先日よりブログに書いている売却予定地の農業用水地中埋設管の件ですが、進展がありました。

IMG_1144「ユンボ(重機)借りてきて取っ払っちゃうから」と売主さん(80代男性)に言われて、そんな事したら水が噴き出すのではと心配だったのと、用水との間には公道があり、雨水の側溝もきちんとある区画整理地なのに行政の埋設管図にも用水を管理している組織の配管図にも地下に用水を通している証拠が見当たらないのが怖い感じです。
こうなってくると、やはり一番この土地について知っている売主さんの言葉から推定して探ることも必要かと思い、再度聞きに行きました。


この売主さん、今は農家のおじいちゃん的な感じですが、現役の頃には水道工事の仕事をしていたのだから考えてみれば一番詳しい人なのでしょう。


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クマ 「農業用水の件ですけど、市役所や用水組合でも配管図面が無いって言われちゃったんです」

売主 「市役所なんて元々用水とは関係無いし、古すぎて図面がないんでしょ」

クマ 「自分が心配してるのは管を撤去して水が出て来ないかと隣地に給水してるとか無いかですよ」

売主 「だから、ポンプで汲み上げない限り水は出ないんですよ」

クマ 「用水と繋がってるなら管を切っても水が出るように思えちゃうんですけど」

売主 「簡単に言えば川の水を吸い込んで吐き出すポンプが土地の上にあるだけなんだよ」

クマ 「公道の下を通って配管してるって図面が無いし、隣の敷地に越境とか無ければ良いんすけど」

売主 「いやいや、ポンプ小屋から二方向に別れて〇丁目の田んぼまで管が延びてるんですよ」

クマ 「え〜 周りは住宅建ってるじゃないですか、他人の家の下に配管してないでしょ?」


何か話を聞くと今回の売却予定地にあるポンプは別の田んぼにも水を供給するポンプだったと判明しました。

話は昭和40年代にさかのぼり、区画整理される前に農道だった部分に125ミリ程度の管が埋め込まれていて、昭和50年代に区画整理で新しい道や住宅用地が造成された後も管が残っているとのこと・・・

クマ 「そんな・・・ 他人の家の下に農業用水の配管があるなんて聞いた事無いですよ」

売主 「家の下に配管が通っていることは隣の〇〇さんも土地購入した段階で承知してる話だけど今は水なんて通って無いから問題無いんですよ」

クマ 「え・・・ でも水を供給していた先の人ってポンプ無くなると困らないんですか?」

売主 「問題無いよ、みんな田んぼ辞めちゃったんだから」


クマ 「ちょっと買主さん側の造成屋さんと後処理について相談しますけど驚きました」

売主 「そうかい、埋め殺しで大丈夫って判断すると思うけど何だったら私がやりますから」

0708売主さん、かなり自信持ってましたが、話から配管の位置を推定すると、公道どころか他人様の土地に配管されて数百メートルも延びている様子です。
この地区では、こんな話は普通の話だとの事で、管をカットして埋める事で終わるものだとの事でした。

ここら辺は買主さん側にありのまま話して判断してもらいますが・・・



何とも勉強になりましたが、地目「田」とかポンプ小屋がある土地は注意しないといけないですね。


さて、本日(8日)は定休日です。

埼玉は朝から雨風が強くて台風みたいになっています。

日本中が土砂災害や河川の増水に注意が必要な状況になっているので雨漏り報告くらいくるのでしょう。

何も無い事を祈ります。

ではまた明日


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