図14長年、戦ってきた滞納者A氏より建物の明渡を受けました。

嘘つき滞納者は、詐欺師に近い種類の悪人ですが、金銭の問題だけでなく、開き直って建物を占有し続ける図々しさは、詐欺師よりも更に悪質な人間のクズだと自分は思っています。



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この案件、滞納者A氏の一家が9年前に一戸建貸家に入居した事から始まります。

何度か滞納を繰り返し、その度に自分とぶつかり連帯保証人であるB氏(義兄)が立て替え払いした事でズルズルと住み続けたので、大家さんに「法的手続きして追い出した方が良い」と進言していましたが、「訴訟なんてやりたくない」と言われ、資力の無いA氏を無視して保証人B氏から回収していたところ、去年の今頃から支払いをしてこなくなりました。

何とか大家さんを説得して本人訴訟により滞納金の支払いと明渡の判決が出たのが今年の3月

直後に控訴された事には驚きました。

今まで滞納の訴訟を何度も経験しましたが、判決に不服だと控訴するなんて事はありませんでしたので、控訴期間の2週間が経過するまでは、何事も無かったかのように大人しくしておくべきだったのでしょう。

結局、控訴の申立は、控訴審期日の前日に取り下げられて時間稼ぎされてしまった訳ですが、その間も滞納金のカウントが続き、A氏とB氏には8月末で引越すとの約束が守れなかったら強制執行の手続きを行うと伝えてありました。

ただ、現実問題は大量の荷物がある戸建て物件で強制執行を最後まですると、下手すると100万円コースになってしまうので、催告までの寸止め作戦で乗り切ろうと思っていましたが・・・


A氏からは、「引越し先が決まって9月中旬に引越します」と言われて、大家さんと決めていたレッドラインを10月2日として様子を見ていましたが、9月中旬から夜8時頃に行っても部屋に明かりが点く事無く確かに引越しは終わった様子でした。

A氏より「室内に残置物が結構残ったが捨ててもらって構わないので明け渡す」との話があった際は、鍵の受け渡しを優先しようかと迷いましたが、「残置物を撤去しなければ明け渡した事にならない」と伝え何とか室内のゴミを撤去させました。

これがワンルーム程度なら明渡し優先で鍵を受け取ったと思いますが、ルーズなA氏の事ですから大量のゴミが4LDKの部屋に残されていると考え。仮に撤去費用を請求できても回収できるとは限らないのと、滞納金はB氏に払わせるんだから、せめて自分の出したゴミくらい片せとの怒りからA氏に室内全てのゴミを撤去させました。

で、昨日の朝出社したところ、会社の郵便受けに予め渡してあった「動産放棄及び明渡しの覚書」と一緒に鍵が戻されていました。


やっと終わった・・・

そう思ったら、何やら覚書と一緒にメモが入っていました。

「敷地内に置かせてもらったゴミは近日中に撤去します」


図1現地へ行くと結構な量のゴミが残されていました

ホント最後の最後までイライラさせてくれます・・・








図4しかも、室内は壁パンチの穴やガラスの割れ、フローリングのはがれ、その他結構な破損箇所が見受けられ、ガイドラインに則って請求したとしても、かなりの請求額になる事でしょう。






何れにしても、今後は連帯保証人であるB氏に滞納金と、原状回復費用を支払って頂きます。

「建物の取り返し(明渡し)」+「滞納金回収」+「原状回復費用回収」=滞納物語の終了

となる訳ですが、明渡し完了で残るは「お金の問題」だけになった事は、大きな一歩かと思います。

今後は、A氏より資力のある連帯保証人B氏への対応となりますが、確定判決もらって差し押さえ手続きもできる状態になっていますので、早めに完全終結させたいところです。


ではまた明日

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