「隣の人が倒れてうめき声が聞こえました」

と、消防署に通報してガラスを割って入室したが、誰もいなかった。

「夜中に下の部屋の人がゲームしながら奇声を発して怖い」

との話で下の人に聞いたらゲームなど持っていない。

「明け方に斜め下の部屋の人が彼女を呼んで騒いで寝られなかった」

明け方なんて起きてないし、彼女なんて何年もいない! と言われてしまった・・・


そんな感じで「被害妄想的騒音トラブル物語」を作ってくれたワンルームアパート入居者Aさん(40代女性)の対応が昨日完了しました。



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正直言って自分は過去に「話が通じなくなってしまった系」の重たい対応をした事がありましたので、その時の教訓を踏まえて「こんどは早期に対応する」と誓っていました。


幸いにも今回のAさんが居住しているアパートは、当社が「貸主」となっている物件です。

管理物件と違い、訴訟の当事者にもなれるってのが実にやりやすいところです。

大家さんの顔色を伺わず、間に入ること無く、貸主としての判断で契約解除の内容証明を送ったのが8月初旬。

Aさんの親御さんと、行政(お金が出てる人なので)を巻き込んで、当社は一切部屋探しに関わらずキッチリと退去に向けて動いてもらいました。


途中、何度か電話でのやり取りがありましたが、「もう住めないんですから」と優しく言ったり強めに言ったりして自分としては2ヶ月で引越してもらえるってのはかなり早い対応だったと思っています。

で、最後の最後で何かあると嫌なので自分も解約立会に同行しました。


洋室遠景管理課の新人君と部屋に入ったところ、洋室の床の一部が黒くなっている事が目に入りました

横幅35cm 縦15cmの大きさで床(クッションフロア)がコゲています・・・







洋室中景クマ 「ちょっとこれは何ですか?」

Aさん 「天ぷら油がアロマキャンドルに引火して燃えちゃったんです」

クマ 「はぁ・・・ 何で天ぷら油がアロマキャンドルに?」



Aさん 「油を捨てようとしてフライパンを部屋に運んだ時に転んじゃいまして」

クマ 「意味がわからないんだけど・・・  部屋に油を運んだの?」

Aさん 「固めるテンプルが、固まって無かったんですよ」


クマ 「・・・ 転んでアロマキャンドルの上に掛かっちゃったの?」

Aさん 「ほんと怖かったです、水かけて消しましたが火事にならなくて良かったです」

拡大2クマ 「いやこれって火事ですよ、いつの話しなんですか!」

Aさん 「去年の7月4日の夜です」


クマ 「日付まで覚えてるんだったら、報告してください」


Aさん 「その日からアロマやめましたので」



・・・


なんだか話が噛み合わなくなってきたのですが、当然の事ながら原状回復して頂く事になります。

ほんと消火出来なかったら大惨事になっていたと思いますが、解約立会まで何も言わなかったって感覚も危ないです。


いずれにしても、引越が終わっているので原状回復費用の問題だけになりました。

借家人賠償保険の申請をしてみたところ、近日中に鑑定人がくる事になりました。

クッションフロアなんて大した金額では無いので写真と見積もり送って終わりだと思っていましたが、原因が火災の扱いになると対応が変わってしまうそうです。

とりあえず、面倒な案件が一つ終了して良かったです。

ではまた明日


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