「玄関前のお花が良い感じで咲いてますけど、なんて種類のお花なんですか?」
20年以上前から定期的に訪問しているオーナーAさん(80代後半 男性)宅の敷地は約500坪なのですが、訪問する度に何かしらの花が出迎えてくれます。今月の花は〇〇と言う感じで楽しんでいるのでしょうか?
Aさんに聞いてみると・・・
「私が植えたんじゃなくて勝手に咲き出したんだけど、名前は知らないんだよね」
広い敷地内の草の手入れで1日が終わる生活だと言っていたことを思い出して前回訪問時のブログ記事を見てみると同じ花が咲いていましたが、2か月にも渡って花が咲いている種類の植物なのでしょう。「一応、花が咲くから草取りの対象にしてないんだよ」
この花の生き残りテクニックなのでしょうか。
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今回は、数日前にAさんから「所有しているアパートを売ろうと思う」との話があり訪問したのですが、過去に何度も出て来ては消える話なので、暇つぶしに話がしたいのだろうと思い訪問。
Aさん 「今度こそアパート売っちゃおうかと思うんだ」
クマ 「自分は良いんですけど、毎月の収入の方が一時的に大金入って終わりより良いって結論でしたよね?」
Aさん 「90歳に手が届く歳になったし年金も現金もあるからお金の問題じゃなくて持ってるのがストレスになったんだ」
クマ 「そうですか? アパートの草取りをご自分でされてますけど、業者さんにやってもらった方が良いですよ」
Aさん 「いや、今度は迷ってないから私が昔クマさんの仲介で買った時の値段で売れればいいよ」
今回話をしているAさんのアパートは、16年前に自分が仲介してAさんに購入頂いた物件ですが、当時Aさんは、そこそこの金額で現金購入しているのです。
なので、当初からローンは無いのですが、平成18年に中古で買った昭和築の物件を令和の時代の売却で同じ金額でとは地価の上がらない地方都市では難易度が高いです。
クマ 「あのアパート、今まで安定して稼いでくれたのを計算すると同じ金額で売れなくても全然儲かってるじゃないですか」
Aさん 「外壁塗装したり給湯器交換したりクロス張り替えたりお金掛けたんだから気分的に同じ金額ならバチ当たらないでしょ?」
クマ 「いや、バチとかじゃなくてアパート買う人は家賃収入に対しての利回り計算と建物の劣化状況で判断しますので売りに出して見ればわかりますけど簡単じゃない金額ですよ」
Aさん 「まぁ 自分が生きているうちに売ってくれればいいから頼みますよ」
そんな感じでお盆休み明けに媒介契約を締結することになりましたが、Aさんの希望通り活動することになるのでしょう。
クマ 「もしご希望金額で売れたら不動産の評価の方が低いから相続税的には宜しく無い話はご承知の上ですよね?」
Aさん 「わかってるけど、そう言うの考えるのも疲れたからアパートなんていらないんだよ」
クマ 「・・・ 何か人生の最後みたいな言い方しないで下さいよ」
Aさん 「平均寿命を超えた訳だし、今まで子供にお金のことで迷惑なんて一つも掛けなかったし、相続税は現金があれば払えるんだからいいんだよ」
そこら辺、いろいろ事情が複雑なので、ブログでは書きませんが、確かに自分から見たら相続税を払っても手元にお金が残る程の現金をお持ちです。
Aさん 「考えてみれば、自分は農家に生まれて親と一緒に農業を続けるものだと思ってたけど、機械化が進んで楽になった時に会社員になったんだよ」
ここから昭和の時代の苦労話が始まりました。
簡潔に書くとAさんは、親子中が良く、家業の農業を継ぐつもりだったのが、お父様に「機械が入って楽になったから外で働いた方が良いのではないか?」と言われて会社員になったそうです。
Aさんは元々地主ではありますが、賃貸経営は全くしていない農家だったとのことで、Aさんが賃貸経営することを志してから大家さんになった元サラリーマン大家さんです。
昭和40年代の話ですが、最初に入った会社が東京の蒲田周辺にあり普通の戸建の2階を賃貸している下宿の仕組を見て「賃貸収入は素晴らしい」と思ったのが賃貸経営を志した切っ掛けとのこと。
真面目なAさんは、会社(機械工場)での勤務ぶりが評価されて給料も上がっていったのですが、タバコも酒もやらずお金が貯まって行き昭和の終わり頃にアパートの購入を決意。
最初に購入した物件が横須賀市にある私鉄線路脇の貸家7世帯(のちに改造して14世帯)。
購入時も築古の平屋物件だったそうです。
賃料2万円とのことですが、満室になると凄い勢いで稼いでくれたとのこと。
借地だったそうですが、特に問題なく経費を引いても数年で購入代金の400万円を回収してからは更にお金が貯まり、貸家の退去があると自分でリフォームして木製の窓からアルミサッシに交換する等、今で言うサラリーマン大家&DIY大家さんの走りみたいな人だったのでしょう。
クマ 「いや、さすがに素人が窓枠ごと交換するとか厳しいと思いますけど簡単じゃないですよね?」
Aさん 「そうなんだよ、実は1棟だけ大工さんに頼んだんだけど丸一日付きっきりで技術を見て真似したんだよね」
クマ 「すごい・・・ そこまでする人は珍しいですよ」
Aさん 「だよねぇ あの時は会社員の収入もあったから家賃が毎月入ってお金が貯まりまくったんだけど、お金が貯まると更に貯めたくなって自分で大工仕事やれば節約になるって思ったんだ」
その頃には、会社でも出世されて転勤があり横須賀の貸家から離れてしまったそうですが、空室が出る度に現地でバリューアップ作業に励んだとのこと。
以降、貯まったお金と銀行ローンで各地にアパートや貸家を買い進めたそうです。
そして、この物件、自分とも縁があり、借地の期限が新築時より50年とのことで平成23年に当時荒れ放題で滞納者しか住んでいない状態の貸家の最後に立ち会った記録がブログにあります。Aさんこの時すでに75歳で行動力が無くなってしまい、借地の返還期限なのに滞納者がいるけど解体屋差し向けて壊すと本気で言ってたので自分が止めた経緯がありました。
止めない方が良かったかも知れません(笑)
スミマセン、この話長くなるので続きは明日のブログに書かせて頂きます。
今回一番書きたかったのはAさんに質問した「賃貸経営で一番辛かった話」なのですが、アパート購入時に脅された話でした。
その昔のヤクザの手口が面白くて・・・
脅されましたか(後半)はこちら
あと、昨日ブログで書いた足がつった話し。
多方面からアドバイス頂いて大変ありがとうございました。
お酒での水分摂取はアルコールのせいで利尿作用が働き水分不足の状態になるとのこと。
大変勉強になりました。
以後気をつけます m(_ _)m
ではまた明日








Aさん、とても真面目で勉強家な方ですね。
色々な経験をして今があるのだなと感じました。クマさんが前から仰っている、歴史をまとめる件ですがやはり必要としている方が多いと思います。昔の話を聞いてもらえることが嬉しいのでしょう(^^)
私も明日から夏季休暇です。
お互いリフレッシュしましょう(*^^*)