8月2日(水)と3日(木)の定休日を使い富士登山をしてきました。

結論的に素晴らしい経験をすることが出来たと思っています。

忘れないうちに時系列で記録させて頂きますね。




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8月2日(水)

朝9時30分に都内の北千住駅からバスが出る予定だったのですが、6時頃に月初にお参りしている地元の神社へ参拝。

富士山頂で神社にお参りするので、いつもの神社の神様より先にお参りしてしまうと悪い気がする変な感覚をもっている感じです・・・

その後、電車で北千住駅へ移動。

前日に用意して「重たい」と思って持って行く量を削ったザックの重さは1kg削れて10kgとなりましたが、結構大きな荷物となっているので朝の通勤時間で混雑している電車に乗るのは勇気がいるものです・・・

9時ちょっと前に見知らぬ携帯番号から電話が掛かってきました。

その時は電話に出なかったので、駅を出てから折り返したところ、バスの運転手さんからです。

運転手 「何時くらいに到着しますか?」

クマ 「え・・・9時半出発に間に合う予定で動いてますけど今、駅を出ました」

運転手 「集合場所は駅から5分くらい離れていますけど場所はわかりますか?」



そんな迷いそうな道でも無いのに親切な運転手さんだと思い、バスに到着したところ即出発。

北千住駅からは自分一人だけだったようで、早く出発したかったみたいです。


1その後、東京駅、新宿駅とお客さんを乗せて富士スバルライン5合目へ移動。

富士山は7月から9月10日までの期間しか山小屋がやっていないので5合目のお店も今が稼ぎ時なのでしょう。

外国の方の割合が半分くらいになっている印象でした。

思いっきり観光地ですね。





で、ツァーの方は関西方面からのバスも合流。

登山ルートは吉田ルートです。

PXL_20230802_065318455.MP~2既に、バスの中で渡されたバンダナでチーム分けがされていて自分は緑色バンダナのチームで7合目の山小屋に泊まるチーム。

水色バンダナの人たちは8合目の山小屋泊りとのこと。

7合目から8合目はコースタイムで100分も差があるので、自分としては初日に高いところまで登って翌日楽をしたいと思っていたので、ちょとガッカリ・・・





PXL_20230802_070333703ですが、登る距離は全く同じなので、初日に楽をしたと思えば良いのでしょう。

そんな程度のことが頭の中でグルグル回っていましたが、5合目でも標高2300mありますので、景色が良いです。










216時少し前に5合目を出て40分くらいで6合目を通過してからは段々と岩場が増えて歩きにくくなってきました。

山の天気は変わりやすい・・・

さっきまで晴れていたのに雨が降って来ました。

「山で濡れると夏場でも低体温症の原因になる」とガイドさんに言われて全員雨具を着用。





PXL_20230802_092125626.MPほんと、今回は登山ガイドさんが同行しているのが良かった点で、歩き方等々、いろいろ具体的に教えてくれます。

自分が今回一番参考になったのが高山病の予防方法。

急に高いところへ行くと頭痛がしたり気分が悪くなったりします。

二日酔いの状態と言えばわかりやすいのでしょう。






PXL_20230802_092835437脳に酸素を送ることが大切なので、「深呼吸を頻繁に行ってください」と言うシンプルな教えが高山病予防法でした。

自分は5合目で軽い頭痛が発生して「これが高山病」と自覚していましたので、言われた通り、深呼吸を何度も繰り返していたら見事に治り、以後呼吸を深くすることを繰り返したことで山頂まで頭痛は起きませんでしたよ。








ちなみにスポーツ用品店や山小屋で売っている酸素缶についても説明がありました。

酸素缶はその場だけ症状を軽減するのであれば使えば良いし、継続して登るなら高地順応力を妨げるので逆効果でしかないとのこと。


3徐々に高度が上がれば体が慣れるのに、一気に上がるから体が追い付かない状態が高山病になる元なのですが、弾丸登山などしたら高山病になる人が大半なのでしょう。

深呼吸の他は、水分補給を小まめに行うことも高山病予防になるのと、早く歩けてたとしてもゆっくり登る意味は高度順応の為だとの話が大変参考になりました。







PXL_20230802_090332197それと、自分はハードに動くと食欲が無くなるタイプなのですが、行動食を小まめに食べるのもパワーを出すのに必要ですのでハイカロリーなものをたくさん持って行きました。

チョコレートは暑いと溶けると思ったのでラムネ系お菓子やカロリーメイトとかベビーチーズを持って行きましたが、平地でビールのツマミで何の感動も無く食べているベビーチーズも行動食として食べると感動の美味しさでしたよ。






PXL_20230802_094452959そして、7合目の山小屋に到着したのが18時40分頃。
昨日も書きましたので省略しますが、1帖に1人よりも詰めた状態でも寝られるって人は少ないと思いますが、これもトップシーズンの富士山山小屋での常識なのでしょう。

今後は耳栓を持って行こうと言うのが自分の教訓です。

ここでは1時間30分の仮眠タイムでしたが、恐らく寝ていない状態だったと思います。






5夜の9時45分に山小屋を出て山頂へ向けて出発。

今回は吉田ルートと呼ばれる登山道で多くの山小屋があるのが特徴です。

山小屋があるイコール、トイレがあったり人がいる安心感が初心者向きと言われていますが、その通りと思いました。

写真だと写りが悪いですが、夜中雨も降らず満月がキレイでしたよ。



8月3日(木)

いつ午前0時を越えたのか意識していませんが、午前0時44分に撮影した写真が8合目の山小屋でしたので、3100mくらいの高さだったと思います。


4正直言って、仮眠に失敗したので夜通し登山するってのは体力の限界みたいな状態になります。

ちなみに自分のチーム、7合目の山小屋までの間に5人ほど山頂への登頂を断念したので、人によっては相当な辛さだったことでしょう。

自分的にはガイドさんが小まめに休憩を取ってくれたのと、登山客渋滞のおかげで、ゆっくり登れて何とかなった感じです。






67合目の山小屋を午後9時45分に出発して、8合目、本8合目、9合目と夢中で登った6時間。
午前3時45分に山頂に到着!

「皆様おめでとうございます」のガイドさんからの言葉に感動しましたが、何よりも登り切ったので休憩できると言う嬉しさも大きかったです。

写真だと真っ暗で何も見えませんが、街の明かりが肉眼だとキレイに見えました。



7ご来光まで1時間くらい間がありましたが、日の出の時間よりかなり前に空が明るくなるものです。

そう言えば、若い頃に初日の出を見に海に行ったことがあった時もそのような経験をしたと思い出しました。

あまりにも待ちくたびれて「二度と初日の出なんか見に行かない」と思ったものですが、苦労して登った末に見られるご来光は全く別物です。





山頂の山小屋で休憩をしながら今後の行程がガイドさんより説明されました。

「関西方面に帰る方のバスの出発が早いので5時に山頂から下山します」

今回自分は、山頂より更に上にある3776mの剣ヶ峰に登りたいと思っていたので、ツァー詳細に書いてあったお鉢巡り(山頂の火口を360度見渡せるコース)に参加したかったのです。

自分の他にもそのような人がいまして質問してみました。

クマ 「お鉢巡りに参加したいのですが、自分は関東のバスなので参加できますよね?」

ガイド 「いや、団体で行動して頂くのが原則でして、申し訳ないですけど今回は無理です」

クマ 「え・・・ では自分だけで剣ヶ峰だけ登って帰ってくるってのはダメですか?」

ガイド 「そんな簡単じゃないんですよ、結構危険なコースで1時間では無理ですので・・・」

自分としては、20年以上前に山頂までは来たことがありましたので、剣ヶ峰に登って日本で一番高い場所へ行ったとの経験が欲しかったのです。

今回を逃してしまうと、別の日にお鉢巡り&剣ヶ峰目的でもう一度登らないといけない・・・

一応、ツァーの開催情報には「時間の都合でお鉢巡りに参加できないことがあります」と書いてありますので、その通りになったと言うことでしょう。

山頂到着で気分の良いツァーの皆さんの前でワガママなことを言うのも大人げないものです。


クマ 「わかりました、残念ですが今回は諦めます」


と、答えてガッカリそうな顔をしている自分の思いが通じたのか、担当のガイドさんが同じツァー会社の別のチームのガイドさんに相談してくれて、自分のバスの出発時間にギリギリ間に合うお鉢巡りのツァーに入れてもらえてお鉢巡りに参加できることになりました。

別料金1100円でしたが、ガイドさんがいると安心感が全然違います。

8激混みの山頂では無く、更に登った場所からご来光を拝むことが出来ました。

最高に嬉しかった瞬間です。











PXL_20230802_201604804太陽が昇るとヘッドランプが要らない。

そんな当たり前のことにも嬉しくなる中で富士山頂にある本宮浅間大社奥宮へお参り。

多分、お参りする難易度がトップクラスに高い神社なのでしょう。







PXL_20230802_203039611そして登りたかった剣ヶ峰へ

今まで5合目から山頂まで登り切って、パワーを使い果たした状態ですが、このひと登りが最高に辛い・・・











10最高峰の石碑がある場所は写真撮影渋滞だったのですが、自分は時間の関係で渋滞に並ばず更に石碑より高い岩の上へ立ちました。

ここが間違いなく日本で一番高い地面。

経験値として心に刻めました。








11もっと高い場所は測候所の構造物なのですが、立ち入り禁止なので登れません(笑)















13ちなみに、ギリギリまで行って撮影した富士山のお鉢(火口)の写真。

落ちたら助からないくらい急なのでホント夜中なんて危なくて行けませんね。










14剣ヶ峰に登ったあとは、バスの時間に間に合うように大急ぎで下山。

この写真は、富士山の影の写真ですが、写真では伝わらない不思議さを感じました。

なんて思う間も無く、下山ルートへ。








下りは登りより楽だろう。

何て思ってしまうのですが、これがまたコースタイム4時間の下りは足が壊れます。

自分自身、登りで体力を使い果たしてしまった訳で、下りは「成るようになれ」と開き直り下りはじめましたが、2時間くらいしてふくらはぎと腰、股関節が痛くなり歩くのがやっとな状態に。

3時間で5合目に到着したので急ぎ過ぎた感もありますが、バスの時間に間に合いました。

この時が足の痛さピークで着替えをする休憩室で座って荷物の整理のために20分くらい座っていたら立てなくなりました。

これは明日の仕事に差し障る・・・

ガイドさんがいなくなった後の下山時のペース配分が悪かったのでしょう。

ゆっくり歩くことの大切さを身をもって教わりました。

この段階では、前日の夜に山小屋でカレーライスを食べて以降、行動食(お菓子程度)しか食べていなくてスタミナ不足だったことも大きかったことでしょう。


その後、ツァーの行程通りバスで温泉施設へ

何か温泉が効いた気分になって復活しましたが、お昼ご飯を食べて元気になったのでしょうね。


温泉が終わり、新宿駅にてバスを下車して電車に乗り換えて無事に自宅に帰って来たのが午後6時頃で、急いで当日ブログをウトウトしながら更新して直後に爆睡。

ホント、毎日連続のブログ更新が途切れる危機でもありました。

結局のところ、体の方は20時30分から6時まで9時間半爆睡したお陰でかなり元気になりました。

ふくらはぎと太もも、股関節近辺の筋肉痛が凄いのですが、自分の場合はここの部分が登山で鍛えるべき筋肉なのかと思います。

以前より故障の原因であった膝に関しては幸いにも痛くなることが無かったのは普段のランニングの成果かと思いますので、その点も良かったのでしょう。


そんな感じで素晴らしい経験値と教訓が得られた有意義な2日間でした。


そのような経験の効能で仕事やプライベートに良い変化が起きるのか?


これからわかることでしょう。





ではまた明日


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