「もし、9時半になっても迎えに来なくて電話しても出なかったら電車に乗って1人で裁判所に向かって下さい」
裁判所で争う内容だけでなく一緒に車で裁判所まで行く予定の自分が寝坊したとか倒れたとか万一の事があった場合に対応できるようにしっかり打ち合わせしていました。
前日の夜、横浜で飲み会でしたので
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きのうは、月曜日に話していた通り、滞納している貸家の連帯保証人B氏により控訴の取り下げが行われました。
(詳細はこちら)
自分としては、明渡訴訟で勝訴した後に控訴されたのは初めての経験だったので勉強になると思っていたのですが、控訴したB氏は滞納者A氏に全て任せていて、出廷する意思が無く控訴審直前に貸主側からの答弁書が届いた事で焦ってA氏に何とかするように伝えた感じです。
午前10時半に裁判所の書記官さんより自分の携帯に電話がかかってきました。
書記官 「明日の控訴審ですが、控訴人より取り下げの申し出がありまして、行われ無いことが決まりました」
クマ 「そうですか、事前に聞いていたのですが、ホントに取り下げるか怪しかったので、夕方にでもこちらから裁判所に確認しようと思っていましたよ」
書記官 「取り下げられたので、明日は無しですので」
クマ 「取り下げを取り下げたとかで、実は明日控訴審が開かれるなんて事は無いですよね?」
書記官 「いや、その時は延期なりしますけど、取り下げられてますから」
クマ 「大家さん、今の時間電話に出なかったですかね?」
書記官 「はい、被控訴人ご本人はお仕事に出かけているそうで、奥様にはその旨伝えましたので」
クマ 「そうですか、ご本人さんには自分からも明日中止だと伝えておきますね」
何か、一審での訴訟の取り下げと違い、控訴の場合は控訴した側の意思だけで取り下げが可能との事です。
その後、B氏から電話がかかって来ました。
B氏 「控訴の取り下げを間違いなくしました」
クマ 「今、裁判所から電話が来たので確認しましたよ」
B氏 「お手数をお掛けして申し訳ありませんでした」
クマ 「・・・ これで簡易裁判所で出た判決が確定されたんですけど、Aさんには明渡し、Bさんにはお金を払って頂く事になります」
B氏 「はい、まずはAの引越しを早急に進めさせます、大家さんへは取り急ぎ◯◯万円を振込させて頂きます」
クマ 「口座差し押さえしてきた相手はわかりました?」
B氏 「いえ、もしかすると私の勘違いかも知れません」
クマ 「は・・・ どういう事ですか?」
B氏 「裁判所から答弁書が届いて、その中に強制執行とか書いてあったので、てっきり実行されたのだと思いました」
クマ 「カードが使えなくなったって言ってましたよね?」
B氏 「はい、大家さんが差し押さえたのでなければ別の理由かと思います」
クマ 「他の件でも保証人になってるんですよね?」
B氏 「なっていますが、いきなり訴訟も無く口座って押さえられないですよね?」
クマ 「税務署系だと訴訟しなくても押さえてきますよ」
B氏 「そうですか、ちょっと様子見してみます」
クマ 「Bさん、今のうちに社内融資借りてAさんの保証してる部分全部返した方が良いですよ」
いろいろ話をしましたが、仕事場からの電話で話がしにくい様子でしたので、今後の件を日曜日に打ち合わせる事になりました。
何とも解決には遠い感じがしますが、今までよりもB氏が焦っているので、借主A氏への引越し圧力を強めてくれると思います。
ただ、A氏は開き直るタイプなのでB氏から回収した滞納金で明渡の強制執行も準備しようと思います。
いずれにしても、お金の無いA氏に代わって連帯保証人となってしまったB氏が全て責任取る事になるのが着地点です。
大家さんが一番気の毒なのは間違い無いですが、B氏に対しては「恨むならA氏を恨んで下さい」との気持ちが強い感じです。
賃貸借契約締結当時、A氏は勤務先・年収のしっかりしたサラリーマンでしたが、会社を辞めた頃からBさんに頼るようになりました。
今現在は、コンサルタント的な仕事をしていると、裁判所の口頭弁論で言ってましたが、口が上手いのは認めますが稼ぎは無いようです。
立派な会社に勤めていて年収が高くても会社を辞めてしまえば家賃さえ払えなくなる。
そんな場面を何度も見てきましたが、この事がB氏に当てはまらない事を祈ります。
・・・
昨晩は横浜まで行って暑気払いをしてきました。
8年位会っていない仲間もいたのですが、いろいろ盛り上がって、終電ギリギリまで飲んでしまいましたよ。
さて、本日は水曜日で定休日です。
ブログ書き終わったら風呂掃除のノルマを終わらせてセミナー資料の確認作業をする予定です。
21日(金)に日管協の東関東支部さんで講演させて頂きます。
ではまた明日
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裁判所で争う内容だけでなく一緒に車で裁判所まで行く予定の自分が寝坊したとか倒れたとか万一の事があった場合に対応できるようにしっかり打ち合わせしていました。
前日の夜、横浜で飲み会でしたので
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きのうは、月曜日に話していた通り、滞納している貸家の連帯保証人B氏により控訴の取り下げが行われました。
(詳細はこちら)
(登場人物)
貸主 (70代男性)所有している広めの戸建を賃貸に出し、ご自分は賃料の安いUR賃貸に居住、バイトしながらご夫婦で質素に生活している。
借主 A氏(40代男性)自称自営業 家族で住んでいる。
連帯保証人 B氏(50代男性)A氏の義兄 大手企業に勤め何度も滞納金を立て替え払いしている。自分としては、明渡訴訟で勝訴した後に控訴されたのは初めての経験だったので勉強になると思っていたのですが、控訴したB氏は滞納者A氏に全て任せていて、出廷する意思が無く控訴審直前に貸主側からの答弁書が届いた事で焦ってA氏に何とかするように伝えた感じです。
午前10時半に裁判所の書記官さんより自分の携帯に電話がかかってきました。
書記官 「明日の控訴審ですが、控訴人より取り下げの申し出がありまして、行われ無いことが決まりました」
クマ 「そうですか、事前に聞いていたのですが、ホントに取り下げるか怪しかったので、夕方にでもこちらから裁判所に確認しようと思っていましたよ」
書記官 「取り下げられたので、明日は無しですので」
クマ 「取り下げを取り下げたとかで、実は明日控訴審が開かれるなんて事は無いですよね?」
書記官 「いや、その時は延期なりしますけど、取り下げられてますから」
クマ 「大家さん、今の時間電話に出なかったですかね?」
書記官 「はい、被控訴人ご本人はお仕事に出かけているそうで、奥様にはその旨伝えましたので」
クマ 「そうですか、ご本人さんには自分からも明日中止だと伝えておきますね」
何か、一審での訴訟の取り下げと違い、控訴の場合は控訴した側の意思だけで取り下げが可能との事です。
その後、B氏から電話がかかって来ました。
B氏 「控訴の取り下げを間違いなくしました」
クマ 「今、裁判所から電話が来たので確認しましたよ」
B氏 「お手数をお掛けして申し訳ありませんでした」
クマ 「・・・ これで簡易裁判所で出た判決が確定されたんですけど、Aさんには明渡し、Bさんにはお金を払って頂く事になります」
B氏 「はい、まずはAの引越しを早急に進めさせます、大家さんへは取り急ぎ◯◯万円を振込させて頂きます」
クマ 「口座差し押さえしてきた相手はわかりました?」
B氏 「いえ、もしかすると私の勘違いかも知れません」
クマ 「は・・・ どういう事ですか?」
B氏 「裁判所から答弁書が届いて、その中に強制執行とか書いてあったので、てっきり実行されたのだと思いました」
クマ 「カードが使えなくなったって言ってましたよね?」
B氏 「はい、大家さんが差し押さえたのでなければ別の理由かと思います」
クマ 「他の件でも保証人になってるんですよね?」
B氏 「なっていますが、いきなり訴訟も無く口座って押さえられないですよね?」
クマ 「税務署系だと訴訟しなくても押さえてきますよ」
B氏 「そうですか、ちょっと様子見してみます」
クマ 「Bさん、今のうちに社内融資借りてAさんの保証してる部分全部返した方が良いですよ」
いろいろ話をしましたが、仕事場からの電話で話がしにくい様子でしたので、今後の件を日曜日に打ち合わせる事になりました。
何とも解決には遠い感じがしますが、今までよりもB氏が焦っているので、借主A氏への引越し圧力を強めてくれると思います。
ただ、A氏は開き直るタイプなのでB氏から回収した滞納金で明渡の強制執行も準備しようと思います。
いずれにしても、お金の無いA氏に代わって連帯保証人となってしまったB氏が全て責任取る事になるのが着地点です。
大家さんが一番気の毒なのは間違い無いですが、B氏に対しては「恨むならA氏を恨んで下さい」との気持ちが強い感じです。
賃貸借契約締結当時、A氏は勤務先・年収のしっかりしたサラリーマンでしたが、会社を辞めた頃からBさんに頼るようになりました。
今現在は、コンサルタント的な仕事をしていると、裁判所の口頭弁論で言ってましたが、口が上手いのは認めますが稼ぎは無いようです。
立派な会社に勤めていて年収が高くても会社を辞めてしまえば家賃さえ払えなくなる。
そんな場面を何度も見てきましたが、この事がB氏に当てはまらない事を祈ります。
・・・
昨晩は横浜まで行って暑気払いをしてきました。
8年位会っていない仲間もいたのですが、いろいろ盛り上がって、終電ギリギリまで飲んでしまいましたよ。
さて、本日は水曜日で定休日です。
ブログ書き終わったら風呂掃除のノルマを終わらせてセミナー資料の確認作業をする予定です。
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色々と考えさせられる話ですよね。
A氏も、転職するまでは順風満帆な生活をしていたのだし、人生たくさんの岐路があるので何があるかわからないですね。
それでもやはり、周りに迷惑をかける生き方はダメだと思います。
明日もきっとお忙しい定休日になると思いますが、気分転換もしてくださいね(⑉︎• •⑉︎)。