先日、賃貸物件での高齢者入居トラブルや孤独死関連の実務話を聞かせてほしいとのことで取材がありインタビューを受けました。


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まぁ 何と言うか理想を語る的な話は好きでは無いので現実に起こっていることや体験談を語らせて頂きました。

この手の話では自分的に言うことが決まってまして

1.センサーの進化に期待
2.長期間発見されなかった場合はフルリニューアル
3.その費用を担保する為に保険に入っておく
4.心の準備(イメージトレーニング)をしておく


が、答えている内容です。

1.に関しては「これで完璧」みたいなものが開発される頃のような気がしているのですが、費用が掛かる話なので導入することに価値を感じるかが大切な部分なのかと思ってます。

2.は単純に次の募集の際に「全部新しくしています」と言える事が大切だと思うのと、それにより賃料の下落を軽減できる可能性があることです。

538bd520最近手掛けた告知案件では、フルリニューアルのお陰で従前の賃料より高く、同程度の近隣物件より少し安い程度の賃料で成約しました。

大切なのは全交換と暗さを感じさせない気分にする明るさかと思ってます。



3.は、孤独死案件の場合は「故意に死んだ場合」と違って、相続人または保証人からお支払い頂ける費用が残置物撤去費用や特別に汚損した事に起因する原状回復費用程度なのが現実です。
場合によっては全く協力してもらえないこともあります。
なので、2.で主張するフルリニューアルでユニットバスやキッチンまで交換しましょうとなると、大家さんの費用持ち出しが必要になるのです。
そこら辺、入居者さん側の家財保険のオマケ的な特約が充実してきたとは言え、残置物撤去や特殊清掃費用で消えてしまう程度の補償内容では、大家さん側の持ち出しが増えるのです。
なので、修理費用や家賃補償ができるような保険をオススメしています。

4.は、3.の段階になって「仕方ないですね」と損切り的に費用を出す決断ができるのか、「納得できない」と始まって放置状態が続いて他の入居者さんが気味悪いから引っ越すと言い出す等になって、「結局やるしか無いのか・・・」と悟って時間を無駄にする。

これは、事前に心の準備が出来ている方なら費用を出す決断が早くできると思いますし、建物を解体する選択肢を選べる人以外は必要な出費なのです。

売却する場合でも、部屋が荒れている状態では足元見られるかも知れません・・・

なので、突然の事案発生でショックを受ける前に、「こう言う事もある」と予防接種的なイメージトレーニングが必要なのです。


そこら辺、いろんなパターンを経験しているので忘れないうちに更にまとめて見ようと思っています。

上記の内容と微妙にずれますが、今回の取材で自分が思ったのは「記憶していることの大切さ」です。

同じような経験をしていても、何かに記録していないと忘れて行く

自分の場合は、たまたまブログに書いたりセミナー資料でまとめてあったりするので、いろんな事例を具体的に思い出せるのです。

そんな話の総集編を作ろうとか最新事情を追加してみようと思えるのは、頭の中だけでなく何かに記録しているお陰なのでしょう。

いろいろやる事ありますね。


さて、本日は売買系の案件を中心に対応して、夜は都内で司法書士の太田垣章子(あやちゃん)先生と21日のシンポジウムの打ち合わせしてきます。


ではまた明日


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