PXL_20240917_234750774-EDIT昨日は、和歌山県の高野山に来て宿坊(お寺の宿)に泊まった話しの途中までをブログに書いていました。

行動する時間を大切にしたいと思い、続きモノになってしまいましたが、考えてみれば自分のブログは日記なので終わりのないタイプの続きモノなのでしょう。

で、十五夜お月様の夜に経験したことから書かせて頂きます。




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高野山には奥の院と言う2kmに渡る森の中の墓地群があります。

一番奥は、弘法大師空海様が入定(永遠の瞑想)された御廟があり、名だたる戦国大名や著名人、戦没された人達、企業の物故者等々、20万基の墓が密集している特別な場所です。

そのようなエリアを夜に案内してくれるナイトツァーがあることを見つけて申し込みました。

PXL_20240917_100339486そんな肝試しみたいなツァーに参加する人いるのか?

と、思ったのですが大人気みたいで、集合場所のお寺には60人くらい集まっていました。

「日本語の方はこちらに集合!」
と、言われてイングリッシュの皆様と別れたところ、約20人程度が日本人、推定40人が外国人の皆様でした。





PXL_20240917_101226377ツァーでは高野山で修業されたベテランのガイドさんが懐中電灯一つで奥の院や墓地群に眠っている武将、ムササビの鳴き声等々を解説してくれます。

なので、はぐれなければ安心。










PXL_20240917_115327726山の中を2kmも歩く訳ですので足元に注意しないといけません。

とは言え主要な道には石灯篭があって、真っ暗ではありませんし足元は石畳がバッチリ敷き詰めてあるのでドロドロな道を歩く訳でもありません。







PXL_20240917_102151727.NIGHTちなみに大勢の集団で歩くと雰囲気が壊れるからか、イングリッシュのチームの皆様方とは出発時間に10分以上の時間差を設けていて、ムササビの鳴き声や静かな雰囲気を経験できるようになっていました。









PXL_20240917_103232317-EDIT今時の四角いお墓とは違うお墓の形についても教えてくれました。
五輪塔と言いまして下から「地」「水」三角形の「火」「風」、そして一番上が「空」と解説して頂き勉強になるものです。

その他、井戸の中を覗いて自分の顔が見えない人は・・・
とか、この階段で転ぶと3年以内に・・・





何て言う怪談系の伝説なんかも混ぜてくれて自分的にはかなり満足感が高かったです。


そして、1時間ちょっとかけて最終目的地である奥之院の更に奥にある空海様のいらっしゃる御廟の前で合掌してツァーが終了。

「では、この後はバスにて出発地まで戻りますが、今来た道を歩いて帰る人がいればここでお別れです」

ガイドのお坊さんもバスで帰るとのことなのですが、自分は来た道を歩いて帰ることにしました。

「歩いて帰る方は手をあげて下さい」

と言われて集団の一番前にいた自分は手をあげました。

「ではお一人様以外は全員バスで帰ると言うことですね」

と、言うことで見事に自分一人のナイトツァー開始。


PXL_20240917_114243597日々、5km走っている自分的には2kmの距離なんて苦痛ではありませんが、墓地エリアを灯篭の明かりだけを頼りに歩くなんてのは初体験でした。

多分、ゆっくり歩いていればイングリッシュのチームで歩いて帰る人に追いつかれるだろう何て思っていましたが、これがまた全然来ませんでしたのでバスで帰ったのでしょうね。







PXL_20240917_115041787たまに、自分と同じように一人で歩いている人とすれ違いましたが、生きている人だったのかは不明・・・

何て書くと怖がられてしまいますが、結構外国人さんのカップルとかすれ違いましたので、真夜中で無ければウォーキングコースとして悪く無いと自分は思いました。

ナイトツァーはおススメです。






そして翌日の18日(水)は明るい時間に全く同じコースを歩きました。

明智光秀公明智光秀、織田信長、武田信玄、上杉謙信、豊臣秀吉等々、歴史好きな自分にはたまらない場所でした。












五輪教えて頂いた五輪塔も、明るい時に見ると怖い雰囲気はありません。

よく見ると石に漢字で地とか風とか書いてあるのですね。










PXL_20240918_000935654前日は灯篭の明かりを頼りに歩いていましたが、明るい時間に見ると実に良い道。

こんな感じで2kmに渡り石畳がバッチリなことに感謝です。












阪口祐三郎 翁この石畳を寄進されたり、奥の院の参道整備に私財を投じて頂いたのは阪口裕三郎さんと言う明治時代の人なのだそうです。

ガイドさんが真っ暗な中で説明されていて銅像が不気味に見えましたが、明るい時に見ると全然違って見えます。
歩きやすい道を整備して頂いた素晴らしい功績に感謝です。





自分、6月に恐山に泊まってから幽霊を否定するタイプになってしまったのですが、恐らく幽霊が見える状態は周りの雰囲気に影響されることが大きいのでしょう。

自分の心で作り出して脳の夢を見る機能を使って霊が見えてしまう。

なので、霊感が強い人は確かに見えるのだと思いますが、それが誰にでも共通して見えるものであれば本物なのでしょうけど自分だけしか見えないってところが残念です。

しかしながら、亡くなった人を慕う気持ちや考え方を伝える「心」は間違いなく存在する訳ですので、見える見えないとか気にせず生きている人の「心」も、この世に居ない人の「心」も尊重するべきなのでしょうね。



PXL_20240918_015519837奥の院は、お寺なのに神社の鳥居が多くありました。

神社は人の死を穢れとするのでお墓が無い。

と言うのが自分のイメージですが、奥の院の古いお墓には鳥居があったりします。

何でだろう?





和尚さんの話しと、言うことで奥の院にあるお寺で説法会があったので説法後にお坊さんに質問してみました。

「昔は仏様も神様も同じように敬っていたんですよ」

神仏習合の話しとか短い間で話せる内容では無いと子供に説明する程度に簡単に答えてくれましたが、墓地の鳥居は結界的な魔よけの目的があったのではとも教えて頂きました。





「それより、もうすぐお大師様にお食事が運ばれる時間ですのでぜひ見られた方が良いですよ」


食事弘法大師空海様が未だに瞑想を続けているので、1日に2回ご供所から食事が運ばれるとのこと。

1200年も続いていることに驚きますが、ホントに瞑想を続けているのかも知れませんね・・・

狙ってこの時間に奥の院へ行った訳では無かったので驚きましたが、素晴らしい場面に立ち会えたことに感謝です。






PXL_20240918_040600237-EDITそして、またしても2km歩いて宿坊に戻った後は、護摩行体験。

本日のブログの冒頭の建物が護摩堂になっているのですが、12時に始まって2時間近く続く大声での読経を聴きながら護摩の火を見つめさせて頂きました。







1泊2日の短い高野山体験でしたが、自分的には大変有意義な二日間であったと大師様の導きに感謝しているところです。


さて、本日は午後から全宅管理和歌山県支部様の主催セミナーで語らせて頂きます。

こちらが本来の目的ですので熱く語らせて頂こうと思います!

終わったら終電に間に合うように埼玉に帰ります・・・



ではまた明日


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