賃貸トラブルの種類には「人的トラブル」「物的トラブル」があるのですが、長年に渡る現場経験で、その他のジャンルがある事に気が付きました。

自分が思うその他のジャンル筆頭は「生き物トラブル」です。


人気ブログランキング←クリック頂けると1票入る仕組みなのでお願いします!


特に今の時期はハチ・鳥・雑草の苦情が増えだします。

「人」で無い事でやりにくいのが、ハチや鳥に「ここで巣を作らないで下さいよ」と言っても通じない事です。

ここら辺、「全く話が通じない」のが生き物系トラブルの特徴です。

まぁ 「全く話が通じない人」ってのが最強なのですが、人では無いことで強制的な実力行使ができるのも特徴なのです。

ただ、実力行使ができるのはハチと雑草等の植物だけで、野生動物に関しては法律で守られていますので、勝手に駆除する事はできません

今の時期は特にツバメの巣の撤去依頼が多くなるのですが、「ヒナが巣立つまで撤去出来ないんですよ」と説明すると大抵の入居者さんは理解してくれますが、フンが落ちないように工夫するとか清掃時の手間が増えると言った余計な事になる感じです。

ココらへん、自分的にも「巣立つまで待ってあげましょうよ」で通してますが、困ったのが「巣が落下して飛べないヒナが1羽だけ残ったから助けてあげて」との相談です。

巣が残っていれば、戻してあげたいところなのですが・・・


杓子定規に、駆除も保護も法律でできないんですと答えた訳ですが、昨日はそんな管理会社の回答に困った入居者さんがやむを得ず対処してくれた現場を見てきました。

IMG_1072入居者 「消火器置場の上に落ちた巣とヒナを置いといたら親鳥がエサやりしてるのよ」

クマ 「それは良かったです、早く巣立つといいですね」

入居者 「他のヒナは飛べたから、1羽だけ成長が遅かったんでしょうね」







IMG_10754世帯のアパートの1階部分なのですが、他の入居者さんも暖かく見守っている様子です。

親鳥が心配して近くで騒いでいましたので巣には近づかずカメラの望遠機能で撮影しましたが、まだ飛べなそうな感じでした。







何ともかわいそうな出来事ですが、試練を乗り切って巣立って欲しいものです。


「生き物系トラブル」に関しては、「人的」「物的」トラブルと並ぶ奥深さがあると思いますので、これからも研究していこうと思ってます。


ではまた明日



br_banner_tsubame←不動産系ブログの最新更新情報です。
次のブログへはツバメ君をクリック!
 


Google AdSense