つづきモノ復活の古貸家Aさんの件。
昨日も動きがありました。
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今回は今まで引越しを拒み続けてきたAさんからの「引越し先を探して欲しい」との連絡を受けての動きとなっています。
どんな心境の変化があったのか、3日前の電話では詳細に聞き取れなかったのですが、裏付けとして休み明けの昨日朝に市役所の生活保護担当さんとAさんのお母様に状況報告と意見を聞いてみました。
市役所の感想
Aさんのお母様より、裁判所から12月5日に裁判があるので出頭するようにとの通知が来たことで、慌ててグループホームに引越すとの話をしている最中。
アパートに引越す話は出ていなかった。
なので、施設に入って欲しいお母様と一人暮らしがしたいAさんの意見が対立したのでは無いか?
何れにしても、Aさんとは一切話が出来ていない状態なので、電話が掛かってくるなんてのは驚きの展開なのでよろしくお願いします。
お母様の感想
Aには施設かグループホームに入ってもらわないと、私がこの世にいなくなった後が心配。
私の家に同居しても、やがて同じ問題になるので、今回を機会にせめてグループホームに入って欲しいと思っている。
Aが一人暮らしをすることには反対だが、どうしてもと言うなら仕方が無いと思うので、よろしくお願いします。
大家さんの感想
12月5日は裁判所で明け渡しの判決が出る予定なのと、周りの貸家を全て壊した様子を見て心配になったのかと思う。
自分の所有物件に引越してもらって構わないけど、Aさんは二転三転するから期待はしていない。
それでも、Aさんから電話してきたのだから大きな進展なのでクマちゃんよろしくね。
と、言うことで皆さんによろしくお願いされた訳ですが、3日前にAさんから言われたのは「出来るだけ広い部屋を探して欲しい」とのことでした。
無職で部屋探しをするのが難しい中で、生活保護の受給理由によっては審査に通ることがありますが、Aさんの場合はかなり厳しい状況です。
そんな中で、1物件だけ「住宅扶助費の代理納付+身内の保証人」で受け入れてくれる物件を見つけることが出来て、昨日は案内用に鍵を不動産屋さんで借りてきた感じです。
築40年近い物件ですが、Aさんの住んでいる物件よりは新しい・・・
事前に下見してきましたが、大家さんがキープしているワンルームマンションより10平米ほど広いので洗濯機が外置と言うこと以外は不満が無いはずです。
と、言うことで準備万端となったところでAさんに電話。
今回もきちんと出てくれました。

Aさん 「〇〇オーナーは怒っていましたか?」
なぜかAさんは大家さんの事を〇〇(名前)オーナーと言います。
クマ 「ずっと話し合いが出来なくて仕方なく弁護士さんに頼んだんだから怒ってるよ。だけどそんな状態でも心配して部屋をキープしてくれていたんだからありがたい話しなんだよ」
Aさん 「他に広い物件はありましたか?」
クマ 「無職のAさんでも審査してくれるってのが1件だけ見つかった。このあと一緒に見に行ってみようよ」
Aさん 「ちょっと今日の今日は急なので・・・」
クマ 「自分が車で家まで迎えに行くし、その物件まで5分もかからない近さだから暗くならないうちに行ってみよう」
Aさん 「お気持ちはわかります・・・ ちょっと今日は外に出たくないんです」
Aさんなりに丁寧に答えていることは理解出来ますが、お気持ちわかってくれるとは

もう、こんな感じで空振りするのが普通なので驚きもしませんが、自分的には早くこの案件を終わらせるために急かしてしまいます。
クマ 「わかりましたよ、それなら明日にしましょうよ」
Aさん 「明日は予定がありまして・・・」
絶対に予定など無いのに咄嗟に拒絶したのでしょう。
「予定があるのはこっちの方だ!」と言い返しそうになりましたが、Aさんはそう言った面倒くさい場面になると何もかも嫌になって逃げる系の病気なので働けない人になったのでしょう。
ここで詰めてしまうと再度拒絶モードになるかも知れません。
クマ 「そっか・・・予定があるなら仕方ないね。 いつならいいのかな?」
Aさん 「今、ちょっと体調が悪いので12月になってからにしたいです」
クマ 「そう、そうしたらさ、Aさんのお母さんが希望しているグループホームも見学の予約するから12月1日でいいかな?」
Aさん 「グループホームですか・・・ 何かどんなところかわからないので答えられません」
クマ 「見てから決めれば良いんだけど、最近出来たばかりの建物で20部屋もあるし、食事の心配もないってホームページに書いてあるよ」
Aさん 「部屋は広いですか?」
クマ 「ホームページ見ると広そうに見えるし、お母さんも安心するからグループホームも全然ありだと思うよ」

ベットのある個室にプラスしてキレイな共用スペース。
築3年程度の建物で住宅扶助費+生活保護費の中で朝昼晩と食事が出るのだから、全く問題ないでしょう。
Aさん 「わかりました。 12月1日に案内して下さい」
クマ 「裁判所に呼び出されてる状態なんだから早く行先決めた状態にしとかないとね」
Aさん 「裁判所には行きたくないです。 大家さん許してくれますか?」
クマ 「どうだろう、引越しが終わるまでAさんの様子を見てるんだと思うから電話に出ないとか見学に行きたく無いとかは無しにしないとね」
一応、わかりましたとは言われましたが、何で11月ではダメなのか?
風邪ひいてる声には聞こえなかったのですが、普段誰とも会わないAさんには自分と会うだけでなく車に一緒に乗って物件見学すると言うことが人生の一大イベントみたいな出来事なのかも知れません。
12月1日、どうなりますかね・・・
さて、本日は午後から土地の売買契約があります。
いろいろ課題がある状態ですが、ここ数年で一番の高額な契約が出来ることになって良かったです。
ではまた明日

市役所の方、お母様、大家さんみんなから『よろしく』の矢印がクマさんに向かっている状況なのですね。Aさんにはきちんと12/1に出てきて欲しいです。
明日の定休日はリフレッシュしてください(*^^*)