「昔は貸す事が出来たのになんでダメなの？」
「ダメじゃ無いんですけど、用途や使い方の問題で限定されてしまうってことですよ」
２３年前に事務所兼店舗のような営業形態の法人に貸して８年前に解約があったアパートの１室について「何とか客付けしてよ」と言われています。
その当時も今と同じ法律だったので適法では無い状態だったのですが、行政から注意を受けたとか無かったのでオーナーさんとしては、「当社が堅いこと言って貸すのを拒んでいる」ように思ってしまったのでしょう。
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物件的には第一種低層住居地域にあるアパートなのですが、元々新築時の設計が共用の食堂があった社員寮の建物でした。平成初期に製造業系の法人さんの持ち掛けで建築協力金方式で建築された後に約定の期間途中で撤退されてしまい３０室以上ある部屋が全空となって困ったオーナーさんからの依頼で居室部分を当社が全室借り上げている形です。
その際に借上げしなかった共用食堂部分は管理室も含めて９０�屬發△覺兇犬如■横廓�前に事務所だか店舗だかわからない形で当時の担当が仲介してテナント物件として賃貸。
以降、１５年に渡って何事も無く貸す事が出来ていたのですが、８年前にそのテナントさんが退去してからは「条件に合致する人に貸すしかない」として
１．住居兼事務所として半分の面積を事務所として住居部分と一緒に借りてもらう
２．完全な住居物件として借りてもらう
の選択肢で貸しに出すことを考えている状態でした。
ここで更に難航した理由は、オーナーさん的には「事務所や店舗は借りた人が内部を造作するべき」とのお考えで改造費用を負担しないとのことだったことと、住居専用に改造する場合は水回り等も含めてのやり直しなので、賃料相場的に採算に合わないとのご判断が大きい感じでした。
と、言うことでグルグル話が回っていましたが、いつまで経っても解決しないことをオーナーさん（８０代後半男性）は不満に思っていらっしゃると思い、昨日解決する案を持ってＮ部長と一緒に訪問してきました。
クマ 「私の考えをまとめてきましたよ」
オーナー 「お金がかかることなら物件も古いし、採算に合わないことはしたく無いですよ」
クマ 「以前からそのようなお話しでしたので、自分で改装費を出すお客さんを探すことになって決まらないってのが実情なんですよ」
オーナー 「そうかも知れないですけど、昔は普通に貸せていたのに何で今はダメなんですか？」
クマ 「こちらも入居者さんに貸す時は適法な状態にして頂くようお願いする訳なんですけど、以前のテナントさんは、そこら辺を意識していない感じで最後まで賃借してくれていた感じだったんですよ」
Ｎ部長 「法律上の問題とか貸した後にトラブルになると借主さんだけでなく貸主さんにも迷惑掛かるので慎重になっているんですよ」
オーナー 「・・・そうですか、でも古いから今さらお金を掛けたくないんですよ」
クマ 「ですよね、このまま放置しておくと出費しないで済みますけど、お金を産まないので損した気分ですよね」
オーナー 「そうですよ、あれだけの広さがあるんだから遊ばせておくのはもったいないよね」
クマ 「そうおっしゃるかと思ったので、今回は当社で〇万円で借上げさせて頂くって話しはいかがでしょうか？」
オーナー 「え・・・〇万円？ ちょっと安い気がするけど自分は何もしなくていいならそれでいいです」
クマ 「うちが借上げる以上はビジネスですから転貸して差益を稼がせて頂きますけど、初期投資する費用とかテナントが決まらないリスクがある訳ですから、お互いのメリットが吊りあうギリギリな金額だと自分は思ってます」
室内に関して当社が賃借人として借りて転貸する、いわゆる特定賃貸借契約（マスターリース）としての契約ですので、建物躯体の雨漏りや電気設備や給排水設備の故障時はオーナー様にご負担頂きます。
貸す為のリニューアル費用を掛けても儲けることができるのか？
・・・
クマ 「もしかしたら大規模なリフォームしないで会社の荷物置場として使うかも知れないです」
オーナー 「そうなの・・・ 何か悪いね」
クマ 「いえいえ、感謝しておりますので」
そんな感じで話がまとまったのですが、結構な広さがあるので、度胸があれば大規模にリニューアルして高い賃料で貸すことが出来るかも知れません。が、駅からの距離やアパートの一部と言う環境なので費用を掛けた分の賃料ＵＰが望めるのかは懐疑的に感じてます。
それなら防犯対策系の改修だけして物置的な第二事務所にしようかな・・・
なんて弱気に思ってますが、どうなりますかね？
ではまた明日
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クマさま。おはようございます。
難しいですね。
でも会社の荷物置き場としてはとても贅沢な広さですね。研修施設や、動画の撮影スタジオになるかも？！
毎日暑い日が続きますが、明日もお仕事頑張ってください！