7月30日を最後に仕事が忙しくなって気分的に行けなかった山登り。とうとう禁断症状がピークになった感じで昨日(11月5日)日本百名山の一座、福島県の磐梯山(ばんだいさん)へ行ってきました。
朝の4時に起きてブログ書いてから出発。
高速のインターから登山口まで40分程度なので行きやすい山だと思います。山の麓では紅葉が良い感じで、ところどころ車を停めて写真撮ったりしたので1時間くらいかかりましたが。
ススキと猪苗代湖。大きな湖が見える風景は富士山を思い出します。
日本で4番目に広い湖とのことで、富士山と似た雰囲気ですが何れも火山が作り出した景色なのでしょうね。
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午前8時40分に登山開始。天気も快晴で風も無いので、絶好の登山日和。
この段階ではそのように思っていたのですが・・・
歩き初めて2分の場所でコケました・・・一応、GoProのカメラで撮影していてコケた様子が動画で残っているのですが、歩き初めに時計に表示されている設定をいじっていてぬかるみに足を取られた感じです。
この段階で気がつきましたが、多分夜間に落ち葉の上の水分が凍って日中の気温で溶けて地面がドロドロになっているのでしょう。膝の皿を打って痛かったのですが、一時的なものだったので登山再開。
登りだして20分程度で中の湯に到着。1990年代までは温泉宿があったみたいですが、現在は見事な廃墟となっています。
温泉特有の硫黄の臭いが凄いので観光地気分になれますが、休憩所にもなっていないのが残念です。
磐梯山から見ると猪苗代湖は南の方角に位置するので南向きのコースを通ると猪苗代湖が良く見えます。この時間帯は湖の上に霧が出ていた感じなのでしょう。
なかなか良い雰囲気でした。
が・・・北側の陽当りの悪い道にはアイスバーン状の雪がありました。
当然ながら泥よりも滑ります

もしかして引き返すべき状況?
登り始めて100分程度だったので体力的には大丈夫だけど更に標高が上がるとヤバいかも。山頂に行く手前に小屋があるので、そこまで行って判断しよう。
と、思って進みましたが、やはり登山道の陽当り具合で思いっきり雪がある感じは変りませんでした。
結局、山頂の手前にある弘法清水小屋まで頑張ってみることにして10時半頃に到着。小屋の周りでは登山者がカップラーメン食べたりして休憩していました。
多分、山頂まで登り終わって下りて来て休憩している人と、これから登る人なのしょう。自分の隣で休憩していた人が話している内容が山頂に行くか辞めるかの話しでした。
「軽アイゼン持って来て無いから俺はここまでにしておく」
アイゼンとは登山靴の裏に付けるスパイクなのですが、もう少し簡易な軽アイゼンと言う車で言う金属チェーンみたいな道具があります。
※(追記)チェーンスパイクとかスノースパイクと言うらしいです。
Amazonで見ると3000円もしないので買っておけばよかった・・・
自分の履いている靴は2年前に富士山を登る為に買った靴で数々の山で活躍してくれましたが、雪に強い訳もなく諦めるのが正しい選択なのでしょう。と、弘法大師空海様が沸き出させたありがたい水を飲もうかと思たのですが、寒すぎて写真撮るだけにしておきました。
弘法清水小屋から山頂までは20分くらいの急登です。時間にして1分くらい登ってみましたが、これがまた結構な雪が残っています・・・
「残念だけど諦めよう」と、思い弘法清水小屋に下りようと思ったところ、5人組の団体が下から登ってきました。
これがまた、全員アイゼン無しで登っています。
「大丈夫なんですか?」と聞こうと思ったのですが、「そんなの自分で判断しろ」と言われるだろうと思って聞けず。
小屋まで戻って山頂から降りてくる人の足元を見ていたところ、だいたい半数は軽アイゼンありで半数が無し。
ここまで葛藤すると思っていませんでしたが、自分と同じくらいの年齢のオジサンがアイゼン無しで登り出したのを見て自分も登ることにしました。
そして11時ちょっとすぎに山頂に立つことが出来ました。山頂は陽当りが良いせいか、雪がちょっとしか無かった感じです。
ちなみにこの1816mの標識の上に本当の山頂があります。
相変わらず動画の編集が出来なくて申し訳ありませんが、山頂の様子を動画撮影してきました。遠くまで見晴らしが良かったので最高の天気だったのでしょう。
自分にしては珍しく山頂に40分もいました。全方向見晴らしが良いので向きを変えて座りながら景色を眺めていた感じです。
当然ながら山頂まで行って終わりではなく下山しないといけません。トレッキングポール2本と自分の足で4つ足歩行。
登りがあれば下りがある。
今回は凍った場所を歩くとどうなるのか身に染みてわかりました。
もう二度と雪のある時期に山に行かないか、アイゼンを購入するかのどちらかでしょう。
今回、自分なりに考えることの多い山行だったと感じています。
1人で登るタイプなので自分の心に問いかける時間となった訳です。
山登りは自分にとっての修行と冒険と気分転換。
今の段階ではそのような認識となりましたよ。
今回、緊張が続いて食欲が無かった感じで山頂ではお昼ご飯を食べなかったのですが、無事に下山した途端にお腹が空きました。道の駅に行って猪苗代名産のお蕎麦を食べよう。
と、思って道の駅猪苗代へ
先ほどまで山頂にいた磐梯山を麓から眺めるってもの良いものです。
「ごめんなさい、お蕎麦は全部売り切れなんですよ」
とのことで、残念ながらお蕎麦は食べられなかったのですが、ジオカツカレーを注文
ジオって何?と思って注文してみたのですがこれがまた、磐梯山の旗が付いていて登山記念にピッタリのカレーでしたよ。今、ネットで調べてわかりましたが、磐梯山は見る角度によって形状が異なるので、磐梯山の見えるエリアで表現しているとのこと。
美味しかったです。
と、言うことで、自分的には得るものがあった磐梯山でした。7月の四阿山で日本百名山12座目でしたので、今回の磐梯山で13座となりました。
今年は登り納めって感じですかね。
ではまた明日



















































