

吉祥閣のHPが無くて予約が電話だけでした。
恐山宿坊 吉祥閣 0175-22-3826
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さらにそこから青い森鉄道に乗り換えて野辺地駅で更に大湊線に乗り換え。
知らない場所へ行くってのは勝手がわからず電車に乗っているだけでも疲れるものです。

最寄り駅と言ってもそこから14時10分発のバスに乗って恐山の門前に到着したのが14時50分でした。

携帯の電波がたまに届く程度と言ったことが自分には厳しい感じでしたが、スマホやPCを使わないって機会も良い経験になりました。
宿坊内部とお堂内部での写真撮影を禁じるとの警告がありましたので撮影を控えましたが、部屋は和室15畳+四畳半と一人の部屋にしては広すぎます。


自分的には幽霊系の怖さは全く感じず、「元、生きていた人」と「今、生きている人」の境目を感じられる場所だと言う印象でした。

「そう言う気持ちにさせてもらえる場所」でもあるのでしょうね。
散策が終わって、午後6時からは夕食。
ホテルとは違い、お寺なので肉や魚を使わない精進料理です。
かなり質素な食事なのだろうと思っていましたが、野菜の天ぷらとか素麺なども出て来て美味しかったですし御飯のお代わりもできました。
写真が撮れれば良さが伝わると思いますが撮れずに残念・・・

食事をするだけでも「感謝」「自分を顧みる」「怒る気持ちや嫌う気持ち」「食事が薬となり命を繋ぐ」「より良き人間として生きる」そのような事を思っての「いただきます」に感動しました。
その後は、場所を地蔵堂に移動して南 直哉(みなみ・じきさい)恐山菩提寺院代よりの法話を聞かせて頂きました。
この方のブログを事前に拝見させて頂いておりましたので、楽しみだったのですが素晴らしい&楽しめるお話しを聞かせて頂きました。

と、言う感じで怖い話が始まるのかと思ったところ、20年近い年数のうち1度も幽霊を見たことが無いとのこと。
お若い頃、夜中に恐山を歩けば幽霊に会えるのではと思い、結構な時間を掛けて一人で歩き周ったところ、翌日の朝に宿坊に泊まっているお客さんが「お坊さんの幽霊を見たと」騒ぎになっていたとか・・・

もっと知りたいと思ったので、フロントで書籍を購入させて頂きまして更にブログ恐山あれこれ日記で学ばせて頂きたいと思います。

恐山の境内には温泉が4か所あり、男性用1か所女性用2か所、混浴1か所です。
フロントで、「一番良いお風呂は混浴だからぜひ」と言われましたので入ってきましたが、かなり硫黄の濃度が濃い感じで「絶対に顔を洗わないで」と警告がある程でした。
目に入ると翌日まで痛くなるそうです・・・
ちなみに境内の温泉だけでなく宿坊内にもお風呂がありまして、これがまた凄く広い大浴場です。
こちらにはシャワーもシャンプーやボディーソープもあるので、境内の簡易な建物の温泉と比較してしまうと高級旅館の温泉に感じます。
お風呂から部屋に戻り、テレビも無くネットも繋がらない感じでボーっとしていたところ眠くなり布団に入りました。
午後9時からの爆睡・・・
幽霊を見たり怖い夢を見るとか期待していましたが、深い眠りだったようで全く夢も見ませんでした。

前日に散策した際は初めてなので広く感じましたが、ゆっくり回っても1時間程度な感じです。
きれいなイトトンボも写真を撮らせてくれまして、地獄の景色に似合わないカラフルさが不思議な感覚でした。

宇曽利湖と言う湖なのですが硫黄の臭いが漂っていて、魚で生息しているのはウグイだけとのこと。
勇気を出して湖の水を触ってみましたが、常温で普通な感じ。
熱かったら巨大な温泉になっていますね・・・
そして6時半からが朝のお勤め
地蔵堂に宿泊者が集まって供養のお経を唱えている様子を見学させて頂き、院代さんの法話をお聞きした後に本堂へ移動して更にご供養に立ち会う感じでした。
故人の遺影がたくさんあって何とも言えない雰囲気でしたが、この雰囲気こそが人が本能的に「心や記憶の奥底に持っている潜在的な部分」なのだと自分は思いました。
大変良い経験が出来た。
遠くて行きにくい場所でしたが、行って良かったと思っています。
もし、読者の皆様も行かれるようでしたら、1人で行くのが良いと思います。
複数で行くと話し相手が出来て共通の思い出が出来ることが良いのでしょうけど、1人でないと感じられない感覚ってのがあると思います。
ネットも繋がらず、テレビも無いので自分の心と繋がる時間。
普段からやろうと思えば出来そうですが、その気にならないってのが俗に染まっている証でもあるのでしょうね。

短かったけど大満足の定休日でしたよ。
書き足りないこともあるので、後日書かせて頂きます。
ではまた明日

とても興味深く読ませていただきました。名前と雰囲気は知っていましたが、ここまで深く知ることができて嬉しいです。
デジタルデトックスの目的としても最高の場所かと思います。
なかなか1人自分と向き合う時間がとれないけれど、このような時間を過ごせるなら、いつか行ってみたいと思いました。
明日もお仕事頑張ってください(*^^*)