賃貸管理クレーム日記

2005年より続いている賃貸管理担当者による日記です。 賃貸管理の他に売買、相続案件の対処等々いろいろ経験中。 人間ドラマ連続のブログ記事には同じような状況の方も多くいらっしゃることでしょう。 日記の枠を超えた考えさせられる物語を毎日更新でお届けしています。

滞納関係

特別扱い・・・

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「やっぱり良くないと思うので対応をお任せします」

と、言うことで3年前の案件が復活しました。


自主管理オーナーさんから管理を引継いだ際に結果的に1室だけ管理しなくて良いとされていた案件です。


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今のオーナーさんは相続で引き継いだのですが、1人滞納者がいたので当社の方で管理変更&滞納金のお知らせをしたところ、完全に無視をする状態。
しっかりした対応をする必要があるのでオーナーさんと相談したところ、「強い対応は望んでいない」とのことでしたので当社としてもその部屋だけ管理出来ない状態になったのでした。

長い居住年数の入居者なので以前の亡くなったオーナーさんとの時代の関係性とかあったのでしょう。
改善が見られなければ明け渡し訴訟をするべきと説明したことが不安になったのかも知れません。

他の不動産会社が客付けした平成初期からの入居者さんなので保証会社未利用で、更に連帯保証人は既に亡くなっている状態です。
なので、自分的には話し合いで済む段階では無いと判断したのでそのように伝えたのですが・・・

で、少し前に「滞納が今でも続いているので正常化したい」との流れになった感じです。

その後、何度も入居者へ呼び出しを掛けていましたが、無視が続き唯一効き目があったのが「安否確認の予告」でした。

置手紙と携帯番号へのショートメッセージで「連絡頂けない場合、室内で倒れていると判断して警察官と入室します」との文言には大抵の場合反応するものです。

以後は極力優し目に「会社に来て頂いて今後の打ち合わせをしましょう」とのやり取りを繰り返し、体調不良等々の引き延ばしがありましたが、昨日初対面となりました。

ちょっと今時のご時世なので文章的にボカシを入れさせて頂きます。


50代の女性入居者さんなのですが、既にドアポストから部屋が見えて汚部屋であることが判明しています。

恐らくはそのことが理由で引越しが出来ないタイプと想像がついたので、「まずはゴミの撤去代が50万円くらいかかるのでその費用を用意するように」との話から入りました。

本来であれば滞納賃料を払って部屋を明け渡せとの話しをするところなのですが、大量に残置されたゴミや動産を処分するのは法的にも物理的にも大きな問題となりますので、現実的な対応を提案した訳です。

5271滞納者本人は働いていていますし車も運転している訳ですので、全然収入が無いとは思えません。

一応、時効をストップさせるための確認書に署名してもらえたので、全然手応えはありませんが初回対応は完了。





ゴミ撤去業者への作業依頼を6月末までにするのが次の段階ですので1ヶ月後に再度対応する予定です。

と、同時に明け渡し訴訟もオーナーさんと打ち合わせる予定なのですが、費用対効果の点で判断することになりそうです。

ほんとはいろいろ書きたいところなのですが、ボカシ書きでスミマセン。






ではまた明日


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記憶できる臭い・・・

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323少し前に保証会社が滞納者と交渉して訴訟を行わずに退去した部屋があります。
ここ最近は保証会社利用を徹底しているお陰で督促活動をアウトソーシング出来て助かっていますが、入居者は滞納しているだけでなくネコちゃんを無断飼育していたそうです。

これがまた一定額まではリフォーム費用が出たのですが全額とは行かず・・・






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既に次の入居が決まったのが不幸中の幸いなのですが、この滞納者を数年前に客付けした営業課N課長によると「臭いが消えない」&「建具等についた細かい傷が気になる」とのことで獣臭(けものしゅう)を除去する作業と細かい傷の修理を自ら行っていました。

既に壁紙や床を張り替えているので、逆に元々の建具の一部や枠の部分の傷が目立ってしまった感じ・・・

細かいことが気になるN課長としては休みの日もオゾン脱臭機を出動させてこの部屋の修復にかかりっ切りの状態で対応していました。

自分的には獣臭にしても死亡案件の現場にしても強烈な臭いは脳が覚えてしまい、少しでもその臭いがする雰囲気になると思い出すものだと感じます。

なので、今回の部屋に行った事が無い自分が今の状態で部屋に行けば臭いが消えているかわかるはずですので、N課長が作業中に行ってみました。

クマ 「この部屋さ、塗料の臭いが凄くてネコの臭いなんて消えてるよ」

N課長 「これね、建具の傷隠し用の塗料で若干シンナー系の臭いがするんだよ」

クマ 「若干て感じじゃないよ、良く換気しないと脳がヤバいって」



何かN課長の感覚が麻痺しているような・・・


そんな感じで獣臭が一番酷いと言う個所に関しても自分には全く感じないくらいの状況であると思えました。


今回は通常のリフォームより過剰に費用が掛かった訳で、その過剰な部分をN課長の肉体労働でカバーした形になっています。

保証会社は滞納分+保証会社が規定している範囲まで費用保証をしてくれますが、ちょうどN課長の肉体労働の部分が保証されない部分となっている感じです。

この費用は会社として退去した元入居者に請求するつもりなのですが、賃料の滞納分も払っていない状態の人から回収するのはかなりの根気がいることでしょうね・・・


3232上の写真を元にチャッピー(Chat GPT)にイラストを描いてもらいましたが、何か実に良い雰囲気の絵が出てきました。

マキタの工具入れが強調されていてリフォーム現場の雰囲気が上品に醸し出されています。

ここ最近、チャッピーが自分の言うことを結構聞いてくれるようになった気がしてますが、中身が進化しているのでしょうね。

ブログやセミナー資料の作成に大変役立っています。







ではまた明日


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諸々経過報告です。

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あの件どうなった?

と、聞かれる前に報告する。

終わっていないのはわかるけど、経過報告をしておかないといけません。

これは管理物件のオーナーさん、会社の上司、家の奥さん等、いろいろな場合における基本でもあるのでしょう・・・


と、言うことで今回はブログ読者の皆様へ、最近取り掛かっていて終わっていない案件についてご報告します。




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�仝殿濂�Aさん(50代男性)の件

5d2afd0f「知らねぇよ!」を繰り返して明け渡しを拒んでいるところまでは詳細に報告していましたが、以降はオーナーさんが頼んだ都内の弁護士先生による法的手続きを行うということで、自分は手離れしていました。

だいぶ時間が経ちましたが、郵送物を一切受け取らないことで先週弁護士先生とオーナーさんがAさん宅を訪問。

自分はちょうどその日青森に出張していたので立ち合いが出来ず、オーナーさんからの報告を聞かせて頂きました。




オーナー 「外から呼びかけても無反応なので本当に生きているのか確認したいってことで安否確認で鍵を開けたんだよ」

クマ 「相変わらずな感じですけど、そう言えば以前は弁護士連れて来いとか言ってたから話が出来たとか?」

オーナー 「それがさ、部屋の奥で大声で帰れとか知らねぇよを連発な感じだったんだ」

クマ 「望み通り弁護士さんが来たのに相変わらず何やってもダメなんですね」



結局は「確かにAさんが住んでいるのに書面を受け取らない状態」との確認が出来たと言う事で粛々と裁判手続きを進めることになったそうです。

しかしながら、ホントに強制執行までやると費用も掛かるし、行き先が無いとか判断されるのも怖いので明け渡しの判決が出た段階で「最後のチャンス」と言うことで作戦を仕掛ける予定となりました。

その最後のチャンス作戦には自分も協力させて頂くことになっています。


これが古貸家Aさんの進捗状況です。


�■横闇�近く前の当社との管理委託契約時に説明が不足していたことから紛争ぼっ発した戸建オーナー様との件。

9cf4ad50こちらは中身を詳しく書いていませんでしたが、簡潔に言うと「管理委託契約当時に定期借家契約の説明が無かったので自宅を取り返せない」と言うトラブルで、借主が滞納を始めたことで明け渡しを求める口実となったことで対応していた感じです。

定期借家制度は平成12年に施行されていますので、20年前だと更に定期借家制度のことが話題となっていて認識されている時期でしたので説明しないことなどあり得ない・・・





自分が担当したオーナーさんで無いのでわかりませんが、当社の場合各種の説明を受けた旨チェックリストにサイン頂くシステムとなっているのに、その書面自体が無くて言った言わない状態になって、自分的には「オーナーさんが聞いていないと言うなら当社の説明が不足していたのでしょう」と言う感じでお詫びして対応をしていた状態です。

これがまた、今と違い保証会社を付けないで個人の連帯保証人がついている契約になっていることも当社の責任だと言われてしまっていたところで借主が家賃の遅延を繰り返した末に滞納が始まってくれたのです。

「これで自宅を返してもらうことに実現性が出て来た」

と、自分は思って明け渡し訴訟を行う準備を顧問の弁護士先生としていたところ、借主側から数か月先の賃料まで前払いする形で滞納が解消されました。

そして2時間半もいろいろ語らせて頂いて、「結構な賃料を産んでいる優秀な収益物件なのだから自然に退去するの待った方がお得かと思う」と、見る角度を変える状態にもなっています。

結局、来年の更新拒絶は予定通りする(更新しない)と借主に伝えたところ、「わかりました」と言われていますので上手に終わるような可能性も出て来たと思っています。


�D仰拘�滞納者の件

8419e1f9自主管理大家さんの物件で相続による管理受託があり、そのうちの1室に滞納者がいたので適正化しようと取り組んだところ、「こちらの部屋は管理しなくて結構」と言われていたのですが、やはり適正化したいとのことで対応することになった案件です。

安否確認するとのショートメッセージに反応してきたので、「当社で打ち合わせをしましょう」と優しく返答したのに無視が続いているので、ショートメッセージによる打ち合わせ依頼を繰り返している状態です。





こちらは年内に終わらせたいと思っていますが、ご自宅敷地内にあるアパートと言う事もあり、「揉め事は嫌だ」とのお気持ちが強いオーナーさんなので丁寧に対応しているところです。


と、言う感じでの進捗報告でした。



さて本日は午前中に重たい案件勃発で遠方にあるオーナーさん宅へ訪問してきます。

この仕事、平和な時が無いってのが普通の状態なのでしょうかね・・・




ではまた明日


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誰が悪い?




ここ数年、滞納関係での案件が少なくなっていますが、保証会社の利用を徹底していることで訴訟までお任せな感じだからなのでしょう。

それでも年に数件保証会社から「訴訟に取り掛かる」との連絡と必要書類の依頼がありますので、滞納が無くなっている訳ではないのでしょうね・・・




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そんな中でも古くからの入居者さんの中には個人保証人の契約が残っている場合があります。

滞納しない人がほとんどなのですが、保証人である親御さんが高齢で亡くなった等、更新契約の度に保証会社へ切り替えてもらっているパターンが多いです。

稀な話しですが、戸建貸家等で長期にお住まいになられている借主さんの中には、会社を辞めて無職となったり自営業となったりして保証会社の審査に通らず旧来の個人保証人からの切り替えが出来ないでいる状態で滞納が始まることがあります。


今回は、そのパターンでの話しなのですが、入金遅延を繰り返したことで当社の管理課がしつこく対応していました。

あまりにも遅延を繰り返したとのことで、貸主さんが怒ってしまい「社長と話がしたい」となって自分にバトンタッチ。

直後に借主さんを当社へ呼んで事情確認と言う形で警告をしたのが8月でした。


遅延の事情的にはコロナ以降に仕事が減ってしまったとのこと・・・


市内でも高い賃料の戸建てなので、引越しするのが妥当であると伝えて退去を促しましたが、引越しするにも次の物件の入居審査が通過しない状態でもあるのでしょう。


bf2f39daそんな感じでしたので、貸主さんの意向は「遅延が多すぎるし、滞納が本格化する前に退去して欲しい」とのことで、次回の更新(来年の5月)には更新しない旨の通知を出して様子見をすることにしていました。

これがまた、定期借家では無い普通賃貸借の契約なので更新拒絶は簡単では無いのですが、遅延の多さのストレスで明け渡しに応じて欲しいと言うのも理解できる貸主さんの要求です。






クマ 「明確に滞納状態が続けば明け渡し訴訟やって判決もらえると思いますけど今だと微妙です」

貸主 「30回近く遅延を繰り返しているんだから滞納と変わらないよ! 出てってもらって欲しい」

クマ 「そう言う気持ちを伝えることは出来ますけど、実現できるかは借主さん次第ですね」

貸主 「何でそうなるかな・・・ お宅も借主の味方をするんじゃなくて何とかしてよ」

クマ 「滞納者の味方なんてしませんけど、残念ながら契約違反だからと言って引っ張り出せる訳でも無いんですよ」



このオーナーさんは、元自宅の戸建を貸されている単発の大家さんです。

賃貸経営的な目線を持った大家さんよりも一般の人的な感覚が強いので、「更新の期限が来たら契約終わり」とか「一度でも滞納したら契約解除できると契約書に書いてある」と言うことを本気で主張される感じです。

クマ 「確かに契約書上はそうなっていますけど、借主が明け渡しを拒んだとしたら法的手続きをしないといけないのが現実なんですよ」

貸主 「それはお宅の作った契約書が悪いってことでしょ! 何とか追い出して下さいよ」

クマ 「いやいや、簡単に言うと賃貸借契約書は当事者間の取り決めなので厳しめに書いておくものなんですけど、追い出しを強制する力までは無いってことですよ」

貸主 「じゃぁ どうすれば良いんですか? 泣き寝入りしろってのは嫌だから」

クマ 「まずは、更新しないって言う要望を伝えて相手に納得してもらうのが一番で、無理なら平行線になる訳なので家賃を払っている以上は引っ張りだせないんですよ」

この話をジックリさせて頂き、「大変ムカつくけど仕方ない」とのことになったのですが、明け渡しを拒む借主には明け渡し訴訟で判決をもらって出て行ってもらうか、それでも退去しなければ強制執行で明け渡しを実現するしか無い訳です。

貸主 「本格的に滞納してくれた方が契約解除するには好都合なんだね」

クマ 「そうですね。 ストレス溜まりますが信頼関係が破綻したって証明は滞納が一番わかりやすいです」



と、言っていたのですが、その後見事に滞納開始

結局のところ10月分を入れて3ヶ月となりました。

今回の件、訴訟を前提とする対応となりそうなので、最初から弁護士先生に関わって頂くことにして昨日貸主さんを連れて先生の事務所で打ち合わせ。

一昔前は自分も法的対応の支援をしていましたが、最近は滞納者側に管理会社の行動を指摘されるとか(余計なヒントは書きません)揚げ足取りの材料になってしまうことを警戒しています。

とは言え、弁護士先生が動くと費用が掛かりますので、貸主側の「家を取り返したい気持ちと費用対効果の判断」で対応していくことになるでしょう。

理想は、弁護士先生からの内容証明程度で退去に向けて動き出してくれることなのですが、どうなりますでしょうかね。


ほんと保証会社のありがたさを実感する物語の始まりです・・・



本日は朝からリース会社の来客があり、10分で終わると思ったら1時間以上の長い話となってしまいました。

そんな感じでブログUPが遅れてしまいましたよ。



ではまた明日


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あやちゃん先生と対談させて頂きました。
Profile
クマ
不動産販売会社で7年間マンション・一戸建販売を経験。
その後、賃貸管理が中心の不動産会社にて10年間クレーム対処担当者として経験を積みました。
平成18年10月16日より株式会社シーエフネッツに転職。
平成18年12月1日〜平成19年5月31日まで株式会社月極倶楽部に勤務してサブリース・マンスリーマンション運営業務を行う。
平成19年6月1日〜8月31日まで。
オーナーズエージェントオペレーションセンターにて全国区でクレーム受付業務を行う。
平成19年9月1日よりシーエフネッツ本店勤務
プロパティマネジメント事業部元マネージャー
平成21年12月1日より埼玉県久喜市シーエフネッツ加盟店ベルデホーム株式会社 勤務
令和5年4月 代表取締役就任
(保有資格)
特定行政書士 
全米不動産管理協会認定
CPM(不動産経営管理士)
マンション管理士
公認 不動産コンサルティングマスター
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者試験合格(未更新)
上級相続支援コンサルタント
相続対策専門士
2級FP技能士・AFP
第四級アマチュア無線技士
第三級陸上特殊無線技士
第二種電気工事士
二等無人航空機操縦士

IREM JAPAN 会員
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員

本名:熊切伸英


取材履歴
(平成20年11月)
フジテレビ カスペ「お客様は王様かよ」に「賃貸クレーム担当者密着」で約17分出演。
(平成21年2月)
テレビ朝日 「スーパーモーニング」に「クレーム担当者密着」で約13分出演
(平成21年4月)
テレビ朝日 「スーパーモーニング」に上下階騒音トラブルのインタビュー出演
(平成21年5月)
テレビ朝日 「スーパーJチャンネル」「薄型テレビ購入者密着取材」で約5分間出演
(平成22年2月)
日本テレビ 「NEWSリアルタイム」「クレーム担当者密着」で約15分間出演

出版関係

平成22年4月から平成23年3月まで「月刊満室経営新聞」連載
平成22年10月「助けてクマさん!賃貸トラブル即応マニュアル」出版
平成23年5月より平成24年5月まで「週刊住宅」連載
平成30年2月「帰ってきた 助けてクマさん!賃貸トラブル即応マニュアル」出版
連絡先
kumakiri324@gmail.com