自分が管理している物件のオーナーさんは平成の初めくらいにアパートやマンションを建てた方が多く、元々が農家系の地主さんだった方が多いです。

地主系8割、投資家系1割、自宅を貸しに出たオーナー1割と言うのが当社の管理物件の特徴なので、年齢的に言うと70代・80代のオーナーさんがすごく多いのです。




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そうなると、相続や承継について対応しないといけなくなるのですが、これがまた結構な人間関係が出来ていないと深い話ができません。

何と言うか、今まで賃貸客付けとか給湯器が壊れたなんて感じの実務的なお付き合いをしていても家族関係まで深入りする事が少なくて、相続系の話をしないうちにお亡くなりになってしまう事が結構あるのです。


IMG_9381自分自身、そこら辺の事をしっかり対応する事が必要だと思っているので去年あたりから相続系の知識やテクニックを鍛えようと研修に多く参加しています。

平均寿命が伸びてくると、ご他界されるリスク以外にも認知症になって判断能力が無くなってしまうリスクが結構ありますので、その点からの対策も考えないといけません。





きのうは、民事信託の研修を受講してきましたが、リスクを回避するために信託の仕組みを利用する事は、かなり応用が効くと感じました。

自分自身、経験していない事はブログに書けないタイプなので、民事信託の事は書けませんが成年後見制度を利用しての売買契約の経験はブログに書いた事が何度かあります。

徐々に話が通じなくなったタイプ

突然判明した相続人が認知症だったタイプ

これがまた、申請する準備や手間が結構かかるのと、本当に売却が本人の為になるのか家庭裁判所に言い訳したり実に大変な感じでした。

そこら辺、誰の為に仕事をするのかと言う事にも繋がる大切な部分で、本来は判断能力が劣ってしまった方ご本人の資産を守るのが筋な話です。

ですが、あの世までお金を持っていける訳では無いので引き継ぐ相手がいる人なら円満に承継することがご本人の為なのでしょう。

やはり、元気で物事をハッキリ考えられるうちにいろいろ判断してもらうべきです。


ちょっと、自分的に心配なのが年配の方で遠い昔の事は鮮明に覚えているのに数日前が思い出せない人が結構います。

何と言うか、年配なんだからそんなものだろうと自分自身は思っていますが客観的に診断してもらうと判断能力に問題ありの結論となる方がそれなりにいるのでしょう。

怖いのは、契約から決済までの期間が長い売買契約の当事者となっていて決済の時の司法書士さんの確認で「意思能力に問題がありますね」なんて言われて決済出来なくなることです。

まぁ そんな事は滅多にないと思いますが、正直言って微妙な事は過去に何度かあった気がしてますので真面目に考えないといけないのでしょう。


今後は、承継絡みの案件に力をいれられるように鍛えて行こうと思っています。

研修で話を聞くだけでは無く、実務で経験する事ができる環境に感謝です。



ではまた明日


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