさん、大好きだった相撲中継のテレビも見たくなくなって、かなり心配な感じでしたが、短期間に痩せてしまったので本気で悩んでいる事がわかります。
調停でお金の事も問題にしましたが「お金の問題じゃないんだ」と、ご本人も言っている通り、「気持ちの問題」がこれほどまでに大きいとは驚きます。
自分は、今まで多くの滞納者を相手にしてきたので、お金が無い方の辛さってのも知っているつもりですが、多分そう言う系の場合はお金で解決できます。
お金があっても解決できない問題の方が重たいのでしょうね。
Aさんは週に2回ヘルパーさんが家に来るし、毎日お弁当の配達があるので完全に孤独と言う訳ではありません。
ですが、深く話せる相手が自分しかいないような感じですので、今までよりも訪問回数を多くしようかと思います。
いろいろな事に関わる仕事ですね・・・
ではまた明日
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多少、ボカシながら書いているので、わかりにくい事もあるかと思いますが、かなり深刻な状態です。
初めのうちは、Aさんの話を愚痴程度に聞いていたので「嫌な思い出なんて忘れればいいんです」的に軽く対応していましたが、一人暮らしで他に考える事が無い事も影響して「生きているうちに恨みを晴らす」のが人生の目標みたくなってしまいました。
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確かにその都度、昔の恨み話を聞いた記憶はあるのですが、ここ最近は一人の時間が増えたので、本気モードに入っています・・・
で、先日家庭裁判所に恨みを持っている親族を呼び出して調停を行ったのです。
自分自身、相手方が調停に応じてくれれば、金銭問題は無理だとしてもAさんの思っている感情をブツける事が出来て、一区切り付くだろうと思っていて、「これで終わりですよ」と後ろ向きな考えが終わる切っ掛けになるのではないかと思っていました。
調停が終わってから1週間以上経過しましたが、Aさんからの連絡が無く、どうしているかと思い昨日訪問してみました。
クマ 「こんにちは、暑いですねぇ 元気にされてまし・・・」
Aさん 「クマさんか・・・ まぁ上がって下さい」
クマ 「なんか、痩せました?」
Aさん 「うん、 調停のあと食欲無くなって寝られないんだ」
クマ 「調停に◯◯さん(相手)来たんですか?」
Aさん 「来たけど、私とは会いたくないって別の部屋だった」
クマ 「そうですか、◯◯さんは何て言ってきました?」
Aさん 「私が言っている事は全てデタラメで、お金の件も事実じゃないって」
クマ 「そんな事無いって言い返したんでしょ?」
Aさん 「裁判所の人に、平行線の話だからって言われて終わっちゃった」
どうも、Aさんが調停申立書に添付した手紙について相手方が「Aさんは精神状態がおかしい」的な言い返しをして調停委員さんも、そう思ってしまったらしいです。
クマ 「そうでしたか、まぁ お金の事は元々書面に残って無い話だったし、◯◯さんも手紙を読んだって事だから目的達成ですよ」
Aさん 「え〜 俺がボケてるって言われて手紙の内容もデタラメだって言われたんだから、こんな悔しいこと無いよ!」
クマ 「デタラメだって言われたって、◯◯さんは真実だって知ってるんだから、気持ちが伝わって良かったんですよ」
Aさん 「確かに、◯◯は、あの手紙が嘘じゃ無いって知ってるけど、謝りもしないでボケの進行が心配だとか・・・ 許せない」
クマ 「誰がどう思おうと◯◯さんに気持ちが伝えられたって事だし、この話を終わらせて何か楽しいことに目を向けましょうよ」
Aさん 「正直言って、悔しくて首吊って死んじゃおうと思ったんだよ」
クマ 「え? それはダメですよ、お金あるんだから、美味しいもの食べるとか旅行いくとか楽しいこと見つけましょうよ」
Aさん 「もう、食欲も体力も気力も無い・・・」
クマ 「そう言えばAさんが大好きな大相撲やってるじゃないですか」
Aさん 「テレビも見る気力無いんだけど、このハゲーの議員はビックリしたよ」
クマ 「ですよね〜 あれは衝撃的でしたよ、あの議員さんみたく大変な人もいるんだから、前向きに考えましょうよ」
Aさん 「・・・ そうかねぇ 確かに大変だろうね」
クマ 「テレビのニュースはAさんより大変な人ばっかり出てきますよ」
Aさん 「・・・ 心の病気になっちゃったのかも知れないね」
クマ 「そこら辺は、お医者さんに相談して下さい、きっと自分よりも良いアドバイスしてくれますよ」
Aさん 「そうかもね・・・ 今までうちに来る度に暗い話ばかりして悪かったね」
クマ 「いえいえ、話する程度は何でも無いですよ」
Aさん 「深刻に考えすぎたんだと思う。 ちょっと楽になりたかったんだけど、首吊るなんて考えが出るようじゃ医者に行かないとね」
クマ 「誰だって、寿命がきたら死んじゃうんだから、前向きに楽しいこと探しましょうよ」
Aさん 「楽しいことなんて思いつかないんだよ・・・」
クマ 「昔の事ばかり考えないで、これからの事を考えましょうよ」
Aさん 「80半ばになったら、これからとか無いよ」
クマ 「・・・ でしたら、今を楽しむしか残ってませんね」
Aさん、大好きだった相撲中継のテレビも見たくなくなって、かなり心配な感じでしたが、短期間に痩せてしまったので本気で悩んでいる事がわかります。
調停でお金の事も問題にしましたが「お金の問題じゃないんだ」と、ご本人も言っている通り、「気持ちの問題」がこれほどまでに大きいとは驚きます。
自分は、今まで多くの滞納者を相手にしてきたので、お金が無い方の辛さってのも知っているつもりですが、多分そう言う系の場合はお金で解決できます。
お金があっても解決できない問題の方が重たいのでしょうね。
Aさんは週に2回ヘルパーさんが家に来るし、毎日お弁当の配達があるので完全に孤独と言う訳ではありません。
ですが、深く話せる相手が自分しかいないような感じですので、今までよりも訪問回数を多くしようかと思います。
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お疲れさまです。(^^ゞ
いわゆる、鬱状態になっちゃったんですね。話したいコト、たくさんあるのに、いざ話そうとするとマイナスな話題ばかりで、愚痴を聞くのって疲れます。だから、そこそこで引き上げられちゃって余計に疎外感を感じる、悪循環。
坊主にくけりゃ袈裟まで憎いってね。負の思いが積み重なって、心が押し潰されてるように、お見受けしました。
AIさま
なんというか、デリカシーなかったのは事実ですから、今後は気をつけますので、今回のコトはお互いに水に流したいと、切にお願いします。
実際、好き嫌いのなさは誰からも呆れられますし、羨ましがられもします。アレルギーないから、食材を気にせず食べられる。おかげで、災害地域に行っても平気。出してもらえた食事を、旨い旨いと頂くのも復興の一歩と考えてます。それくらいしか、僕じゃ雰囲気を明るくできないもん。
平穏無事な1年をすごしてみたいですね。