当ブログ、今年の初めには高齢&汚部屋入居者Aさんの話題を多く書いていました。

数々の物語を作ってくれて大変な状況を乗り越えた後にも話題を提供して頂いたので、皆様の記憶にも残っていることでしょう。

実はそのAさんとは別の高齢&汚部屋のAさんの対応が昨日復活してしまいました・・・



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これがまた当ブログでは仮名をAさんとすることが多くて恐縮ですが、今回のAさんは上記のAさんとは別人で、2016年頃に関わりを持ったAさんです。

当時、某法人さんが所有されているアパートの老朽化による取り壊しにあたり、
「引越費用を負担するので退去して頂けないか?」とのことを60代の一人暮らし男性で病気により体が不自由になったAさんに持ちかけたのでした。

当初は拒絶されていましたが、2階の部屋に住んでいたAさんは、階段の上り下りが大変だったので、本当は渡りに船状態で歓迎していた気がします。

が、住み慣れた部屋を出ると言うことを強制されて歓迎する人は少ないのでしょう。

この時は、年金収入はあるけど無職、居住エリアに拘りまくるAさんの希望に合う物件を探すのに苦労しました。

571897beそんな感じで7年前に別の管理物件に引っ越してもらったのですが、以降は大したトラブルもなく、自分自身忘れている感じでした。

そして、問題が発覚したのが2年前。






Aさんの住んでいる部屋の上階入居者さんから「ゴキブリが酷い」との連絡があり、原因はAさん宅が汚部屋になっているからとまで突き止めました。

0f72c6b9当社の管理課W君が対応したところ、介護が必要なくらい病気が進行している状態なのに部屋の片付けをしてくれるヘルパーさんに対して高圧的な態度を取り、掃除をさせないようになったことがわかりました。

そのことにより不衛生な状態が加速。

ヘルパーさんとの話では片付けようとすると激怒するので怖くて掃除を諦めて食品の買い物だけしているとの事でした。

発覚以降、何度かAさんへ説得を試みてある程度のゴミを捨てましたが、ゴキブリの発生源となっている腐食した古いタンスだけは触るなとの事でした。



その後、ボヤ騒動を経験してしばらくした時にAさんはトイレで倒れてしまい、ヘルパーさんが救急車を呼んでからは病院へ入院。

高齢者一人暮らしの方の退去へ至る定番コースで病院へ運ばれてから介護系施設への入所が決まり、やっと解約通知が来ると思っていたところ、施設の方から「いつの日かアパートに戻るので解約はしないとAさんが主張している」との話が来ました。


IMG_3364その際にゴキブリの発生源となっているタンスの処分を要求した所、承諾してくれて管理課W君により撤去と消毒が行われ、以降は「家賃が入って来るならいいでしょ」と、言う感じで時が経つこと1年半。









昨日、保証会社の督促担当さんから「2ヶ月ほど家賃が滞っている」との連絡がありました。

すぐに管理課Sさんが介護施設の担当さんに連絡したところ…

管理課S 「保証会社からAさんのお家賃が入っていないと連絡があったのですが、どうかされましたかね?」

担当者 「こちらも御社に相談しようと思っていました。 実はAさん貯金が尽きてしまいアパートの家賃を払うと当施設の利用料が払えない状態なので口座から落ちなかったのかと思います」

管理課S 「解約のご通知を頂いて室内を空にして立会して頂かないと保証会社が訴訟の準備することになりますよ」

担当者 「そうなりますよね、Aさん凄い頑固でいずれ部屋に戻るから解約は絶対にしないって凄むんですよ」 

管理課S 「意思能力とか問題あるんですかね?」

担当者 「いえ、お体と言葉が不自由なだけで、認知症とかでは無いのでこちらとしても強く言えないんです」


何か、普通に「お金払えないなら施設に居られなくなる」と言えば納得しそうな気がしますが、管理課Sさんの話では、「施設の担当さん、凄く優しそう」との印象を受けたそうです。

当社としてもAさんに解約の意思が無ければ勝手に解約はできませんし、残置している物があるでしょうから自分で出来ないAさんの代わりに処分屋さんに頼む費用も用立てて頂くことになります。

そこら辺、困るのはAさんと保証会社さんなので、保証会社さんと施設の担当者さんで打ち合わせをしてもらうことになりました。


自分的にはAさんの頑固さの理由は「部屋に戻る執念」だと思っています。

その裏にはタバコが吸いたいとか好きな音楽を聴きたいと言う自由を求める気持ちが強くあるのでしょう。

ちなみにAさん、中島みゆきの大ファンで、その昔は訪問すると必ず曲がかかっていました。

施設の部屋でボリュームを上げられないとかの不満があるのかも知れませんので、ステレオタイプのイヤホンでもプレゼントすれば「部屋に戻りたい」と言わなくなるかも知れません。

ふと、7年前にAさんの部屋探しをした際に、保証会社の緊急連絡先になってくれる人が見つからず困っていたことを思い出しました。

画像3その際にAさんの部屋で聴いた「糸」が心を優しくしてくれて自分が緊急連絡先になっても良いかと思った経験があります。

良い音楽には人の心を動かす力があるのでしょう。

施設の方と保証会社さんの調整が難航したらAさんのCDを聴けるようにしてみてと提案しようと思います。





どうなりますかね・・・


ではまた明日


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