毎週日曜日の大河ドラマ、鎌倉殿の13人を楽しみにしている自分ですが、毎回何かしらの争いが勃発して戦(いくさ)になったり暗殺されたりするのが普通になっています。

理不尽な殺され方をされた側、殺す側の視点をドラマで疑似体験。

「今の世の中では考えられない」なんて言えるのは自分が平和な場所にいるからと言うことなのでしょうけど、そんな強烈な人間ドラマを体験出来ると言うことは「心を鍛える」意味で最強のイメージトレーニングになっています。


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と、言う自分自身は現在抱えている仕事の中で「はしごを外す」「手のひら返し」と言った言葉がピッタリな案件に関わっています。

何でしょう、不動産の仕事をする一環の流れで伝言係兼仲裁役をしているのですが、見事に深くハマってしまいました。

少しわかりやすく書くと、売主と買主、貸主と借主の売買賃貸ミックス案件で、大元である売主側の不手際から火種が燻っていることを知らずに炎上させた感じ・・・

当初は火に油を注ぐとわかっていたのは売主さんだけだったのですが、売買にしても賃貸にしても、しっかり調査をして抜かりなく交渉するのが仲介者の仕事ですので、深く現状を分析してしまう訳です。

案件着手→問題発覚→協議→相手側妥協→取引準備再開→相手側前言撤回→協議→炎上→消火→協議

と、言った段階で自分と営業課N課長が対応していますが、銀行さんや税理士事務所さんも交えて大規模な戦(いくさ)の真っ最中です。

昨日の協議で、着地点を設定出来たのですが、戦国ドラマのように全くもって安心できない状態が続いています。

ホントはここら辺の詳細が書きたいところなのですが、全てが終わって安定してからにしておきます・・・


で、昨日はこの案件の過程で唯一達成感のある出来事がありました。

先月、「金庫が開かなくなっちゃった」とブログで書いていました。


多くの不動産を所有されているお宅なのですが、金庫の中には権利証他、重要な書類が満載とのことで、権利証が無いと決済時に司法書士さんに保証してもらう費用が掛かってしまいます。

そう言う問題以上に、金庫の中に何が入っているのか気になるそうで、最悪は破壊してでも開けて欲しいとの話になり、当初は当社専属の鍵屋さんに解錠をお願いする予定でしたが・・・


鍵屋 「金庫はダイヤルの他に鍵も掛かってるのかな?」

N課長 「多分、掛かってるらしいんだけど、厳しいですか?」

鍵屋 「鍵の方だけなら自分がピッキングできるけどダイヤルは仲間の業者に外注する感じになっちゃうよ」

N課長 「結構お高くなっちゃいますかね?」

鍵屋 「まぁ 開くまでやらないといけない話しだし、破壊するのは大変なんですよ・・・ 金庫メーカーによっては製造番号伝えて解錠してくれるところもあるから、まずはそちらに聞いてダメなら連絡下さいよ」



と、言うことで金庫メーカーに確認したところ、金庫に書いてあった個体番号を伝えて厳重な本人確認が出来れば鍵と番号を郵送してくれるとのことがわかりました。


IMG_7859そんなことが出来ると言うのは知りませんでしたが、金庫メーカーさんで鍵を再作成してダイヤル番号を書いた紙と一緒に着払いで送ってくる仕組みでした。
費用は4万円弱。

鍵屋さんに頼む費用との比較で微妙な設定金額ですが、破壊されてしまうリスクを考えれば確実な方が良いです。

で、N課長と一緒に送られて来た鍵とダイヤル番号を試したところ・・・






IMG_7860見事に金庫が開きました!

金の延べ板が詰まっていれば最高だったのですが、中には権利証らしき書類が大量に入っていました。

大量すぎるので、後日分析することになりました。

「金庫壊さなくてホントに良かった」と喜んで頂けて何よりです。


100年前の金庫とかで無ければ、金庫のメーカーさんに確認するのも有効な対応だったと勉強になりました。








ではまた明日


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