つづきモノになってしまった古貸家を退去して頂けないAさん(50代男性)の件。
理由があって通常の民間賃貸物件に入居できないために医師の診断手続きを経て施設への引越しを承諾してくれたのに、先週金曜日の約束時間に訪問しても会ってくれなくなった状態です。
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築50年で著しく老朽化してしまった貸家9世帯に関して、貸主であるオーナーさんが入居者交渉をして当社が引越し先探しをする役割で10か月かけて8世帯の退去が完了。
コンプライアンス上の問題が起きないように気をつけながら対処した8世帯は結果的には全て円満に引越しをして頂いた状態だったのにAさんだけが残ってしまいました。
8世帯の対応では、問題無く近所の賃貸物件に引越しが出来た方もいれば行政の支援や高齢で本人さんが契約の主体に成れず息子さんが契約者になる等、難易度が高いやり取りが多く自分自身も良い経験が積めたと思っています。
高齢であったり働いていなかったりと賃貸物件を借りるに当たっての課題がある状態の方が多かったのですが、行政やお身内からの支援があれば何とかなる状態と言うことをヒントに諸条件クリア出来たものの、今回問題となっているAさんの場合は行政からの支援がある状態でも、働けない理由に他の方と違う問題があることが更に難易度を高くしています。
肉体的には問題が無いのに働けないと言うパターン。
会話が出来ない訳でも無いので意思表示は普通に出来ますが、「面倒なことはしない」的な性格だと自分は分析しています。
よって一人暮らしが厳しく、現在も離れた場所に住んでいる高齢のお母様が保護費の受け渡をしていますので「数か月会ってくれなくなった」と言う現在では室内が汚部屋化している状態です・・・
と、言う事で昨日も約束の時間である14時に訪問したのですが、先週金曜日と同じく全く無反応。
しばらく玄関ドアをノックして呼びかけましたが手が痛くなるだけなので作戦変更。
「会えなくて残念だよ、もう帰るから」
と、伝えて空き部屋になった隣室に隠れました。

多分、隣室のカギを開ける音がAさんに聞こえたと思うので、根競べ的かくれんぼをすること15分。
Aさんの独り言が小さく聞こえて来ました。
何を言っているのかハッキリは聴き取れませんが、電話で話しているかのような独り言・・・
「約束なんてしてない」「大丈夫だって」「いいんだ」この言葉が聞き取れた言葉ですが、やがて壁の隙間の裏にAさんが立ったことが隙間からの光の変化でわかりました。
ベニヤ1枚程度の仕切りの先に立っている。
恐らくAさんも前回自分が呼びかけの為に声を掛けた壁が薄い場所と認識していることでしょう。
気がつかれたか・・・

時代劇なら槍で刺されていた場面でしょう。
壁を挟んで向き合うこと20秒・・・
声を掛けようか迷ったのですが、次からこの作戦が使えなくなるのを避けてAさんが去ったことを確認。
ヘリコプターがバタバタと飛んできて騒がしくなったのに合わせて部屋を出ました。
そして、車の中からGWで外出中のオーナーさんへ報告。
クマ 「今回も出て来ませんでしたが、中で倒れている訳では無い感じでした」
オーナー 「お疲れ様、もうこの状態は限界なので連休明けたら強気に対応するしかないね」
去年から対応していたオーナーさんは何度も同じような空振り対応をされた訳ですので、自分以上に腹が立っていると思いますので強い対応もやむを得ないのでしょう。
GW休暇明けに一緒に対応しますが、「怒ってる大家さん」と「優しいオッサン」的な役割分担で対応を進めてみようと思っています。
どうなりますかね・・・

珍しく居酒屋では無くイタリアンのお店へ行き、スタッフと落ち着いて語り合うことが出来ました。
自分は居酒屋系が好きなのですが、他のお客さんの手前大きな声を出せない雰囲気が実に良い語り合いの場となった感じでしたよ。
と、言う事で本日より4日(土)までGW休暇となりました。
早速、恒例のフトン洗い作業を命じられたので早々に終わらせたいと思っています。
コインランドリーが終わったら毎月恒例の神社参拝へ行き、午後と明日はセミナー資料作成に専念する予定です。
そして3日と4日にはGWらしい楽しみ方をしようと思っています。
ではまた明日

昨日の予測変換、失礼いたしました!
今日も緊迫した状況のご報告ブログになりましたね。
壁越しの時間、自分の心臓の音が聞こえてしまいそうです。次はGW明けの対応になると思いますが、進展がありますように…。
GWは本降りの雨と肌寒い日のスタートとなりましたが楽しんでください!