「もう1日待ってあげて下さい」
昨日は古貸家Aさんに対する訪問に、Aさんのお母様(80代)より「待った」が掛かりました。
前日にお母様と相談の上で引き籠って無視を続けるAさん宛ての手紙をポストに入れていたのですが、内容的に気が動転している頃だとのお母様の判断です。
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クマ 「Aさん、手紙読んでくれた頃ですよね?」
母親 「秘密の場所に置いた手紙が無くなってたから読んだと思うんだけど、あの子は何かを強制されることを極端に嫌がるから、丸1日は落ち着いて考えさせたいんですよ」
クマ 「え・・・ 訪問した時に無視してると部屋の中で倒れてると心配して警察官と安否確認することになるから返事くらいして下さいって内容だから大した話じゃ無いですよ」
母親 「あの子にしてみれば誰かと話すだけでもパニックになるくらい大変なことなんですよ」
クマ 「そうですか・・・ でしたらお母さんからの手紙で上手に伝えて頂けないですかね?」
母親 「手紙は何度も出してるんですよ、読んでると思うんだけど返事くれないのよね・・・ 」
市役所の担当さんが家庭訪問に来る時にお母様も立ち会っているそうですが、強制的に鍵を開けるとかまでは出来ないので、「そう言う状態の保護対象者」として扱っているとのお話しです。
なので、自分が5月に車に乗せて病院へ同行することが出来たと言う話しは奇跡に近い出来事だったと再認識するものです。
クマ 「お母さんがそこまで言うなら今日の訪問は中止して日曜の夕方に行くことにしますよ」
母親 「悪いですね・・・ ホント迷惑掛けてごめんなさい」
Aさん自身、今現在は自分で買い物も出来るし宅配ピザを注文することも出来る状態ですが、お母様の言葉では、「私がいなくなったら更に孤立して生きていけなくなる」とのことなのでAさんが独り暮らしを続けるのは反対であるとのことを自分に主張されます。
クマ 「施設とかグループホームに入りたくないって話から進まなくなったんですから、まずは引越して環境変えてみて、やっぱり独り暮らしは無理って思うように誘導して下さいよ」
母親 「私以外にあの子の面倒見る人はいないんだから、私が死んだ後のことが心配なんですよ」
クマ 「市役所だって面倒見てる訳だし、お母さんがいなくなったら逆に何とかしようってなりますよきっと」
母親 「まぁ なるようにしかならないし出来ないのよね・・・ ご迷惑かけますけどお願いします」

ちゃんと年齢を聞いたことは無いのですが、80代後半かと思います。
ご自宅から自転車で片道30分かけてAさんの貸家まで来ていますので、今の時期は猛暑で心配です。
Aさん自身は脳に問題があるとの診断で保護を受けていますが、脳機能に問題がある状態と言っても、自分の意見をハッキリ言える(無言ですが)人だと言う事が全てにおいて遠回りさせる原因でもあるのでしょう。
その点、自分の関わる不動産の世界とは別の奥深い分野ですので、軽い感想は言えないものです。
心にしても脳の機能にしても体の病気にしても、いつか自分や身内の問題になるかも知れません。
と、言うか多くの人は関りが出来ることなるのでしょうから、最後まで対応して学ばせて頂きます。
どうなりますかね・・・
ではまた明日

Aさんのお母様の話を読むと、胸がギューってなります。高齢で離れて暮らして、暑い中手紙を届けるために自転車で通われて…。そしてAさんのことを1番に考えていて。親なら当たり前なのかもしれませんが、このお母様が安心出来る日が早くくると良いです。
今日はメッセージありがとうございました!!
明日もお仕事頑張ってください(*^^*)