PXL_20240626_200306928昨日(26日水曜日)から一泊二日で日本三大霊場として知られる青森県の恐山に宿泊しました。













PXL_20240626_200252164宿泊先が「吉祥閣」と言う恐山菩提寺の宿坊ですので、お寺の中に泊めてもらった感じです。

吉祥閣のHPが無くて予約が電話だけでした。

恐山宿坊 吉祥閣 0175-22-3826








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PXL_20240626_03572886126日(水)の朝8時頃に埼玉の自宅を出て大宮駅に行き、9時32分発の新幹線に乗り12時10分に八戸駅到着。
さらにそこから青い森鉄道に乗り換えて野辺地駅で更に大湊線に乗り換え。

知らない場所へ行くってのは勝手がわからず電車に乗っているだけでも疲れるものです。






PXL_20240626_045845564そして恐山の最寄り駅の下北駅到着が14時。

最寄り駅と言ってもそこから14時10分発のバスに乗って恐山の門前に到着したのが14時50分でした。











syukubou宿坊はお寺とは思えないくらい近代的でキレイな施設でした。(写真の正面が宿坊です)

携帯の電波がたまに届く程度と言ったことが自分には厳しい感じでしたが、スマホやPCを使わないって機会も良い経験になりました。




宿坊内部とお堂内部での写真撮影を禁じるとの警告がありましたので撮影を控えましたが、部屋は和室15畳+四畳半と一人の部屋にしては広すぎます。




PXL_20240626_200644507恐山は「死ねばお山(恐山)に行く」と、大昔から信じられてきた場所ですが、故人を偲ぶために「生きている人が行くお山」であることは間違いないことなのでしょう。












PXL_20240626_203121225地獄の風景と言われるのは、火山であるからなのだと思いますが、いたる所で石が積まれて風車が回っている独特の雰囲気となっています。

自分的には幽霊系の怖さは全く感じず、「元、生きていた人」「今、生きている人」の境目を感じられる場所だと言う印象でした。







PXL_20240626_204035319これも、何百年も前に亡くなった人から最近亡くなった人まで、「その人のことを思う気持ちを持てば存在を感じる」特別な場所なのかと思いました。


「そう言う気持ちにさせてもらえる場所」でもあるのでしょうね。








散策が終わって、午後6時からは夕食。

ホテルとは違い、お寺なので肉や魚を使わない精進料理です。


かなり質素な食事なのだろうと思っていましたが、野菜の天ぷらとか素麺なども出て来て美味しかったですし御飯のお代わりもできました。
写真が撮れれば良さが伝わると思いますが撮れずに残念・・・


PXL_20240626_093826945お食事を頂くことに関しても、お坊さんから解説があり、「食事五観」について説明を受けました。

食事をするだけでも「感謝」「自分を顧みる」「怒る気持ちや嫌う気持ち」「食事が薬となり命を繋ぐ」「より良き人間として生きる」そのような事を思っての「いただきます」に感動しました。







その後は、場所を地蔵堂に移動して南 直哉(みなみ・じきさい)恐山菩提寺院代よりの法話を聞かせて頂きました。


この方のブログを事前に拝見させて頂いておりましたので、楽しみだったのですが素晴らしい&楽しめるお話しを聞かせて頂きました。

6「霊場恐山なんて言葉のイメージから幽霊が集まって来る場所だと思ってる人が多いですよね?」

と、言う感じで怖い話が始まるのかと思ったところ、20年近い年数のうち1度も幽霊を見たことが無いとのこと。







お若い頃、夜中に恐山を歩けば幽霊に会えるのではと思い、結構な時間を掛けて一人で歩き周ったところ、翌日の朝に宿坊に泊まっているお客さんが「お坊さんの幽霊を見たと」騒ぎになっていたとか・・・


2そんな面白い話しだけでなく、「目の前で人が亡くなることで死ぬ理由や生きる理由を考える」「理不尽でどうしようもならないのがこの世」「なぜ生まれたか理由がわからない」「なぜ死ぬのかもわからない」等々、実に深いお話を1時間に渡り教えて頂きました。







もっと知りたいと思ったので、フロントで書籍を購入させて頂きまして更にブログ恐山あれこれ日記で学ばせて頂きたいと思います。



PXL_20240627_003025410そして夜の法話が終わってからはお風呂へ行ってきました。

恐山の境内には温泉が4か所あり、男性用1か所女性用2か所、混浴1か所です。
フロントで、「一番良いお風呂は混浴だからぜひ」と言われましたので入ってきましたが、かなり硫黄の濃度が濃い感じで「絶対に顔を洗わないで」と警告がある程でした。

目に入ると翌日まで痛くなるそうです・・・






ちなみに境内の温泉だけでなく宿坊内にもお風呂がありまして、これがまた凄く広い大浴場です。

こちらにはシャワーもシャンプーやボディーソープもあるので、境内の簡易な建物の温泉と比較してしまうと高級旅館の温泉に感じます。

お風呂から部屋に戻り、テレビも無くネットも繋がらない感じでボーっとしていたところ眠くなり布団に入りました。

午後9時からの爆睡・・・


幽霊を見たり怖い夢を見るとか期待していましたが、深い眠りだったようで全く夢も見ませんでした。


PXL_20240626_201834942そして、朝は5時から恐山散策へ

前日に散策した際は初めてなので広く感じましたが、ゆっくり回っても1時間程度な感じです。

きれいなイトトンボも写真を撮らせてくれまして、地獄の景色に似合わないカラフルさが不思議な感覚でした。








5地獄の風景を見た後の極楽浜の景色は素晴らしかったです。

宇曽利湖と言う湖なのですが硫黄の臭いが漂っていて、魚で生息しているのはウグイだけとのこと。

勇気を出して湖の水を触ってみましたが、常温で普通な感じ。

熱かったら巨大な温泉になっていますね・・・





そして6時半からが朝のお勤め

地蔵堂に宿泊者が集まって供養のお経を唱えている様子を見学させて頂き、院代さんの法話をお聞きした後に本堂へ移動して更にご供養に立ち会う感じでした。

故人の遺影がたくさんあって何とも言えない雰囲気でしたが、この雰囲気こそが人が本能的に「心や記憶の奥底に持っている潜在的な部分」なのだと自分は思いました。


大変良い経験が出来た。

遠くて行きにくい場所でしたが、行って良かったと思っています。

もし、読者の皆様も行かれるようでしたら、1人で行くのが良いと思います。

複数で行くと話し相手が出来て共通の思い出が出来ることが良いのでしょうけど、1人でないと感じられない感覚ってのがあると思います。

ネットも繋がらず、テレビも無いので自分の心と繋がる時間。

普段からやろうと思えば出来そうですが、その気にならないってのが俗に染まっている証でもあるのでしょうね。


PXL_20240627_063612062 1と、言う事でやっと八戸駅について新幹線に乗り換えたのでブログ更新出来ました。

短かったけど大満足の定休日でしたよ。


書き足りないこともあるので、後日書かせて頂きます。






ではまた明日


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