
特殊清掃屋さんが薬剤での消毒や滅菌作業の他に結構な時間をかけて使っていたので聞いてみましたが、かなりの効果があるとの事です。
ネットで見るとタバコ部屋なんかでも効果があるとの事なので、クロス貼り換えても臭いが残る部屋用に購入を検討してみます。
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きのうは、特殊案件となってしまった部屋の残置物撤去に立ち合いました。
ご遺族が部屋にある貴重品を回収した翌日に消毒が入ったのですが、家財道具やキッチンの裏に隠れた虫の卵には効き目が無かったようで、1週間程度で虫が再発生してしまいました。
一応、特殊清掃屋さんには残置物を撤去しないと再発生する旨予告されていましたが、虫は卵の段階だと薬に強いみたいです・・・

かなり大きな音が出たので近所迷惑だった感じですが、引越し作業+解体を同時に行う感じなので、消毒脱臭業者さん2人、搬出作業員さん8人がバタバタな感じで、自分は入居者さん対応係で立ち会ってました。
こう言う系の特別な残置物撤去は普通の引越し屋さんはやらないから、専門の撤去業者さんが来るとは聞いていましたので、完全装備の特殊部隊みたいなのが来ると思っていましたが、平均年齢70歳以上と思われるシルバーさん達がトラック2台で到着。
クマ 「きょうは、よろしくお願い致します」
業者 「ちょっと、トイレ借りたいんだけど」
クマ 「えっ・・・ 一応使えますけど室内はマスクしないと臭いが厳しいですよ」
業者 「臭いなんて慣れてっから構わないよ、年取るとトイレが近いんだよ」
と、言ってマスクも付けずに室内に入り用を足してました・・・
一度は問題箇所の撤去と除菌をしたとは言え、さすがに作業中はマスクするようにお願いしましたがこんな程度は問題ないとの事でしたので、相当な経験者とお見受けしました

搬出作業スタッフは、いかりや長介さんみたいに怒鳴る社長さんがいて、1人は60代くらいの外国人さんで言葉があまり通じません。

クマ 「社長、ここ入居者さんの通り道で通れなくなっちゃうからトラックに積んで下さいよ」
社長 「荷物を積むのは順番があるんですよ、廊下に出してから一斉に詰め込むんで勘弁してくださいな」
クマ 「そうですか・・・ せめて通り道でも作って頂かないと入居者さんが外出する時に困っちゃいますよ」
社長 「わかりました・・・ おいっ ここの荷物をトラックに運んで通路を作ってくれ!」
迫力と指示能力ある社長さんで、スタッフの作業員さんがあっと言う間に通路を作ってくれました。
途中、お茶の休憩時間になり、社長さんが外国人のスタッフに人数分の飲み物を販売機で買ってくるようにとお金を渡しました。
外人さん 「お茶とコーヒー両方買う?」
社長 「俺はコーヒーがダメだからお茶がいいんだよ」
外人さん 「誰がコーヒーで誰がお茶?」
社長 「そんなの知らねぇよ 半々でいいから買ってきな」
しばらくして、外人さんが飲み物を持って帰ってきました。
社長 「おう、みんな 休憩の時間だから休んでくれ」
と、皆にお茶とコーヒーが配られて休憩の時間になりました。
クマ 「皆さんこの仕事は長いんですか?」
社長 「俺は長いけど、他のは寄せ集めなんですよ」
クマ 「大変なお仕事でも請け負ってくれて助かってます」
社長 「仕事は仕事なんで別に何とも思わないし、俺は細かいこと気にしないタイプだから」
クマ 「そうでしたか、実に立派なお考えで」
で、社長がペットボトルのフタを開けて飲み物を飲んで一言


外人さん 「お茶の色、緑でしょ? 違った?」
社長 「違う 梅ジュースだ! よく見て買って来いよ」
外人さん 「ゴメンナサイ漢字読めないから色で選んだので」
何か細かい事気にしいないと言った直後なので、自分が大爆笑したら社長さんも「梅は体に良いんだ」と言って笑ってました。

ホロとか無いトラックだったので風で荷物が飛ばないか心配だったのですが、スピード出さないで安全運転するのでしょうね。
いろんな仕事があるものですが、高齢者の方が活躍しているって事に驚きましたよ。
さて、本日は別の特殊案件である汚部屋2連発の2件を保険会社の鑑定人さんが現地へ来て本人さんのヒアリングを行います。
なんか、保険の対象になるのか微妙なのですが、チャレンジしてみます。
ではまた明日

梅よろしの画像でコーヒー吹きましたw。
ともすれば暗くなりがちな現場で笑いがあるのはいいことですよね。
クマさんのブログの見せ方もウマイです、さすがです。