ad64a311昨日は10月1日に発生した台風24号の被害のうち、一番被害が酷かった案件を対処しました。

管理物件の隣にある建物の外壁がドリフのセットみたく倒れてきた案件です





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台風被害の場合、管理会社的には入居者さんからの連絡を受けて各種連絡手配と、現場での応急処置をする程度の対応で終了します。

そして、面倒であったり後々の責任問題になりそうな状態であれば保険会社さんが手配する修理会社に丸投げする事が多いです。

が、今回1カ月以上も時間が掛かっているこの案件は・・・

(1)倒壊してきた隣家居住者が、年配のご夫婦で話が通じにくい

(2)隣家は建物が古いからと火災保険を数年前に解約していた

(3)車に被害を受けた管理物件入居者は、車両保険を使う事を拒否

(4)管理物件オーナー側の保険会社は、隣家の工作物責任が明白な状態であるので、まずは、隣家に話をして欲しいと管理物件オーナーに伝えてきた

(5)管理物件オーナーも隣家が危険な状態を放置していたのは明白で、入居者さんが被害を受けた事に対して憤り、隣家に修理代を請求する姿勢

で、オーナーさんと入居者さんから自分に隣家と話をして欲しいとお願いされたのです。

自分としては、入居者さんやオーナーさん、近隣住民からの「窓口になる」のが管理会社の仕事ではあるが、管理物件ではない「隣家との揉め事を仲裁するのは仕事の範囲外」だとして「揉めたら手を引くので、ご自分で対応頂くか弁護士先生紹介する」と伝えたところ「揉めないように話してみて欲しい」と強くお願いされたのでした。

で、結構な時間隣家のご夫婦の昔話を聞きながら人間関係を作ってお金を払ってくれる事になって、銀行からお金を下ろして渡してくれるのが昨日14時の約束だったのでご自宅を訪問しました。

クマ 「こんにちは、お時間になりましたので受け取りに来ましたよ」

ご主人 「なんかさ、やっぱり払わないって言ったら困る?」

クマ 「え・・・ どうしたんですか? 払わないって言うなら私が関わるのやめますよ」

ご主人 「隣の大家も入居者も怒ってるからあんたを使いにしてるんでしょ?」

クマ 「いえ、円満に解決して欲しいから私に上手に伝えて欲しいってお願いしてきたんですけど」

ご主人 「じゃぁ 私がもっと負けて欲しいってあんたにお願いしたら交渉してくれるかい?」


クマ 「しません、大家さんと入居者さんに直接やるようにお願いして二度と来ませんよ」

ご主人 「別に、喧嘩しようってんじゃ無いし、うちが悪いんだから払うのが筋だって理解してるんだよ」

クマ 「さんざん話して修理代も負けてもらったんだから、これ以上は無理ですよ、もう一回値切ったら帰りますよ」


ご主人 「払わないつもりは無いんだけどさ・・・」

クマ 「どうしちゃったんですか?」


IMG_1057ご主人さんしばらく黙っていたので、自分も黙っていること30秒。

年配の方を困らせている状態は気分が悪いものなので、「払う気になったら電話して下さい」と伝えて帰ろうとしたところ。

ご主人 「はっきり言わせてもらうと、あんたが信用できないんだよ」

クマ 「え・・・」

ご主人 「振り込め詐欺とかの仲間じゃないかね?」


クマ 「なるほど〜 そう言うのが心配だったんですね」

運転免許証見せたり指紋を朱肉で残しても良いと伝えたり、その場でオーナーさんに電話してスピーカーホンで「確かにこの人に任せてます」と伝えてもらってようやくお支払い頂く事ができました。

目の前でお金を数えて物件オーナーと入居者さんから預かった領収証を渡して任務完了。

ご主人 「人を疑うってのは嫌なものだけど、疑われるのも気分悪いよね」

クマ 「いえ、今どきは疑わないとダメな時代ですから当然ですよ」

ご主人 「この名刺に書いてある駅前の会社に行けば会えるのかな?」

クマ 「はい、外出してる事が多いですけど前もって電話して頂ければ会社にいますよ」

ご主人 「そうなんだ、もし何かあったら電話してから行くよ」

自分的にはこれで終わったと思っているのですが、続きがあるのでしょうか?

オーナーさんと入居者さんに感謝された事が救いでしたが後味が悪い対応でしたよ・・・


さて、本日は日管協フォーラム2018で語らせて頂きます。

賃貸管理業界最大のイベントで参加予定者が3300人突破したそうです。

参加されるブログ読者さんにお会いできるのが楽しみです


ではまた明日


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