きのう(16日)は千葉市にある実家に弟と行って48年間エレベーター無しの5階に住んでいる両親(70代後半)と引越しについての話し合いをしてきました。

IMG_2358実家は築53年のUR(元公団)で、数年前から引越しするようにお願いしていましたが、東からは朝日が昇り南に千葉市内一望、西には富士山が見える眺望が何よりも気に入っているとのことです・・・
自分も20年間この景色を見て育ったので高台の見晴らしの良さは理解できますが、5階まで階段を上り下りすると言うのは足腰が健康で無くなったら寝たきりの元になるんじゃ無いかと心配なのです。



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今回は、「同じ階段の2階だったら考えても良い」と言われていた2階が偶然にも空いたので内見することになったのですが、その前に家族会議開始。

クマ 「2階の鍵持ってきたけど、ホントは1階が良いと思うんだよ ダメなの?」

母 「1階なんて湿気が多いし物騒だから絶対嫌だから」

クマ 「歩けなくなって車いすになったら2階じゃダメでしょ」

父 「杖ついて階段下りてる高齢者なんていっぱい住んでるし階段に手すりもあるよ」

母 「歩けなくなるくらいの時は施設に入ってるか死んでるから心配しないで大丈夫」

弟 「団地出てエレベータ―付の物件に引越すって考えは無いの?」


と、ここで自分が用意した見晴らしが良くてスーパーに近くて買い物便利な分譲マンションの斡旋図面を出して説明したのですが、中古のマンションに途中から新入りとして入るのは嫌だとのこと。

物件を自分か弟が購入して今までと同じ賃料を払ってもらえば良いと言ったのですが、そんな事をしてくれるなと言う事で今の環境を最低限にしか変えない2階の物件を見る事にしました。


IMG_9052部屋に入ったところ、全く同じ間取りなのに、家具が無い分広く感じて結構新鮮です。

さすがに見晴らしは5階より悪いですが、前の棟より高台なので陽当たりも良く20分くらいジックリ見て「これだったら良い」との結論になりました。







その後、URさんの事務所で申込手続き。

IMG_9065いろいろ聞いたら1週間以内に本契約をするようにとの事だったので、当日中に全部終わらせてきました。
若い頃と違って課税証明の出る収入が規定に届かないので1年分の賃料前払いと敷金2ヶ月を払いました。

1年後からは普通に月払いに変更になるそうです。

簡単に言えば1年分前払いと敷金が出せれば必要書類の提出で保証人も無く誰でも入居できる仕組みです。



この点は収入が少ないけど貯金がある高齢者向きな仕組みだと言えます。

それにしても、案内した当日に重要事項説明して契約まで完了できる手際の良い仕組みは、うちの勤務先では難易度が高いので見習いたいところです。



クマ 「いろいろありがとうございました、斡旋手数料の振込をお願いしますね」

スタッフ 「ごめんなさい、同じ団地内での移動だとURからの手数料払えない決まりなんですよ」


・・・

最後にオチが付いてしまいました


今度の山場は来月予定している引越し作業なのですが、その前に現在の部屋の原状回復査定があるとのことなので、50年近く住んだ部屋の解約立ち合いを参考の為に見学してみようと思ってます。

世界最大の大家さんであり元々は公の組織だったURさんについては、自分的には民業圧迫にならないように手加減して頂きたいと思っていますが、高齢者対応だけでなく心理的瑕疵関連で特別募集住宅でも割り切った対応をされているので大変参考になると考えています。

トラブル事例なんかも凄いデータが貯まっている事でしょうね。



sumeruie昨日、太田垣先生の著書「老後に住める家が無い!」の自分との対談部分の抜粋がネットに流れました
売買契約して決済までに大急ぎで住んでいる家を明け渡さないといけなくなった高齢の女性の部屋探しをした話が登場するのですが、その時は一般のアパートを断られまくって最後にURさんでした。
読んで頂ければと思います。

こちらは参加して頂ければと思います。



ではまた明日


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