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先月後半「自然死の場合における告知の考え方」についてのアンケートを当ブログにて実施させて頂きました。

まだ3週間程度ですが、220回答を頂きましてありがとうございました。

心よりお礼申し上げます。




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こう言うアンケートは回答項目の設定が難しくて、既定の文字数内に項目を作る難しさが良くわかりました。

ガイドラインでは自然死の場合は原則として告知不要。

賃貸物件の場合は、自然死以外の死亡でも概ね3年経過すれば告知不要。

この発表を国土交通省さんが行って頂いたことで今まで曖昧だった対応方法に裏付けが出来たと自分自身は良かったと思ったのですが、実際にお客さんと対応するスタッフからすると「黙っていることに抵抗がある」と、心情的な部分での葛藤が出てくる訳です。


アンケート
途中経過ではありますが、今のところは自然死の場合でも「告知する」と答えた方が多くなっている結果ですが、「告知はしない」とはっきり答えられている方も結構な件数(54件)いらっしゃいますし、「近隣周知の場合のみ告知」と言う回答の方も「原則は告知しない」と言う回答なのでしょう。




また、今回はアンケート下部のコメント欄に34件ほどのご意見を含めた回答を頂いております。

正直言って皆様、「葛藤」される部分があると言うことと、「いつまでも言い続けるのはおかしい」との気持ちが強いと言うことで、アンケートのように「一つの回答に絞って答える」と言うのは難しいと言うことが伺えました。


「ケースバイケース」、「物件オーナーさんの判断も大きい」、「入居希望者には正直でありたい」、「こんな議論自体答えが出せない」的な感じでご意見の集約が難しいものです。

少なくとも完全なリフォーム(衛生上問題無いが最低限ですが)をしてあれば過去に何があったかなんて言わない方が入居者さんの為だと自分的には思ってしまうのですが、実際に接客していると「隠し事をしている気分になってしまう」のが今回の葛藤の一番の理由かも知れません。

もし、過去の出来事を伝えずに契約して入居した頂いた後に、何らかの理由で入居者さんから苦情を言われた場合、

「ガイドラインの通りに対応しております」

と、言って「それなら仕方ないですね」、なんて言ってくれる相手なら割り切れるかも知れませんが、そのような話の答えは聞いてみないとわからないことなのです。

結局は、「問題無いとされている対応です」と伝えたとしても相手がどう思うかまではコントロール出来ない内心の問題と言うことに行きつくのでしょう。

心の領域や気持ちの問題の部分は人それぞれなので、「こうなんですよ!」的に押し付けるのは紛争になる元です。

なので少なくとも礼儀正しく「こんな仕組みですのでご理解下さい」と丁寧に対応するしか無いのが実情かと思います。

元々ガイドラインは裁判事例を元に作られていると聞いていますし、今後はガイドラインの通りに不告知での裁判事例が増えてくれば更に自信を持って対応することが出来るようになると自分は思っております。

しかしながら、それでも「後ろめたい対応は嫌だ」と言う最前線のスタッフの気持ちもわかりますし、「お宅を信用して部屋を決めた」と言う入居者さんの気持ちもわかります。

結局、答えが見つからない・・・

この問題、ネットやSNSの浸透で隠し事が出来ない世の中になっていることを考えると簡単には結論が出せない課題となるのでしょうね。

と、言うことで途中経過の報告をさせて頂きました。

尚、今回のアンケートを再掲載致しますので、ぜひ個別のコメント欄もご確認頂ければと思います。

今回のアンケートに関しては「告知をするか否かの判断の質問」なので、恐縮ですが仲介・管理業者の方と大家さんからの回答でお願い致します。






ではまた明日


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