昨日は、午前中に顧問税理士さんと決算の打ち合わせをしてきました。
スタッフ全員で頑張った結果を数字で確認するのは単純な売上げ目標と実績数値。
その他掛かっている経費関係は成績とは関係ないとする解釈で長年通してきた会社なので、その点がメリットにもデメリットにもなる訳です。
その部分のさじ加減をコントロールできる立場が経営側と従業者側の違いなのでしょう。
そこら辺、ここ数年間で勉強させて頂いていることに感謝です。
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そんな感じで、午前中が終わり会社に戻って来たところ、営業課N課長が深刻な様子になっていました。
心配になっていた内容は解約予定の入居者さんと音信不通となっていること・・・
(内容)
・2DKアパートの40代単身男性
・日本語が片言の外国人
・入居10年で、賃料滞納や問題行動は無し
・最近、失業してしまい、国へ帰るかも知れないと5月中に相談あり
・その際部屋を解約するとしたら更新期限の6月22日までにすると言われていた
・その後解約立会日の連絡を待っていたが連絡が無いので電話するも繋がらない状態が続いた
N課長は入居時の契約担当で、英会話の勉強になると積極的に話をしていたこともあり、タイプ的に連絡よこさないで国に帰るとかあり得ないとのことで心配になっていて、前日には部屋まで行って玄関ドアに手紙を貼り付けていました。
N課長 「やっぱりヤバい感じがするんだよ・・・」
クマ 「携帯の電源が切れてるって国に帰っちゃったんじゃないの?」
N課長 「いや、そんな不義理なタイプじゃないし、失業した報告受けた時落ち込んでたから・・・」
クマ 「え・・・ 思い詰めてる感じだったの?」
N課長 「考えすぎかも知れないけど、嫌な予感がするんだよ・・・」
クマ 「最後だから日本の観光名所でも旅行してるんじゃないのかな?」
N課長 「立会日の通知来ないのも携帯の電源が入って無いのも怪しいから安否確認今から行ける?」
クマ 「なら、交番のお巡りさんにお願いして立ち会ってもらわないとダメだから、電話しなよ」
と、言うことで、安否確認の場合はパトカーが来てしまう可能性がある110番で無く管轄交番のお巡りさんに頼むのが定番です。
万が一の際、管理会社の担当が第一発見者になるのは時間的拘束と精神的な面でのデメリットが大きく、自分の中では警察官同行以外の安否確認は無しにしています。
N課長が交番に電話をすると警察署に転送されたようで、担当者が出払っていて折り返し連絡くれることになったとのこと。
その後、刑事さんから折り返しが来たのですが、事情を詳しく話したところ「現在他の事件の対応で人がいないので、更に担当から折り返す」と言われました。
普段は土日でも対応してくれるのに余程何かあったのかと思われます。
そして、しばらくして折り返しの電話がありました。
警察 「申し訳ありませんが、しばらく忙しいので管理会社さんで対応頂けないでしょうか?」
N課長 「そうなんですか・・・ 入っちゃって宜しいですかね・・・」
警察 「緊急事態と言うことですし、こちらも状況を記録しましたので、万が一のことがあったら110番してもらえればと思います」
そんな内容だったそうです。
N課長 「警察にお墨付きもらったから安否確認してこよう」
クマ 「お墨付きじゃないって、警察は住居に入って良いって言ってるんじゃなくて、安否確認する話は聞いたって程度のことなんだよ」
N課長 「まぁ そうだけどさ、倒れてる可能性考えたら警察の手が空くまで待ってられないでしょ」
クマ 「第一発見者になると、救急車呼んだり事情聴取されたり大変なんだよ、事件性でもあったら指紋取られるとか面倒なことになるし・・・ まぁ そう言っても本当に倒れていて発見が早くて助かったとかもあるから行ってくるか」
N課長 「悪いけどよろしく・・・」
現地へ行くと前日に貼り付けてあった手紙はそのまま。
電気のメーターは昔と違ってスマートメーターなので円盤が回っているとかなく、デジタルの数字が表示されている状態です。
ドアポストから臭いを嗅いでもヤバい臭いはしません。
「〇〇さ〜ん 安否確認で鍵開けるよ〜」
大きな声でドアポストからこの言葉を叫ぶと居留守を使っている相手は大抵出て来てくれます。
なので、合鍵入室しない場合でも嘘つき滞納者相手にフェイントするなんて昔やってました。
が、全く返事なし・・・
仕方ないので鍵を開けました。

一気に緊張が高まるのですが、今回はバーロックの施錠無し。
玄関から入って、ダイニングを確認して最初のドキドキがトイレと風呂場。
必ずドアがあるので開けるのに心の準備が必要です。
トイレと風呂場は問題なし。
後は居室部分なのですが、こちらも人の気配は無し。
戸の閉まっている物入を最後に確認して誰もいないことが確定。

クマ 「これは国に帰っちゃったんじゃないか?」
N課長 「そうかも・・・ でもそんな人じゃないんで」
クマ 「まぁ 倒れて無くて良かったけど、様子見して連絡無かったら夜逃げの後始末だな」
この入居者さん、保証会社に入っていますので、今後の件は保証会社さんの管轄になります。
10年住んでいた割には荷物が少ない状態なのが救いですが、管理会社としては法的に完全な明け渡しをして頂くようお願いをする訳です。
まぁ そこら辺は保証会社さんのテクニックで解決して頂けることでしょう。
今回は、無事に安否確認完了だったのですが、何か最近安否確認が増えている感じです。
30代40代でも単身者で仕事を辞めてしまい社会と接点が無い状態が怖い感じです。
そこら辺、高齢者向けに安否確認サービス的なものが増えてきましたが、年齢だけでは判断出来ないことなのでしょうね・・・
ではまた明日

と言いたいですわな。
書面と鍵置いて行ってくれれば…と
ちなみに、安否確認終了の際は警察にも連絡するのですか?
大丈夫でした!と。