「人の出生から死亡に至るまでの親族関係を登録公証するもので,日本国民について編製され,日本国籍をも公証する唯一の制度です」
法務省の戸籍とは何か解説してあるHPの一文なのですが、よく見ると句読点の読点が「、(テン)」では無く「,(コンマ)」になっていることに気がつきます。
そこら辺、昔からのお役所の伝統みたいなものがあるようで、最近になってから文化庁のHPに「公用文書の考え方」についてと言う建議書が出されていました。
建議って言葉自体歴史を感じますね・・・
人気ブログランキング←クリックして頂けると票が入る仕組みです。
更新の励みになりますので1日1回で良いのでよろしくお願い致します!
昨日は、遺産分割協議書を作成するにあたり、まずは法定相続情報の法務局への手続きをしようと思って、依頼主さん宅を訪問してきました。
被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの事を戸籍により確認しますが、ご年齢が上がるほど昔の戸籍が必要となります。
これがまた、手書きの時代の戸籍は日本語の筆記体なのか手が震えて書いていたのか解読するのが大変だったりします。
数年前に別案件で「自分以外に相続人はいません」との売主さんの言葉を信じて土地の売買契約をした後に放置状態だった相続登記を準備してたら売主さんのお父様に離婚歴があり、お子さん(売主さんの母親違いの姉)がいることがわかったと言う案件がありました。
この時も、筆記体の戸籍だったのですが、売主さんもショックで、自分と二人で新発見したお姉さんに会いに行ったところ、成年後見人をつけないとダメな状態と判明。
買主業者の社長さんにお詫びして売買契約を白紙解約して頂きました。
そして約1年後に同じ業者さんに同じ金額で売却が出来て解決した案件となった感じです。
と、そんな例え話をすると、法定相続人が誰なのかを調べる理由をバッチリ理解して頂けるものなので、自分自身も良い経験を積ませて頂いたと感謝しています。
戸籍には、父親と母親の名前が書いてあり、生年月日、婚姻日、配偶者の名前が書いてあり、最後は死亡日と死亡地が記載されます。
公的な機関が人生の節目を記録している訳なのですね。
死亡地がご自宅から離れた市だったので、聞いてみたところ、施設にいらっしゃったとのこと。
今回は奥様を亡くされたご主人様が依頼人なのですが、ほんと、どんな方にも物語があるもので他人様のこととは言え、聞き入ってしまうものです。
そう言う話になると自分が前から気になっている歴史まとめの仕事がしたくなるものですが、何れにしても亡くなった後になってはご本人様からの話が聞けない訳です。
今後、今の仕事と絡めてやってみようと思いました。
さて、本日は午前中にIT会社の方が来社されます。
当社の社有物件のうち1Kタイプと3DKタイプが空いてしまったので、スマートホーム化出来るのか検証と見積もりをして頂く予定です。
そして夕方からは居住用の売買物件のご案内をしてきます。
で、夜は大河ドラマの日ですので密度濃く仕事を終わらせようと思います!
ではまた明日